スゴ腕店主.Story。

ラーメン屋さんの情報満載。スゴ腕といわれる店主のお店をレポートしています。

【らーめん 武行】

2010年09月08日 | 鹿沼市


最大のこだわりは超濃度、そして超粘度。このコンセプトを追い続けいてる店がある

その名は
らーめん 武行】
いったい、どんなスゴ腕店主なのでしょうか

~ ぶぎょう.Story。~
出会いは中学生の頃にさかのぼります。たまたま訪れた中華屋さんの味に惚れ込み、飲食店への道を模索しはじめます。それを確信に変えた出来事が、18歳の頃にバイト先で出会った「一風堂の河原さん」の人生観。その一つ一つの話が、当時の豊田さんにとってとても興味深く、勉強になったそうです。その河原さんに一歩でも近づきたいという純粋な憧れが、漠然としていた「飲食店」という夢を「ラーメン店」へと導いたのです。そこから県内の人気ラーメン店を食べ歩き、ラーメンの更なる魅力と奥深さを発見した彼は、25歳で夢を実現。しかし、現実は思い描いていたよりも厳しく、オープン当初はお客様の反応にショックを受けることも多かったとか。それでも営業の合間をぬって、四六時中ラーメンの研究に没頭した結果、現行の超濃厚なスープに辿り付きました。今までの鹿沼にはない超濃厚なラーメンにこだわり、今後も自分の味を追求し続けたいと力強く語ります。

店の雰囲気
「お店にどうやったら行けますか?」との問い合わせが多いようですが、目指すところは鹿沼市の「木工団地西」の交差点。その交差点から見える風景がこちらの写真。この陸橋を左の脇道に反れるようにまっすぐに進むと、その突き当たりにお店が存在します


元中華屋さんを改装したという店内。カウンター4席、テーブル4卓、お座敷2卓と計26席を完備しています


一問一答
Q.店名の由来は?
A.武行の「武」は自分の名前から、「行」は、ここをすべての出発点として、自らを鍛え上げ、修行していきたいという思いのもとに、「武行」と名付けました。

Q.ラーメンを作る上で一番こだわっているところは?
A.濃厚さですね。自分のスープはこの濃度が生命線なんです。

Q.店主にとってラーメンとは?
A.この先はラーメン屋以外は考えられないですし、考えたくもないですから、人生とでも言うべき存在ですかね。

Q.将来の展望は?
A.ここでこのまま後数年、自らを磨き、次のステップへ成長することができたら、大きな街の真ん中で勝負してみたいと思っています。

Q.好きなラーメン店は?
A.良く行くのは『心麺さん』です。自分が作っているラーメンとは真逆ですが、あの塩ラーメンは本当に好きです

Q.店主がオススメするメニューは?
A.もちろん「つけめん」(こってり)です。

ではその自慢のつけめん(こってり)を作っていただきましょう

調理の様子
茹で上がりに7分~8分かかるという自家製麺を熱湯で茹で上げることからスタート器にタレを注ぎ、あらかじめ強火で煮詰めた豚骨ベースのスープを寸胴から取り出し、さらに濃度をマックスまで持ち上げます


麺は冷水で締め、器にどろんどろんのスープを注ぎ、トッピングを載せて、


完成したスゴ腕店主の一杯

つけめん(こってり)〔780円〕

麺の特徴
2010/2月より自家製麺へ変更。切り刃14番による太麺ストレートは、加水を42%に設定し、一晩寝かせている。粘度が強く力強いスープを正面から受け止められるように、コシというよりもちもち感に重点を置いている。


スープの特徴
穀物類・野菜類は使わずに、ゲンコツ、背ガラ、モミジ等の動物系素材を強火で10時間煮込み、その後カツオやサバなどの魚介系食材を追加。超濃度×超粘度のヘビー級のつけ汁は、動物系の旨みと魚介系の旨みが高いレベルで融合し合い、熱烈なファンが付きそうだ。

