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安藤勇寿「少年の日」美術館

先日、栃木県佐野市の知人の家を訪ねた。

その知人が、いつ行っても暖かい気持ちになれるから、と連れて行って
くれたのが、田沼にある、安藤勇寿「少年の日」美術館。

私はこの、安藤勇寿(ゆうじ)という人をこのとき初めて知ったのだけれど、
この絵が、とってもいい。
すべての絵が、色鉛筆で丁寧に描かれていて、どの絵も、どこか
懐かしい風景で、とっても暖かい。
懐かしい風景の中に、必ず人物(少年や犬)が描かれている。

色鉛筆でこんな絵が描けてしまうんだ。
絵の具で描く絵よりも3倍もの時間がかかってしまうらしいのだけれど、
色鉛筆ならでわのあの色のトーンが趣があってすばらしい。


この安藤勇寿という人は、「少年の日」をテーマに何気ない季節の
中での日常の大切さを描き続けている。
ということで、世界でも数々の賞を受賞している。
東京で活躍されていたそうだけれど、地元佐野市の田沼に戻ってきた。
そして、美術館を設立されたそうだ。

その美術館がとってもいいのだ。
そばを流れる川、そして緑。非常に美しい林の中に、ポツリと建っている。
建っている様が周りの風景に溶け込んでいて、とってもきれいだった。
そこに居るだけで、心安らぐような、そこにずっと居たいような・・・・。

帰り際に、安藤さんが美術館の裏からそっと姿表した。
おお!画家に違いない!というような風貌の、絵と同じように暖かい
雰囲気の方でした。
最近では、絵本「佐賀のがばいばあちゃん」の表紙の絵を描かれている。

安藤勇寿「少年の日」美術館
http://www4.ocn.ne.jp/~shonen/
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井の頭自然文化園

子守で、従姉妹の娘を連れて、井の頭文化園へ。
何年ぶりだろう?
いつ来ても、このほのぼの感が、いいんだよなー。

ゾウのはな子は健在でした。一安心!


アジアゾウのはな子は、今年で61歳になったそうだ。
戦後はじめて来日したアジアゾウとして上野動物園の人気者だった。
1954年に、井の頭自然文化園に引っ越してきたそうだ。

現在日本で飼育されているゾウの中では二番目に長寿だそうで、
一番は、もちろん小田原城のウメ子。

とにかく長生きのはな子。
もっと長生きしてください。
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ガンバレ!『国分寺駅』

用事があり、JR立川駅へ。

立川駅はここ数年で、本当に様変わりした。特に昨年の10月に
いわゆる”エキナカ”がオープンしてからは、なんだかものすごい
賑わいだ。
(個人的には駅ビルのecute立川の3Fの雑貨売り場が好きだな)
駅の中の雑踏の中にあって、小さな本屋の隣にある、わりと
静かなカフェを発見。ふむふむ。

それにしても、我が最寄り駅の「国分寺駅」は、かなり出遅れて
いる!JR中央線の特別快速も止まるし、西武線とも連絡してる
というのに!魅力的な商店街もないし、駅ビルも冴えないぞ!
まあ、あの妙な田舎臭い雰囲気は嫌いではないけれど、それに
しても、もう少しどうにからないものかなぁ。

どこもかしこも、同じような風景にならないように、国分寺駅はあの
ままでいいのかもしれない。(^◇^;)
だけど、もう少しだけ、ガンバレ!国分寺駅!
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マリーンルージュで気分転換

仕事がらみで、横浜のレストラン船「マリーンルージュ」に1時間だけ
乗船した。航路は、山下公園から横浜ベイブリッジをぬけて扇島、
横浜港を回る60分の便だ。

普段は、ランチやディナーのクルーズなのだけれど、この時間のこの
コースは特別にドリンクだけの気軽なコースらしい。

マリーンルージュは、サザンオールスターズの「Love Affair~秘密のデート」で
♪マーリンルージュであーいされて大黒埠頭で虹を見て~♪のあの
マリーンルージュ。
全長54.12メートル、幅9.8メートル、総トン数683トン、旅客定員330名。
やや小ぶり?で、なんとなく手ごろ?な大きさの感じのいい船だな、と感じた。
3階建て(っていうのかな)で、3階はオープンデッキとなっている。

