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ぽわわーん日記

仕事というものの成り立ち

2006年02月22日 | 読んだ本
来年度の予算向けの資料を作っています。
一日中数字を見てるので発狂しそうでした。

つくづく

「私って計算が出来ない。数字に対するセンスが皆無。」

と落ち込みます。

何度計算しても違うし、
で?どこが間違ってるのよ?
と目を皿のようにして(るつもり)で探してもホッント見つからないの


プライベートでは本当に数字を大雑把にくくるし、読めないし
例えば

海外旅行に友達と一緒に行くと、
口紅1本買うのに計算機を持って免税店を渡り歩く人がいるけど
powaは
「日本より安ければいくらでもいい。」
と思ってしまいます。
いいというより計算するのが面倒なのです。

「85万円の車買ったの。」
と聞けば
powaの頭のなかでは
「ふーん、100万円の車ね。」
と大雑把にインプットされます。
85円→100円というのは差額15円だけど
85万円→100万円というのは15万円!!という大差なのに。

ゼロが4つ以上ついた数字を読み上げることも出来ません。
なぜなら、ほとんど間違うので声に出して言うことが恐ろしいのです。
先日も家具屋さんでヤコブセン(北欧の家具デザイナー)の椅子を見て
「かわいい~コレ、贅沢だけど欲しい
と思わず声を上げました。
「5万円の椅子なんて贅沢だよねー」と友人に言うと
「powa、50万だよ。ビックリさせないでよ。」
と白い目で見られました。


女の子だもんっ、仕方ないよと慰めてくれる人いるかもしれないけど(いないか?)
これは性別の問題でないようです。
なぜならpowaパパもどうも数字は苦手の様。
脳が数字を認識しないのは遺伝らしい。
だけど、powaパパは数字をあまり必要としてなさげな仕事をしてるみたいなので
楽しげに仕事に行っています。

ところが、このpowa、OL(事務職)をしてるので
几帳面さ、注意力、計算能力を必要とされています
なのにこのありさま。
本当に申し訳ない思いでいっぱいです


トボトボと帰るバスの中で読んだ
よしもとばななの「日々の考え」というエッセイ本のなかの対談で
仕事についてこう語っています。

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  よしもとさんが辛くとも小説を書くのは、どこかでおっしゃっていたように
  書く事が他者への貢献であるという気持ちがあるからですか?

  「うん。それ以外思わないですね。
   でも、仕事というものの成り立ちは、だいたい他者への奉仕ですよね。
   この世の仕事はすべてそうですよね。
   それで、どのジャンルが自分に向いてるかと思ったら小説しかないと思う。
   職業というものは、そういうもんだと思ってて、
   そして必ず人は向いたことをすべきだと思って、職業の選択肢として
   作家を選んだんですね。」

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他者への奉仕・・・・
向いたことを仕事にすべき・・・

ココロが痛みます

とりあえず
powaが誰かの代わりに何かをやってあげて感謝されたことってあったっけ?
考えてみる。

powaママの洋服選びに付き合ってあげることぐらいかもな
ま、それも一種の奉仕かな?
映画「IN HER SHOSE」の中でキャメロンディアスが老人ホームの
おばあちゃん達をショッピングセンターに連れていき、コーディネイトする仕事を始めたけど
ああいうことなら出来そうかな~。

なんだか数字に問題提起してもらったような気がします

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