トッピングの特徴
注文が入るたびに塊から切り出し、熱を入れて提供。丁寧に調理された県内産のバラチャーシューは、柔らかな舌触りとジューシー感があり、濃厚なつけ汁や麺と互角に戦える存在感がある。他にはメンマ、海苔、ナルトが付随される。


お客様へのメッセージ
つけめん(こってり)は、その濃度の強さから大量に仕込むことができません。人気メニューのため、週末などは営業時間内にスープ切れとなってしまうこともありますが、その場合はご了承ください。

店舗Data
住:鹿沼市幸町2-8-1
休:月曜日/第3火曜日
営:11:30-14:00/17:30-20:30
他:昼のみ禁煙
修:独学 
開:2009年6月

他メニュー
つけめん(ふつう) チャーシューつけめん(ふつう・こってり) らーめん
餃子(3ヶ/5ヶ) など


これがスゴ腕


※武行さん取材協力ありがとうございました。

麺's たぐち 移転・リニューアルオープン

2009年02月18日 | 鹿沼市
スゴ腕No.026麺's たぐち】

以前の取材で、Q.将来の展望は?と問われると、

A.年内を目処に同じ鹿沼市内になりますが、移転をしようと思っています。店の形態は現状とは異なって、コンセプトは女性が一人でも来店できるような店造りを考えています。長年通ってくださった常連のお客様には申し訳ないのですが、今後ともよろしくお願いいたします。

と答えていた店主の田口さんですが、2月2日(月)麺's たぐち】として移転・リニューアルオープンとなりました

ラーメン屋とは似ても似つかぬその外観は、以前の面影はまったくなく、鮮やかなクリスマスカラーで彩られ、あか抜けた新鮮なイメージを演出


外から店内を窺うことはできず、唯一足元に窓が…入口もなんと大型の回転扉を採用残念ながら現在のところ店内をお見せすることはできませんが、イスやテーブルにもこだわったシンプルでスタイリッシュな空間が広がっていますぜひ自らの眼で確かめて見て下さい


メニューについては、やみつきラーメン、鶏骨ラーメンなど人気のメニューはそのままに、新たなメニューについても考案中だそうです他にも旬の食材を使用した日替わりメニュー、ワンプレートのランチメニューなど「野菜ソムリエ」の資格を持つ田口氏の手腕に期待です

店舗Date
住:鹿沼市千渡1268-9
休:不定休 営:11:00-14:00/17:00-21:00




『たぐち』移転前の店舗紹介記事は{こちら

【ラーメン たぐち】

2008年09月02日 | 鹿沼市
※2009年2月 移転しました。情報は{こちら



鶏白湯がブームになる以前からメニューに取り入れていた「パンダマーク」でお馴染みの店

その名は
ラーメン たぐち】
いったい、どんなスゴ腕店主なのでしょうか

~ たぐち.Story。~
この土地に店を構えておよそ30年。親子代々に渡り、地域密着型のお店で奮闘するのは2代目店主となる田口氏。小学校の頃から父が店を経営していたため、必然的に店を継ぐものだという考えを持っていたそうです。甘えが生じないよう親元を離れ、あえて厳しい環境で修業することを決意。7年もの修業を積んだあと、25歳でお店を継ぎます。父の味と比べられることが辛かったと、2代目ならではの悩みを抱えつつも、自らの信念を曲げることなくラーメンを作り続けています。

店の雰囲気
こじんまりとした店構えだが、玄関をはじめ店内には出窓、カウンターなど至る所に観葉植物アットホーム感を打ち出した店造りです


客席はカウンター、テーブル席、畳を用いたお座敷が用意されています。オープン式のキッチンのため、カウンター席に座ると人柄のよい店主と楽しい会話ができますよ


一問一答
Q.店名の由来は?
A.そのままです(笑)

