スゴ腕店主.Story。

ラーメン屋さんの情報満載。スゴ腕といわれる店主のお店をレポートしています。

【らーめん 右京】

2008年11月06日 | 宇都宮市


木立の中にその自然と同化するように佇む、古民家風のお店がある

その名は
らーめん 右京】
いったい、どんなスゴ腕店主なのでしょうか

~ うきょう.Story。~
「様々なことを経験してみたい」と、何度か職を変えつつ、最終的には地元の企業に20年間勤めたご主人。その旺盛な好奇心は40代後半にて再び目覚め、飲食店業界に憧れを抱きます。そして50歳という節目に「雅秀殿」へ入社し、2年半の修行。念願の独立に向け着々と準備を進めるも、郊外から離れている、幹線道路から遠いなどの立地的デメリットが多いことから、周囲の大反対を受ける。しかし自身の熱意が周囲を説得。生まれ育った元の自宅を改装し、開業にこぎつけます。全てが順調に進む中、唯一予想できなかったことが開店当初からの行列。隠れ家的ロケーションが逆にメリットとなり、一気に宇都宮を代表する人気店へと駆け上りました。

店の雰囲気
道路整備が進んだため、迷うことなく辿り着くことでしょう。お店は木立の中にその姿を隠すように佇んでいます。行列店らしく待合室をしっかり完備さらに車で待つこともできるというのはありがたいサービスです子供の頃、実際に両親と住んでいたという家を改装。この引戸のように、所々にその懐かしさを漂わせています。


入口付近には囲炉裏があり、冬は実際に使われるそうです。梁や柱にも時の重みを感じ、気取ったところがなく、親しみやすい和の空間客席はお座敷のみとなり、囲炉裏席と、奥にある畳の席。


一問一答
Q.店名の由来は?
A.曽祖父の名前をそのまま使わさせていただきました。

Q.ラーメンを作る上で一番こだわっているところは?
A.日々異なる条件下で、コンスタントに右京の味を出し続けるということです。

Q.店主にとってラーメンとは?
A.やりがいのあるものかな。
50歳から飛び込んだ世界ですから、今だに新鮮な気持ちでラーメンと向き合えています。毎日が楽しいですよ。

Q.将来の展望は?
A.店舗展開などはまったく考えていません。ここでしか味わえない“ONLY ONEの店”であり続けたいと思っています。

Q.好きなラーメン店は?
A.『らいけん』さんです。塩一本であそこまで支持されているところが素晴らしいと思います。

Q.店主がオススメするメニューは?
A.一番人気のある「右京完熟味噌らーめん」ですね。

ではその自慢の右京完熟味噌らーめんを作っていただきましょう

調理の様子
熱した中華鍋に豚バラ肉を入れ、まずは旨味を引き出します。そこへ3段階に分けて野菜を投入。それぞれの野菜の甘味を最大限抽出できるように、逆算しての調理ですそこへ清湯系スープを注ぎ、灰汁を取りつつじっくり煮込みます。


味噌ダレを入れた丼に、スープと麺を入れ、極上の厚切りの焼豚などのトッピングをして、


そして完成したスゴ腕店主の一杯

右京完熟味噌らーめん〔995円〕

麺の特徴
茹で上がりが「べっ甲色」に輝く艶やかな麺は、切り番が18番の中太縮れ麺。食感キープ型で、スープとの相性も文句なし。どんなスープにも合いそうな万能型の麺です。


スープの特徴
マイルドな中にもコクがある芳醇な香りの熟成味噌ダレに、鶏ガラスープを合わせる。すっきりとした飲み口ながら、コクと旨味を兼ね備えています。さらに感じる野菜からの甘味、ピリッとした辛味と、食を掻き立てるにんにく風味。渾然一体となった美味しさを体感できる。

トッピングの特徴
存在感たっぷりの焼豚は備長炭でじっくりローストしたもの。適度な歯ごたえのもと、肉汁や旨味がしっかりと保たれ、尋常ではない香ばしさが口いっぱいに広がる優れもの。色濃い固茹での煮玉子は黄身まで味が浸透したタイプ。他にはワカメ、メンマなど。



右京おむすび〔210円〕

特徴
こだわりの焼豚を細かく刻み、おにぎりとして提供される人気メニュー。口に含むと、おにぎりの中で抑えられていたその香ばしい香りが一気に弾け飛ぶ。その美味しさは、ラーメンのお供としてのレベルではありません。単品でも通用する絶品メニューです

お客様へのメッセージ
緑に囲まれたこのロケーションで、自然を感じながら右京の味を堪能して下さい。

店舗Data
住:宇都宮市野高谷町842-1
休:水曜日
営:夏期6/1~9/30 → 11:30-14:30/18:00-21:00
  冬期10/1~5/31 → 11:30-14:30/17:30-20:30
他:
修:雅秀殿 開:2001年2月

他メニュー
葱らーめん 焼豚らーめん 右京野菜らーめん
完熟味噌らーめん 完熟味噌焼豚らーめん
右京餃子 つまみ焼豚 など


これがスゴ腕


※右京さん取材協力ありがとうございました。