

キーワードは「鶏白湯」







~ いなば.Story。~
純粋にラーメンを旨い


堂々と掲げられる「稲葉」の看板。なんだか勇ましく見えます。店頭には限定メニューなどの情報が記載されている”黒ボード”が置かれています。創作意欲の強い店主だけに、多数のオリジナルメニューが用意されているようです






店内は木の温もりを感じる和風調にまとめられています。オープンキッチンに対面するように、木製の椅子を組み合わせたカウンター席が設けられ、お座敷には畳を用いています。窓際には観葉植物などを配し、和風情緒と落ち着きのある空間を演出しています





Q.店名の由来は?
A.自分の名前をそのまま使おうとも考えたのですが、B'zが好きだったので、稲葉さんの名前をそのままいただきました。
Q.ラーメンを作る上で一番こだわっているところは?
A.現状に妥協しないことです。今ある自分の知識の中では、最高の一杯を提供しているつもりですが、研究することによって、さらに高い水準のラーメンに出会えると信じているので。
Q.店主にとってラーメンとは?
A.人生そのものです。
Q.将来の展望は?
A.オープンして間もないので現状を維持していくので精一杯ですが、もっと先には、つけ麺という文化を何らかの格好で広めていければと思っています。
Q.好きなラーメン店は?
A.『中華そば 伊藤』です。麺もスープも文句なしです。無化調であそこまで美味しいラーメンは凄いですね~。今すぐにでも食べたいぐらいですよ。
Q.店主がオススメするメニューは?
A.「とりそば」です

ではその自慢のとりそばを作っていただきましょう


淀みのない鶏白湯のスープは、注文が入る度に小鍋で温める方式。タレや鶏油を丼に注ぎ、次いで麺を茹でます




しっかりと温まったスープを流し込み、麺を入れ、間髪を入れずにトッピング。






とりそば〔700円〕

土地柄に流されず、選択した麺はやや加水を抑えた細麺。歯応えにコリッとした食感はあるが、特有の粉っぽさは感じられず、やや硬めに茹で上げることと、縮れさせることにより、スープの載りは抜群に良い。

色合いがきれいな鶏白湯。まさに”白湯”の文字がぴったり。ポタージュのようなクリーミーさがあり、口の中全体を鶏の濃厚な旨みでコーティングしてくれる。かといってこってりしすぎず、鶏油や野菜などの甘味が活き、上品さ・気品さを合わせ持つ極上のスープ。

稲葉ならではの特徴は、具として玉葱を使用していること。単調になりがちな鶏系スープの中で、玉葱の甘味を活かすと同時に、スープを啜った時の食感が楽しい。穂先メンマはスープとしっかりマッチングし、素材の味を活かした大判のチャーシューもお見事




梅しそごはん〔120円〕

手間暇の掛かる鶏白湯のスープを何とか完食してもらおうと、考案したのがこのメニュー。青じその爽やかな香り&梅の甘酸っぱさが、鶏白湯の違った一面を引き出してくれます。「とりそば」とセットでどうぞ


不定期ですが、創作系のメニューも扱っていますので、ご来店の際は店頭のボードに注目して下さい。


休:水曜日
営:11:30-15:00(平日/14:30まで)/18:00-21:00
他:日中帯は

修:埼玉の某人気店
開:2007年4月
他メニュー









※稲葉さん取材協力ありがとうございました。



