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スゴ腕店主.Story。

ラーメン屋さんの情報満載。スゴ腕といわれる店主のお店をレポートしています。

【野菜Cafe 廻】 

2010年05月11日 | 日光市
ノスタルジックな建物が軒を連ねる神橋付近のメイン通り。

その古き街並みに、2009年10月オープンを迎えた「野菜カフェ 廻」

建物は明治中期から大正にかけて建てられており、和テイストを活かしたシックで落ち着いた雰囲気の外観は、赴きのある閑静な街並みに調和しています。



一歩お店に入れば、そこに広がる癒しの空間。安堵感に包まれます。






建物自体が持ち合わせているナチュラルな要素をそのまま取り入れ、Cafeとして営業するための必要最低限の設備と自ら行ったという補修のみ。


落ち着きのある大人の癒し空間を造り出しました。


味わいのある古い調度品をさりげなく配し、山口夫妻の感性がそこかしこに見て取れます。



そんなCafeで山口夫妻と共に主役を張るのがこのオーガニック食材


動物系素材は一切取らず、体に優しいオーガニック食材を中心に、約4年ほど前より始めたという『ベジ生活』。「慣れるまでは大変でしたが、慣れてしまえばそれが当たり前のことで、今では生活習慣の一部となっています。食生活ががらりと変わり、胃腸の調子や、肌の調子などもとてもよくなり、このベジ生活はとっても楽しいです。」とにこやかな表情を浮かべます。



厨房はオープンキッチンを採用。「お客さんの視線を感じながら料理をすると、いい意味での緊張感が漂うんです。ダラダラすることは絶対に許されないし、お料理を食べて頂いたお客さんの表情も気になりますから(笑)」




そんな夫妻が考案したメニューが、オーガニックのキーワードとは対極にある「つけ麺」
Cafeをオープンさせたら絶対にメニューに取り入れたいと思っていたという自信作は、たっぷりの胡麻に、椎茸、ネギ、生姜などの限られた植物性の食材を素に、時間をかけてコトコトと煮込んだこだわりの野菜スープ。動物系を使っていないとは思えないほど、コクがあって膨らみのある味わい。もちろん麺は卵なしの無添加。さらにモンゴルかん水を使用。滑らかな口当たりとコシのある麺です。

『日光の野菜たっぷり香味胡麻つけ麺(¥945)』


トッピングには旬の茹でた野菜が華を添えます。野菜の持っている”力”を感じてもらいたいと、自然塩をふりかけたのみ。実にシンプルな構成だが最大限に素材の味を引き立てています。



※このつけ麺は週末”金”、”土”、”日”の限定メニューとなり、”月”、”火”、”水”は『自然の恵みありがとう定食(¥1050)』が用意されます。


野菜生活、ベジ生活の疑似体験をしてみてはいかがですか?


ほろっと安らぎ、どこか懐かしく居心地のよい癒しの空間造りに努めてまいりますので、日光においでの際はぜひお立ち寄りください。みなさまのご来店を心よりお待ちしております。




名:野菜Cafe 廻
住:日光市中鉢石町909-1
休:木曜日/第1・3金曜日
営:11:30-18:00(冬季~17:00)
   ランチタイムは14:00まで
他:店内禁煙
修:独学  
開:2009年10月

写真提供:木原 悠策(写真事務所スプラッシュ)

【ラーメン ユタの店】

2009年02月17日 | 日光市


過去の栄光を顧みず、ゼロからの出発を誓い、夢を叶えた店がある

その名は
ラーメン ユタの店】
いったい、どんなスゴ腕店主なのでしょうか

~ ゆたのみせ.Story。~
実家がラーメン屋さんだったこともあり、小さな頃は家業を継ごうと決めていたという森田さん。ラーメンのみならず、中華料理をはじめ、料理という分野で様々な技術を習得することで、自身が向上していく楽しさを覚えます。その後、縁があって多店舗展開をするような大きな飲食店へと転職。スーパーバイザーという仕事を通じて、家業を継ぐのではなく”ゼロ”からの出発を心に誓い、日々膨らみ続けた夢は、2002年形となり「麺・飯場 たんや」(東京都大田区)として開業。瞬く間にラーメン雑誌等で取り上げられ、運営を軌道に乗せると、終わらぬ好奇心は栃木県日光市へと向かいます。しかし、たんやの2号店という考え方はせず、出した答えは再び”ゼロ”から出発するということでした。ユタの店と名を変え、土地柄にあった一杯を提供したいと、日々の研究に余念がありません。 