Q.ラーメンを作る上で一番こだわっているところは?
A.手造りをモットーに、極力添加物は控えて安心で安全なものを提供できるように心掛けています。

Q.店主にとってラーメンとは?
A.人生の修業です
昨日より今日、今日より明日の方が美味しくないとお客さんが納得しないですから。

Q.将来の展望は?
A.年内を目処に同じ鹿沼市内になりますが、移転をしようと思っています。店の形態は現状とは異なって、コンセプトは女性が一人でも来店できるような店造りを考えています。長年通ってくださった常連のお客様には申し訳ないのですが、今後ともよろしくお願いいたします。

Q.好きなラーメン店は?
A.同じ鹿沼にある「八珍」のチャーシューメンです。チャーシューにこだわりを感じます。

Q.店主がオススメするメニューは?
A.一番手間暇がかかっている鶏骨ラーメンです。後は手造りの皮を使った餃子です。皮にこだわっていて、現在も新しい皮を試作中なんですよ

では今回はその自慢の餃子を作っていただきましょう

調理の様子
冷凍物は風味が落ちるので使わないというこだわり。なんと包むところからスタートです手慣れた手つきであっという間に5個完成


フライパンに餃子を並べ、お湯を張って蒸しますぷくっとひと回り大きくなった餃子の上から、油を流し込みきつね色の焼き目をつけて完成
(同時進行でお勧めの鶏骨ラーメンも作って頂きました)


完成したスゴ腕店主の一杯

鶏骨ラーメン〔600円〕

麺の特徴
時間が経っても強固に伸びない麺は、中細縮れの自家製麺。鶏の重厚なスープとの組み合わせも絶妙で、深い満足感をもたらす。



スープの特徴
豚は使わずに鶏をメインに長時間炊き出すスープは、こってり感やまろやかさ、マイルド感などはあるが、獣臭さは感じない。まったりとした口当たりで、濃密ながら重たさはなく、鶏白湯ならではの魅力がよく表現されています。

トッピングの特徴
肩ロースを使ったチャーシューは創業時から継ぎ足してきた秘伝の醤油ダレの中で3時間煮込んだ、店主自慢の逸品。




餃子〔350円〕

特徴
小麦粉と片栗粉をブレンドした自家製の皮に包まれた餃子を口に運ぶと、噛みしめるほどに旨みがにじみ出す。具にはなんとおからの存在。他の具材から出る旨みを逃さず吸い込み、影の隠れた主役となっている


お客様へのメッセージ
一口目は何もいれずそのままの状態でラーメンを食べてもらえたら嬉しいです。

店舗Data
住:鹿沼市奈佐原町564-1
休:木曜日
営:11:30-14:00/17:00-22:00
他:
修:龍華園
開:1978年

他メニュー
ラーメン 黒ごまタンタンメン スタミナラーメン
やみつきラーメン 白 餃子 など


これがスゴ腕


※なんか変なポーズでしょう?ユーモアたっぷりの田口さんが変わったポーズを取ってくれました。店内は大爆笑でしたよ。
たぐちさん取材協力ありがとうございました。



【麺 匠仁坊】

2008年05月12日 | 鹿沼市


昨年暮れ、県西地区に現れた期待のニューフェイス

その名は
匠仁坊】
いったい、どんなスゴ腕店主なのでしょうか

~ しょうじんぼう.Story。~
子供の頃は「ラーメン=佐野ラーメン」というイメージが強かったという店主。食べ歩きを通じて、個性あるラーメンに次々と出会い、カルチャーショックを受けます。と同時にラーメンというものの奥深さも実感していきます。そこで湧いたチャレンジ精神。最終的に辿り着いたところが自分にしか作れない、オリジナルのラーメンを開発するということでした。オープンして約半年、やっと麺、スープ、タレの方向性が見えてきたそうです。その味を確固たるものとすべく、現在も寝る間も惜しんで研究の日々が続いています。

店の雰囲気
のどかな風景広がる場所に、ひときわ目立つ赤いラーメン旗と、この手造り看板。派手さはない外観も、店内は類を見ない、個性溢れる空間デザインチックな土壁、間取りごとに用意された照明器具、箸置きは竹を使うなど、見れば見るほどにこだわりを感じます


