「マイ・ブルーベリー・ナイツ」

今日はいちにち雨なので映画を観にキャナルシティへ。
キャナルには雨で行き場のないカップルがうじょうじょでした。

雨なのでしっとりと恋愛映画を。
香港の映画監督ジョン・アーウァイがアメリカを撮った
「マイ・ブルーベリー・ナイツ」。
主演はノラ・ジョーンズ。

映像は湿り気があって美しい。
感傷的にさせます。

失恋の傷を癒すブルーベリーパイ。
カフェのスイーツでなぜか毎日売れ残るブルーベリーパイ。

「理由があって売れ残るわけじゃないんだ。
　ただ、選ばれないだけなんだ。」

と店主（ジュード・ロウ）はいいブルーベリーパイにアイスクリームを添えて出すの。
なんだか含みのあるそのセリフにちょっぴりチクっと刺激を感じたのはｐｏｗａだけ？

ストロベリーパイやチェリーパイは主役スイーツって感じ。
かわいくって、いつもモテモテで、みんなの中心、
自分大好き神田うのちゃんみたいな感じかな。
ところがブルベリーパイって、酸味があって（そこがおいしいけど）、
見かけも地味。
失恋して落ち込んで自信を失くしたヒロインを象徴してるのかな。

旅をして、いろんな人に出会い、自分との違いを受け入れ自分に気づく。
そして、前よりも自分を愛せるようになり、前へ進む。
遠い街に旅にでたけど、幸せの青い鳥はやっぱりもといた場所にいるんだよねー。
ふふふ。

なんだかブルーベリーパイ食べたくなっちゃったな。
キルフェボンだっけ？おいしそう（高そう）なケーキ屋さん。
あそこにはあるんじゃないかな、ブルーベリーパイ。
だけど、たくさんのケーキを目の前にしたら
やっぱり華やかなストロベリーパイを選んじゃいそうな気するな・・・。