店の雰囲気
ひっそりとまるで人目を避けるようにして建てられたお店のよう。決して入りやすいとは言えない外観であるが、一度扉を開ければホッと落ち着ける空間が待っています


こだわりを持ってレイアウトしたという店内。照度を落とし暖かい色の照明が、安らぎとくつろぎ感を引き出し、料理の味を際立たせています店の生い立ちや、メニューの説明もしっかり用意。各テーブルにある自慢のラー油や山椒油などの説明書きもあり、初めて訪れる方にはとても役に立つ情報が満載です


一問一答
Q.店名の由来は?
A.愉快で楽しい空間を提供していけたらと思い、このような屋号にしてみました。

Q.ラーメンを作る上で一番こだわっているところは?
A.すべてとはいかないまでも、食べる人の笑顔を想いながら、じっくりと手間を惜しまず調理した手作りの品をお出しするというところです。

Q.店主にとってラーメンとは?
A.身近にある最も大切なものです。

Q.将来の展望は?
A.チャンスがあれば多店舗展開をしていきたいと思っています。

Q.好きなラーメン店は?
A.独立する前に勉強のために食べ歩きましたが、「麺屋武蔵 青山」のラーメンが深く印象に残っています。

Q.店主がオススメするメニューは?
A.自分で言うのもなんですが、ゴマダレを仕込むのには相当なこだわりを持っていますので、「特製坦々麺」です

ではその自慢の特製坦々麺を作っていただきましょう

調理の様子
お湯を張り、しっかりと温めた器に、オリジナルのゴマダレと自家製のラー油を投入。麺を茹で始め、その間に網目の細かな網杓子で、スープを濾しながら注ぎ、よく混ぜ合わせます


湯切りをした麺を丼に移し、ユタの店自慢のこだわりトッピングを施し、


そして完成したスゴ腕店主の一杯

特製坦々麺〔730円〕

麺の特徴
栃木の麺にこだわりたいと、数種類のサンプルから選び出した麺が、佐野から直送となる中細平打ち縮れ麺。多加水な印象で「ぐっ」と落ち着いた動きをする麺は、複雑な縮れがスープとよく絡み、濃厚なスープにもベストマッチ。

スープの特徴
豚骨、鶏ガラ中心の動物系と和風系のスープをオーダー事に丼内で合わせるWスープ方式。ゴマを炒るところから手作りで仕込む芝麻醤、八角・陳皮・桂皮等の香辛料を使って作る本格辣油と、自家製の調味料が生み出す味わいの厚みが圧倒的。辛さは5段階から選択可。

トッピングの特徴
甜麺醤で味付けをする甘辛い肉味噌、桜エビ、青菜、海苔、そしてひだの大きなワンタンと、ユタ自慢のトッピングが目白押し。中でも肉味噌とピリッと辛いスープとの相性は抜群で、思わずご飯が欲しくなる。
ランチタイムは半ライス・杏仁豆腐を無料提供

店主おすすめサイドメニュー

芝海老のフリットマヨネーズ和え〔540円〕

特徴
サックリとした食感の衣で仕上げた芝海老のフリッターに、甘辛く滑らかな口当たりの自家製マヨネーズをかけ、キャベツの細切りを合わせたもの。海老の風味と、自家製マヨネーズのまろやかさが絶妙にマッチした人気のサイドメニューです。

お客様へのメッセージ
ユタにしかない「味」を「雰囲気」を大切に、皆様に愛されるような店造りを目指します

店舗Data
住:日光市今市122-9
休:火曜日
営:11:30-14:00/17:30-21:00
他:
修:元中華料理人
開:2005年10月

他メニュー
特製ラーメン(醤油) チャーシューメン(醤油) 野菜たっぷり味噌ラーメン
三種海苔たっぷりのり塩ラーメン 坦々伴麺(汁なし坦々麺)※ディナー限定
あぶり叉焼小丼 ぷりぷりサクサク海老春巻き 秘密のプリン など



