水戸のご当地の味「スタミナラーメン」をはじめ、個性あるメニュー作りとその人柄で、一躍脚光を浴びるラーメン店がある
【らーめん えるびす】
~ えるびす.Story。~
サラリーマンとして社会人デビューしかし、「ふと気が付くと、ラーメン屋のおやじになっていたんだよ。本当、自分が1番ビックリしちゃうよね(笑)」と語る店主は、ラーメンを食べ歩いた経験も、修業の経験もないまま、その言葉通り軽い気持ちでこの世界に飛び込みました。しかし実際に店を開店させてみると、味作りの奥深さと、思っていたより重労働だったことに戸惑ったそうです。しかし、持ち前の根性と努力で自分なりに真剣にラーメンというものと向き合い、研究した結果、バラエティーに富んだ「えるびす色」のメニュー開発に成功し、お客様の支持を得られるようになりました。2008年12月、水戸市泉町から同市千波町へ移転後も変わらず、大勢の常連客で賑わうお店として、幅広い世代から認知されています。
店の雰囲気
懐かしく、どこかホッとするような店内。片隅にはTVが設けられ、新聞や漫画本を片手にラーメンを頬張るお客さんの姿が目に付きます。客席は畳を用いたお座敷とカウンターのみ。飾ることのない店内ですが、店主と常連さんとの会話は、常に楽しげに響き渡っています
店内にあるスタッフさんの似顔絵。ばっちり特徴つかんでいますよ
一問一答
Q.店名の由来は?
A.恵比寿さんを文字ってこのような屋号にしました。御利益があるようにと(笑)
Q.ラーメンを作る上で一番こだわっているところは?
A.あたり前のことだけど、一杯一杯丁寧に、愛情をこめて調理することかな。
Q.店主にとってラーメンとは?
A.それが何なのかわからないから、こうやってラーメン屋を続けているんだろうね。
Q.将来の展望は?
A.今日を明日を精一杯やるだけです。
Q.好きなラーメン店は?
A.食べ歩くことはしないので、ここが好きという店はありません。
Q.店主がオススメするメニューは?
A.「スタミナラーメン(冷し)」ですえるびす一番人気のメニューがこれです
ではその自慢のスタミナラーメン(冷し)を作っていただきましょう
調理の様子
お客さんを待たせたくないと、毎朝材料は細かくカット。オーダー事に、カボチャやレバーなどの素揚げを開始。キャベツやニラを炒め、鶏ガラベースの特製ダレで少々煮込み、
水溶き片栗粉を回し入れ、えるびす特製餡が完成。茹で上がった麺は冷水でしっかりと締めてから器へ。そこへ特製餡をたっぷりと流し込み、
スタミナラーメン(冷し)〔650円〕
麺の特徴
地元製麺所に依頼した、多加水中太やや縮れ麺。冷水で締めるため、元々もっちり度が高い麺が、さらに上の段階の「むっちり」の域に達する。餡が絡みすぎないこのバランスが絶妙。
餡の特徴
食材はカボチャ、キャベツ、ニンジン、ニラそして臭みを抑えた豚レバー。一味唐辛子をピリッと効かせ、甘辛の醤油ベースのあんかけは、一度食べるとまた食べたくなるヤミツキの味。特徴的とも言えるな具材は栄養バランスがよく、ボリュームの面でも文句なし。
油そば〔650円〕
麺&タレの特徴
97年にブームを迎えた油そば。一度下火になるも、07年新たなる装いのもと再び復活。ここえるびすで扱う油そばは、ご覧の通り初期スタイル。麺は上記に同じく、こだわりの醤油ダレと動物性の油のこってりとしたタレを絡めて、豪快に啜りあげるのが旨さの秘訣。
トッピングの特徴
もやし、メンマ、ネギ、ナルトに、えるびす自慢の厚みのある炙りチャーシューのラインナップ。食べ進んだ後半は、胡椒、ラー油、酢、醤油などの調味料をそれぞれ適量加え、新たな味を楽しむというのもおススメです。
お客様へのメッセージ
いつでも気軽に立ち寄ってください。
店舗Data
住:茨城県水戸市千波町2806
休:第2・3月曜日
営:11:00-15:00/17:00-22:00
他:
修:独学
開:2004年4月 ⇒ 2008年12月現住所へ移転
他メニュー
スタミナラーメン(ホット) つけ麺(醤油・味噌) パンチラーメン
えるびすラーメン 冷しマーボー麺 ぺペロンチーメン など
これが巷で噂の「ぺペロンチーメン」
※えるびすさん取材協力ありがとうございました。