1988年に運行を始めてから27年、北斗星の最後の運行です。昨日の午後4時20分に上野駅を出発、
札幌駅に向かって室蘭市崎守駅を通過する寝台特急「北斗星」の雄姿です。
寝台特別急行・ブルートレインは、1956年に東京-博多間で運行を開始した「あさかぜ」が先駆けです。
今日の「北斗星」のラストランで、約60年間に渡るブルートレインの歴史に幕が閉じます。
北斗星のヘッドマークが誇らしげに見える。車両を重連で牽引するDD51形ディーゼル機関です。
6号車には、「ロビーカー」のロゴマーク。「ロビーカー」は、乗客のくつろぎのスペース車両です。
終点の札幌駅を目指して疾走する北斗星。上野~札幌まで全行程は約1200km、所要時間は16~17
時間。残す走行距離は150kmほど、11時過ぎには終着駅の札幌に到着です。
撮影に利用した駅は、室蘭市の西端に位置する崎守駅(無人)です。この駅の主な利用者は朝夕、
近隣の街の高校に通う学生たちです。
ホームの脇の藪で花を咲かせる秋の七草の葛と、たわわに実を付けたヤマブドウです。
撮影直前にホームを通過する、貨物ディーゼル(DF200形)機関車。愛称では’レッドベア’と呼ばれる、
道内の貨物輸送の主役機関車です。