これがスゴ腕


※ユタの店さん取材協力ありがとうございました。


'09/7 期間限定メニュー「あさりの豆鼓ソース冷麺」の記事は{こちら}
'09/8 期間限定メニュー「ざる坦々麺」の記事は{こちら}

'10/10 新メニュー「白とんこつ」の紹介は こちら

【めん屋 ききょう】

2008年05月23日 | 日光市


栃木県の観光名所に、ハイクオリティーな塩ラーメンを扱うお店がある

その名は
めん屋 ききょう】
いったい、どんなスゴ腕店主なのでしょうか

~ ききょう.Story。~
日光江戸村の近くで居酒屋を経営していたというご主人。そこで提供していたラーメンが評判を呼び、本格的にラーメン道を目指します。奥さんは“和”の経験を生かし、栃木軍鶏を使ったスープをさらに研究し、そのスープが活きるようにと、息子さんは数十種類ある塩の中からモンゴル岩塩を見つけ出しました。大工の経歴を持つご主人は、設計から資材の調達まで自らが手掛けるというスゴ腕ぶりで、ラーメンのみならず、お店までもが完全手造りというこだわりよう。妥協なき真摯な態度と、飽く無き向上心で、現在もラーメンは進化し続けている。

店の雰囲気
店内外ともに、木をふんだんに使ったお店は、木の心地良さや香りを楽しみながら食事ができる安らぎ空間。豪華な看板等もすべてご主人の手造りというのだから驚きですその中でひときわ目立つ岩塩のかたまり威風堂々たる姿でレジ横を陣取っています


客席はカウンター席、テーブル席、小上がり席が用意され、広々とした間取りは家族連れには最適です


一問一答
Q.店名の由来は?
A.私の家の家紋が“桔梗”なんです。桔梗という花は神々しいと思いませんか?だから迷わず“ききょう”と決めました。

Q.ラーメンを作る上で一番こだわっているところは?
A.麺の茹で加減かな。麺は生き物だから、毎朝その状態を確認してから茹で時間を決めています。お客さんに一番おいしいと思ってもらえる状態で提供したいからね。

Q.店主にとってラーメンとは?
A.子供から大人まで笑顔で食べられる物だと思います。お客さんの笑顔が一番の励みになるからね。

Q.将来の展望は?
A.今あるラーメンの味をさらに高めていきたいと思っています。常に勉強の日々ですよ。

Q.好きなラーメン店は?
A.そんなに食べ歩かないので、これという店はないですね。

Q.店主がオススメするメニューは?
A.ネギの甘みを感じる塩ネギラーメンだよお客さんは皆これが旨いっていうんだよね。

ではその自慢の塩ネギラーメンを作っていただきましょう

調理の様子
ピカピカに磨かれた厨房で調理開始ですまずは麺を投入。タイマーなどは存在せず、ご主人の匙加減で茹で時間が決まりますその間に丼はミネラルたっぷりのモンゴル岩塩が入れられ、透明度のある琥珀色のスープが注がれます


振りざるで湯切りされた麺を丼に入れると、動き始めた奥さん。チャーシューや山くらげなどをトッピングした後、葱をサッと油通ししてから中央へ。息もぴったり長年積み上げてきたキャリアが全てを物語っていました


そして完成したスゴ腕店主の一杯

塩ねぎラーメン〔700円〕

麺の特徴
艶のある麺は、喉越しのよい多加水中太縮れ麺。不規則な縮れがより一層スープを持ち上げ、一体感を奏でる。



スープの特徴
栃木軍鶏をベースに、豚や和だしを合わせたスープは、鶏を前面に押し出すも、透明度が高く適度なこってり感を保ち、雑味を感じることのないストレートな味わい。


トッピングの特徴
ブランド豚を使用したチャーシューは、上品な質感で肉の旨みをしっかりと感じる極上品。ネギは農家に直接依頼して作ってもらった品。食感を残す程度に油通しすることで、ネギの甘みが増す。山クラゲのコリコリの食感もまたたまらない。


お客様へのメッセージ
すぐ近くは、鬼怒川温泉など観光名所でもあるので、旅のついでにでも寄っていただければ幸いです。


店舗Data
住:日光市倉ヶ崎新田212-16
休:木曜日
営:11:30-14:30/17:30-20:00
他:店内禁煙
修:独学 
開:2002年12月

他メニュー
塩ラーメン 塩チャーシューめん 塩ねぎチャーシューめん
醤油ラーメン 醤油ねぎラーメン 醤油チャーシューめん
味噌ラーメン 味噌ねぎラーメン 味噌ねぎチャーシューめん
塩つけめん 醤油つけめん 味噌つけめん
ぎょうざ チャーハン など


これがスゴ腕



※ききょうさん取材協力ありがとうございました。