

ラーメンの可能性を広げようと情熱あふれる姿勢が、多くのファンを引きつけている店がある






~ まつ.Story。~
前職では洋食の調理に携わっていたという松島さん。15年ものキャリアの中で様々な食材を使って料理を作って来ましたが、若い頃からの夢は、地元でもある両毛地区の食材にこだわったお店を持つこと。しかしふと気づくと、夢と現実の間で足踏みして身動きがとれなくなっている自分に気が付きます。夢を現実にするため自ら行動を起こし、両毛地区の食材について真剣に調べてみると、小麦の栽培が盛んだということを知ります。そこから辿り着いたのが「ラーメン」。「庶民の食べ物」という言葉どおり、庶民に愛され続ける味を追求しつつ、できる限り自家生産物を活用する自給自足スタイルで、松島ブランドを確立しようと努めています。

場所は足利駅の目の前。店内に入ると、定番メニュー以外の「本日のおすすめボード」があるので要チェック

そしてこのサインは「U字工事さん」




奥行きのある店内はカウンター席、テーブル席に別れており、お一人様でも気軽に立ち寄れる環境。カウンター越しには、てきぱきと仕事をこなす店主の姿を見ることができます





Q.店名の由来は?
A.名前から一文字とって「松」と名付けました。
Q.ラーメンを作る上で一番こだわっているところは?
A.澄み渡るような透明感のあるスープを作り出す事に気を遣いますね。
Q.店主にとってラーメンとは?
A.苦しみも楽しみも喜びも一緒に分かち合えるものだと思います。
Q.将来の展望は?
A.完全自家製とは言わないまでも、店内自給率を上げるのが夢です。米は今年から作り始めましたし、今秋からは小麦にも挑戦する予定です

Q.好きなラーメン店は?
A.『一楽さん』です。味、ラーメンに対する考えなど、すべてが勉強になります

Q.店主がオススメするメニューは?
A.「塩ラーメン」の細麺です。
ではその自慢の塩ラーメンを作っていただきましょう


カットしたチャーシューは専用の炙り機で香ばしく焼き上げ、動物系と魚介系のスープは注文が入ってから塩ダレと共に小鍋で合わせる。タイミングを見て麺を茹で始め、



沸いたスープを丼に注ぎ、麺を入れ、トッピングを加えて、






塩ラーメン〔600円〕

細麺は口当たりが優しくソフトだが、噛み締めると小気味良くコリコリとする芯が存在し、後半までしっかりと持続。滑らかな細麺ながらも噛み砕く食感を十分に楽しめる上、カンスイ臭もほとんど感じられない。

鶏ガラ、丸鶏、豚足等を煮込んだ動物系スープと、本枯れ節や鯖節等の魚介系スープを注文が入ってから合わせるWスープ形式。金色色の透明感のあるスープは、塩ダレの輪郭がきれいに出ていて、程よい魚介の風味が漂う見た目通りの整ったクリアな旨味がある。

直前に炙った肩ロースのチャーシューは香り豊かで、半熟加減が絶妙な煮玉子、メンマはスープが主役と云わんばかりに大人しめの味付け、小高く盛ったネギの上にはミツバの緑が映える





肉ごはん〔350円(ランチタイムは200円)〕
※ただし麺メニューを注文された方のみ

部位は塩ラーメンとは異なるバラ肉を使用。炙られることにより適度な油脂感と醤油の焦げた香りがプラスされ、より美味しく食べることができる。特にランチタイムはラーメンのお供として欠かせない存在


季節に沿った限定系のメニューにも挑戦していこうと思っていますので、足利にお越しの際はぜひお立ち寄りください。お待ちしています。


休:月曜日
営:11:30-14:30/17:30-22:00
他:昼のみ禁煙
修:独学(元フレンチ)
開:2008年7月
他メニュー






※松さん取材協力ありがとうございました。