客室の窓は大きく、横浜港の景観がよく見える。
海から見た横浜は、やっぱりなかなか見ごたえのある景色だ。
平日の午後の便のせいもあり、船内は空いており、なんとなくのんびり
とした雰囲気。

東京湾の中なので、揺れもほとんどない。船が苦手で、沖縄-大阪間や
東京-小笠原間など、いつでも気分が悪くなり寝たきりの私でも、
さほど気にならずに、1時間、横浜港のクルーズを楽しめた。
やっぱり海の上っていいねー。
思わず仕事だということを忘れてしまった。

今は、暑くもなく寒くもないいい気候だけれど、やっぱり最も海も空気も
綺麗なのは、”冬”だそうだ。澄み渡った空気で、運がよければ富士山も
見えるとか。海の水も少しは澄んで見えるそうです。
しかも、オープンデッキなどはとても寒いので、クリスマスを除いては
船も空いているそうだ。

あーあ、犬も一緒に乗れればいいのになー。さすがにレストラン船だから
無理かー。

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若葉ケヤキモール(立川市)

若葉ケヤキモール

お気に入りの場所です。2年ほど前に、突如(私にとっては)、実家の近くの
立川市若葉町にできた、小さいなこじんまりとしたショッピングモール。

緑が濃いけやき団地のすぐそばに作られたこのショッピングモール。
今流行の、全国から人がやってくるような、いわゆる大型のショッピングモール
とは違います。あくまでも、けやき団地など、地元の人がぷらりと買い物に
くるために作られたモール。

だから、いろんな物が実にひっそりと静かに存在するのです。
緑に囲まれているので、緑の匂いもします。
建物自体も、その緑を損ねないように、木を主体としたデザインで、とっても
ゆったりしています。

特に何かおもしろいものがあるわけではないけれど、国立にある有名な雑貨
屋さん「George」があったり、「カルディ」があったり、カフェがあったり。
そこそこ、質?の高いお店もあります。地元地元と言っても、そこはきちんと、
”ショッピングモール”している感じ。


土日でも空いているので、犬を連れてよく行きます。のんびりと買い物したい
時には、とってもいい環境なのです。それにしても、あまり空いているので、
少し心配になったりするんだけれど、ケヤキモールは、いつまでもそこにあって
欲しいなー。


若葉ケヤキモール
http://wakaba-keyakimall.jp/
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三井アウトレットパーク入間

本当に、今年のゴールデンウィークは、いろいろ家族の用事があり、
遠出をしなかった。実家のそばをうろうろしたり、散歩したり。
ということで、最終日も、近所で済まそう、ということになり、
それでも実家から車で20分ほどのところに出来た、話題のアウトレット
に行ってみた。

三井アウトレットバーク入間。

駐車場に入るのも大変で、大混雑!と聞いていたので、あまり並ぶ
ようなら、さっさと戻って来よう、という軽い気持ちででかけた。
何より犬と行けるのがいい。(犬には迷惑な話だろうけど)

結局、アウトレットはどこに行っても同じような感じだし、期待は
していなかったのだけれど、わたし的には、隣接されている「コストコ」
の方が楽しみな感じ。

さて。本当に実家からは意外と近くて、あれよあれよと言う間に着いて
しまった。やはり駐車場には長蛇の列。
やだやだ、やっぱり帰ろう!と少しアウトレットの周りを走っていたら、
なんと、コストコの駐車場には、すーっと入れてしまった。
お?いいねいいね。コストコ寄って帰ろう。
でもよく見ると、コストコとアウトレットはつながっているから、コストコ
に駐車すると、アウトレットにも行けてしまうのだった。

そーか、それはラッキー。

コストコで買い物をした後、駐車場から犬を連れ出し、アウトレットへ。

なるほど、広い。広いけれど、すごい人だ。
特にフードコートには、人人人の長蛇の列。はー。
犬も目を回していた。


とにかくすごい人で買い物をする気にもなれず、一通り眺めてから、さっさ
と帰ることにした。

「僕達はやっぱり公園や野原や山がいいよ~」と人に寄ってしまった、
我が家のパグ。ごめんごめん!
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高知へ

出張はまだまだ続く。
博多から高知へ。ん!寒い!

