

群馬の地で、大胆かつ着実にその勢力を拡大している店がある






~ けいしょうけん.Story。~
大学では教育学部を専攻し、勉学の日々に明け暮れる毎日。その溜まったストレスを発散する方法がラーメンを食べ歩くことでした。そんな繰り返しの生活の中で、大学3年の頃にしていた飲食店のアルバイト先で「本当にやりたい仕事とは何だろう?」という疑問にぶつかり、悩み、考えた結果、4年の初めにはラーメン店をやろうと固く決意。卒業を待ってすぐにでも修行をと考えていたが、修業先のタイミングが合わず、逸る気持ちを抑えてまずは営業マンとして接客の基礎を学びます。そしてついに憧れの大勝軒で修行を開始。睡眠時間3時間、休みなしという過酷な条件を自身に突き付け、埼玉1店舗、当時の茨城大勝軒グループ15店舗全店を回り、得たその努力と経験が実を結び、群馬県出店の際の店長として抜擢。さらには09年10月、その後順調に増え続けた群馬5店舗(景勝軒グループ)の代表取締役社長に就任。今後の群馬ラーメン界を背負って立つ逸材として、多方面より期待が高まります。

幹線道路沿いに高々と掲げられた「景勝軒」の巨大な看板。店の味に対する揺るぎない自信の表れのようにも見えます。さらに「腹が減ったらうちに来い!」、その文言に応えるように用意されたどか盛り系メニューの「ふじ麺」。魅力的な要素が揃っています。



入口には券売機を配備。店内は中央にキッチンを置き、周りを囲むようにカウンター席、さらにその周りを囲むようにボックス席が用意され、一人客、ファミリー層にもしっかりと対応しています。




Q.店名の由来は?
A.雄大な景色の中に店舗があったことと、山岸マスターの志を”継承”したいという思いから景勝軒と名付けました。
Q.ラーメンを作る上で一番こだわっているところは?
A.決められた味を作り続けるのではなく、なるべくお客様一人一人に合わせた味を提供するように心掛けています。
Q.店主にとってラーメンとは?
A.夢を叶えるものですかね。まだまだ夢を叶えるための途中だし、叶えるために越えなきゃいけない壁もあります。
Q.将来の展望は?
A.色んな意味で群馬のNo1は「景勝軒だ!」とい言われるような店作りをしていきたいと思っています。もちろん多店舗展開も考えていますが、単純な規模拡大ではなく、中身の詰まったものにしていきたいですね。
Q.好きなラーメン店は?
A.『東池袋大勝軒』です。味はもちろんこと、山岸マスターの考え方や生き方など、人間的に強く魅かれるものがあります。
Q.店主がオススメするメニューは?
A.「特製上州もりそば」です

ではその自慢の特製上州もりそばを作っていただきましょう


中央に陣取られた広い厨房で調理開始




よくかき混ぜ、トッピングのコマチャーシューを投入。茹で上がった麺は冷水で締め、特製用の豪華なトッピングを施し、






特製上州もりそば〔950円〕

修業した大勝軒のレシピを応用し、うどんにも使えるようなでんぷん質の高い群馬県産の地粉を使用。小麦の風味を全身で堪能出来るストレートタイプの自家製麺は、モチモチとした食感と、300gというボリューム感が醍醐味(200g~300gは同料金となっています)。

どろっと粘度の高いつけ汁は、麺をしっかりとらえて離さず、舌にズッシリと乗る感覚をもたらす。しかし動物系主体のスープに焼きアゴや鯖を加えているため、濃度インパクトは強いものの、こってり感が際立つことはなく、中毒性を秘めている。

通常はコマチャーシュー、海苔、メンマ、ナルト、ネギ、鯖・鰹の魚粉をトッピングするが、「特製」になると、とろけるバラチャーシュー5枚に、半熟煮玉子が加わるため、器の中の密集度が上がり、豪勢さが増す。

お客様一人一人に、一杯一杯に、常に全力投球しておりますので、お気軽にご来店、お問合わせ下さい。


休:年中無休
営:11:00-深夜2:00
他:店内禁煙/


修:茨城大勝軒グループ
開:2009年10月
他メニュー










※景勝軒さん取材協力ありがとうございました。