さらにJAZZの流れる店内は和洋入り乱れ、スタイリィッシュなオープンキッチンで作業する姿を見ながらカウンター席、畳を用いた小上がり席、これだけには留まらず、店の奥にはレストランのようなテーブル席も用意されています


一問一答
Q.店名の由来は?
A.実はあまり意味がないんですよ(笑)友達が屋号も人の名前を付けるのと一緒で、良い画数と、悪い画数があるというので、それに当てはまる画数を探していたらこんな組み合わせになったんです(笑)

Q.ラーメンを作る上で一番こだわっているところは?
A.スープがぶれないように、ある一定以上の味を常に提供することですかね。中でも塩加減には気を遣います。スープまですべて完食して下さる方を見るのが、最高の幸せですから。

Q.店主にとってラーメンとは?
A.毎日食べるものですし、絶対に飽きちゃダメな食べ物なので主食です(笑)

Q.将来の展望は?
A.偉そうな事は言えないですけど、ゆくゆくは鹿沼に匠仁坊ありみたいな、地域一番店になりたいですね。それを目標に頑張っていきます。

Q.好きなラーメン店は?
A.「みうらさん」の手打ち麺はすごいですね。わざわざ白河まで行く必要はないと思います。

Q.店主がオススメするメニューは?
A.ラーメンです。ただ最近チャーシューメンの注文も増えてきています。

ではその自慢のラーメンを作っていただきましょう

調理の様子
まずはこだわりの自家製麺を計量。温められた器に、醤油ダレと秘伝の魚介風味の油が注がれますトッピングの肩ロースのチャーシューはここでカット。


麺は平ざるを使っての湯切り。踊るように高く舞いあげられ、若くしてこれぞ熟練の技素晴らしきテクニックです後は麺を整え、トッピングを施し、


完成したスゴ腕店主の一杯

ラーメン〔650円〕

麺の特徴
加水を高めに設定したこだわりの自家製麺は、細麺ストレート。早茹でにして食感を持たせるのではなく、しっかり火を通した状態でも食感が残るように仕上げられています。伸びにくく、喉越しのよい麺です。


スープの特徴
鶏ガラ、豚骨、豚足、モミジなどを7時間煮込み、さらに丸鶏を追加して煮込む。動物系の旨みを抽出したスープは、重々しさはなくライトな口当たり。穂のかに感じる魚介香は、特製のオリジナル油。見た目に色濃い醤油色も、飲み干せてしまうほどあっさりとしている。

トッピングの特徴
肩ロースを巻き込み3時間煮込み続けるチャーシューは、口の中でなんの抵抗もなくホロホロと崩れる。薄味に仕上げているのも、メンマ、ネギ、ナルトと極めてシンプルな構成にしているのも、スープの邪魔をしないようにと店主自らのこだわりによるもの。



ギョーザ(5ヶ)〔300円〕

特徴
皮を厚めにもちもち感を強調した手作り餃子は、焼かずに茹でることでさらに一段階上のもちもち感が楽しめる。味をしっかり入れた具は、肉が多めでコクうま汁がぎっしりと詰まっています。添えられる旨辛味噌は、酢のみで溶いて食べるのがポイント


お客様へのメッセージ
“美味しい”の一言が聞きたくて、ラーメンを作っています。お口に合うかどうかわかりませんが、一度食べに来て下さい。お待ちしています。

店舗Data
住:鹿沼市上殿町714-6
休:第3火曜日/水曜日
営:11:00-15:00/17:00-20:30
他:禁煙
修:独学
開:2007年11月

他メニュー
チャーシューメン 塩ラーメン 塩チャーシューメン
鶏そば 匠麺 つけ麺
餃子5ヶ/3ヶ チャーシュー丼
※そば殻麺(限定20食) など


これがスゴ腕


※匠仁坊さん取材協力ありがとうございました。


'09/05 新メニュー「鶏そば」の紹介は{こちら