栃木県の観光名所に、ハイクオリティーな塩ラーメンを扱うお店がある
【めん屋 ききょう】
~ ききょう.Story。~
日光江戸村の近くで居酒屋を経営していたというご主人。そこで提供していたラーメンが評判を呼び、本格的にラーメン道を目指します。奥さんは“和”の経験を生かし、栃木軍鶏を使ったスープをさらに研究し、そのスープが活きるようにと、息子さんは数十種類ある塩の中からモンゴル岩塩を見つけ出しました。大工の経歴を持つご主人は、設計から資材の調達まで自らが手掛けるというスゴ腕ぶりで、ラーメンのみならず、お店までもが完全手造りというこだわりよう。妥協なき真摯な態度と、飽く無き向上心で、現在もラーメンは進化し続けている。
店の雰囲気
店内外ともに、木をふんだんに使ったお店は、木の心地良さや香りを楽しみながら食事ができる安らぎ空間。豪華な看板等もすべてご主人の手造りというのだから驚きですその中でひときわ目立つ岩塩のかたまり威風堂々たる姿でレジ横を陣取っています
客席はカウンター席、テーブル席、小上がり席が用意され、広々とした間取りは家族連れには最適です
一問一答
Q.店名の由来は?
A.私の家の家紋が“桔梗”なんです。桔梗という花は神々しいと思いませんか?だから迷わず“ききょう”と決めました。
Q.ラーメンを作る上で一番こだわっているところは?
A.麺の茹で加減かな。麺は生き物だから、毎朝その状態を確認してから茹で時間を決めています。お客さんに一番おいしいと思ってもらえる状態で提供したいからね。
Q.店主にとってラーメンとは?
A.子供から大人まで笑顔で食べられる物だと思います。お客さんの笑顔が一番の励みになるからね。
Q.将来の展望は?
A.今あるラーメンの味をさらに高めていきたいと思っています。常に勉強の日々ですよ。
Q.好きなラーメン店は?
A.そんなに食べ歩かないので、これという店はないですね。
Q.店主がオススメするメニューは?
A.ネギの甘みを感じる塩ネギラーメンだよお客さんは皆これが旨いっていうんだよね。
ではその自慢の塩ネギラーメンを作っていただきましょう
調理の様子
ピカピカに磨かれた厨房で調理開始ですまずは麺を投入。タイマーなどは存在せず、ご主人の匙加減で茹で時間が決まりますその間に丼はミネラルたっぷりのモンゴル岩塩が入れられ、透明度のある琥珀色のスープが注がれます
振りざるで湯切りされた麺を丼に入れると、動き始めた奥さん。チャーシューや山くらげなどをトッピングした後、葱をサッと油通ししてから中央へ。息もぴったり長年積み上げてきたキャリアが全てを物語っていました
塩ねぎラーメン〔700円〕
麺の特徴
艶のある麺は、喉越しのよい多加水中太縮れ麺。不規則な縮れがより一層スープを持ち上げ、一体感を奏でる。
スープの特徴
栃木軍鶏をベースに、豚や和だしを合わせたスープは、鶏を前面に押し出すも、透明度が高く適度なこってり感を保ち、雑味を感じることのないストレートな味わい。
トッピングの特徴
ブランド豚を使用したチャーシューは、上品な質感で肉の旨みをしっかりと感じる極上品。ネギは農家に直接依頼して作ってもらった品。食感を残す程度に油通しすることで、ネギの甘みが増す。山クラゲのコリコリの食感もまたたまらない。
お客様へのメッセージ
すぐ近くは、鬼怒川温泉など観光名所でもあるので、旅のついでにでも寄っていただければ幸いです。
店舗Data
住:日光市倉ヶ崎新田212-16
休:木曜日
営:11:30-14:30/17:30-20:00
他:店内禁煙
修:独学
開:2002年12月
他メニュー
塩ラーメン 塩チャーシューめん 塩ねぎチャーシューめん
醤油ラーメン 醤油ねぎラーメン 醤油チャーシューめん
味噌ラーメン 味噌ねぎラーメン 味噌ねぎチャーシューめん
塩つけめん 醤油つけめん 味噌つけめん
ぎょうざ チャーハン など
※ききょうさん取材協力ありがとうございました。