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『真夏の果実』が咲いた。夏フェス!

夏の野外ライブっていいね。

今年で6回目になるというROCK IN JAPAN FES。
私も2度目の参加だ。ひたちなか海浜公園へ。

広い広い公園という空間で、たくさんの人たちが思い思いのスタイル
で音楽を楽しむ。日差しを避けて木陰でこっそりとステージを観てい
る人、太陽よどんと来い!というスタイルで、ずっとステージ付近で
ライブに参加している人。ステージから遠く離れたフードコート
でおいしいものを食べながら、潮風と一緒に流れてくる音楽を聴いて
いる人。なぜかずっと寝ている人。

そこにはいつも音楽が流れている。その空気だけは、そこに居る約
5万人にも及ぶ人たちの共通の条件。あと、笑顔。
あとは何して聴いていてもかまわない。そんな自由ないい空気が、
いろいろなマナーをクリアにしていく。

若い人って、ちゃんと楽しむじゃない!と思う。やっぱり「楽しむこと」
に関しては、すごいパワーを発揮するのだ。
大好きなアーティストのときには、もちろんパワー全開で立ち向かう。
踊り、歌う。
夏フェスだから丸一日、いろんなアーティストが出演するわけだけれど、
そんなに興味がなかったアーティストが出ても、それなりにその音楽を
楽しんでいるのだ。素直に音楽を楽しんでいる。
そんな光景を見てると、いいな、と思う。
やっぱり、音楽って、何をも超越するものなんだ、としみじみと感じるのだ。

私自身も、普段は聴かない、というか、聴く機会のないバンドの音楽を、
この夏フェスを通して、しかもライブで観ることができるて、
なかなかいいじゃない!と思う。

音楽、自由な空間、楽しむために守られているマナー、素晴らしいアーティスト
のパフォーマンス、夏の暑い日ざし、たくさんの人々・・・・
すべてをひっくるめたこの空気が、夏の野外ライブ、夏フェスの最高であり
最大の魅力なのだろう。

余談?だが、そんな中、やっぱりサザンオールスターズって、すごいな、と
実感した。どんな年代の人も、ファンでない人も、ファンの人も、そこに居た
すべての45000人が、おそらく今回演奏した曲を、全部知っていただろうし、
それを楽しんでいた。それまで寝ていた人も、食べていた人も、みんなが
ステージに向かって、笑顔で手をたたいて踊っていた。
音楽のジャンルも、すべてを超えて、まるでこれこそ、音楽!これこそ夏フェス!
とてつもなパワーを感じた。

一日中太陽に晒され、汗をかき、音楽に酔いしれ疲れた体に、サザンオールスターズ
の「真夏の果実」は、じわ~っとしみいってきた。
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