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佐野に有りながらも、型に捕らわれず、独自色を前面に打ち出した店がある
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~ こびきてい.Story。~
幼い頃父親に連れて行ってもらったラーメンの味が忘れられず、いずれはラーメン屋をやろうとずっと思っていたという店主。実家が蕎麦屋を営んでいた為、粉に関する知識や感覚は自然と身に付いており、青竹での麺打ちは独学で開始。しかしラーメンは計算通りに作れるような単純なものではなく、何度となく失敗を繰り返し、偶然に偶然を重ねて現在の味に辿り付いたそうです。オープン当初は、ただ単純に「行列のできる店」を思い描きましたが、忙しさの中では自らの味が落ちてしまうという矛盾から、「思いを込めた丁寧な一杯を作る」という方針に方向転換。お客様がラーメン一杯から感じ取るイメージに気を配りながら、愛情を込めた渾身の一杯を提供し続けています。
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幹線道路より少し奥に入った、ゆったりとした静粛な環境の中にある木挽亭さん。
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木の風合いを肌で感じる店内は、屋久杉のテーブルは一際存在感を放ち、自在鈎に鉄瓶を吊るし、所々に”古めかしさ”を取り入れていれることで、心落ち着ける空間を演出しています
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Q.店名の由来は?
A.実家のお蕎麦屋さんが「木挽庵」という屋号だったことと、木材を加工することが好きで、見ての通り、テーブル、調味料入れなどは手造りなんですよ。そんなことから「木挽亭」と名付けました。
Q.ラーメンを作る上で一番こだわっているところは?
A.心を入れることだね。ラーメンは生き物だから、愛情を持って取り組むと、しっかりと応えてくれるんだよ
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Q.店主にとってラーメンとは?
A.終わりのないものだと思います。突き詰めれば、突き詰めるほど広く、かつ深いものがありますね。
Q.将来の展望は?
A.独学で自ら作り出したこの味ですが、幕引きも自らの手で行う決意でいます。
Q.好きなラーメン店は?
A.今は特にありません。
Q.店主がオススメするメニューは?
A.一番注文のある「しおチャーシュー」です。
ではその自慢のしおチャーシューを作っていただきましょう
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と、運ぶ流れですが、今回は佐野ラーメン最大の特徴でもある、「青竹手打ち」の姿をお見せしたく、店主渡辺さんと交渉。お忙しい中にも関わらず、快く引き受けて下さいました。
かなりの時間を割き、丁寧に、かつ渡辺流を交えつつ、技術を披露してくれました
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しおチャーシュー〔1150円〕
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手打らしさをあえて出したいと、太さ長さは不均一。端の部分もそのまま使うため、啜るという単調な作業だけに留まらいイレギュラーな楽しさがある。麺自体は小麦の風味が心地良く、もっちりとした噛応えがあり、麺の旨さに最初から最後まで押し切られる。
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鶏ガラ、豚ガラ、香味野菜等の素材を6時間煮出すのが基本。動物性のガラ風味も控えめで、「油」や「ゼラチン」がほとんど浮いておらず、雑味は一切感じない。透度を保った純粋無垢な仕上がりの中で、ピシッと塩気を効かせた極めてシンプリーなスープ。
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バラ肉を横長にカットして豪快に盛りつけるのが渡辺流。麦だけを食べて育った豚肉を仕入れ、とろとろになるまで煮込み、醤油ダレに通す時間は約4分。あくまでも醤油の風味をチャーシューに流し込むという製法から、肉本来の旨味を体感できる
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餃子〔450円〕
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薄いがもちっとした皮に、野菜を中心とした具が包まれている。酢醤油で食べるのもいいが、ここはぜひ卓上に用意されている、店主オリジナルの茶塩で食べてもらいたい。ここで語らずとも、その一口ですべてが分かるはず
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実際に訪れて、その雰囲気、その味を感じ取ってみて下さい。
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休:木曜日/第3水曜日
営:11:30-14:00/17:30-21:00
他:
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修:独学
開:2002年6月
他メニュー
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※木挽亭さん取材協力ありがとうございました。
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