またまた仕事の合間を縫い(本当に仕事してんのか?)、
高知の街をうろうろ。
ちょっと時期ハズレだけど、やっぱり高知はカツオでしょ!
ということで、市場のようなフードコートのようなところで、
カツオを食べることにした。そして、
「カツオのタタキ・塩」なるものを発見!

カツオのタタキといえば、ポン酢のようなタレにショウガ、
スライスのにんにくや葱、たまねぎを添えて食べると思う
のだけれど、この店には、「塩」というメニューが存在した。
いかにもおいしそうなので、注文。
目の前で、ぼおーーーーっ!と炎が上がり、カツオを
炙っている。うーん!

そして、タタキ(塩)!タレの変わりに塩が振ってあり、
やはりそれに、スライスにんにく・・・もろもろのものを
添えて食べるのだけど、これがめちゃくちゃ美味しかった!
生臭さもなく、とにかく上手い!
ゆず胡椒などつけて食べたらもう!!

・・・・・ということで、まじめに仕事もしております。(^^;ゞ
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博多へ

出張で、久しぶりの博多へ。
仕事の合間を縫い、中洲のアーケードを、うろうろ。
やたら古く怪しい店構えの建物や、おばさんが笑顔で
手招きしている「占いの店」・・・・なんともおもしろい。

そして、博多と言えば、やっぱり?「もつ鍋」でしょう・・・か?
ということで、もつ鍋の専門店へ。
なかなか東京に居ると、もつ鍋食べに行こう!という
機会がないけれど、たまに食べると、おいしいねえ。
体が温まったところで、お腹が一杯だったけど、
那珂川沿いの屋台村に行ってみる。

数件の屋台が並んでいるのだけれど、それぞれの屋台が
寒くないように、と風よけのために、いろいろな工夫をして
いた。このアイデアには、なかなか感心しました。
1度見に行ってみてください。

夜には雨が降り出した。
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雨の休日

ブログの更新をさぼってしまっていた。

よし!また復活だ!

先週、我が家の犬たちを連れて、二子玉川に行った。
犬連れでお茶の飲めるガーデンアイランド、屋上のカフェへ。

小雨がちらついていたせいか、割りと空いている。
そんな空を見ながら、何をするでもなく、ひたすらコーヒーを
飲みながら、ぼーっとしていた。

人慣れした雀が現れ、何を恐れるでもなく、当然の顔をして、
私達のデザートのパンを、目の前でついばんで行く。
我が家の犬たちも、それをぼーっと見ている。
ここは大丈夫!と思ったのか、その後も何度も雀が現れては、
少しずつ、パンをどこかに運んでいった。

のんびりとした休日だ・・・

しかし、我が家の犬たちは、やっぱり番犬にも何にもならないのだ。
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桜の季節

桜の季節。
毎年、実家の目の前の桜並木にホレボレしてしまう。
提灯があるわけでもなく、花見で飲んでる人がいるわけで
もなく、桜の木の下の並木道は、ただ犬を連れて散歩する
人や、桜の木を仰ぎ見ながらテクテク歩く人がいるだけ。

のんびりしてていいなあ、と思う。

犬を連れて散歩していると、時折、桜の花びらがひらひらと
舞い落ちてきて、我が家の犬たちの頭に落ちる。

贅沢な花見のひととき。
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大國魂神社に初詣

かなり話題は古くなってしまったけれど、初詣の話。(古っ)

今年の初詣は、1月2日。
東京府中にある、大國魂神社(おおくにたまじんじゃ)。

毎年5月に行われる「くらやみ祭」で知られる大きな神社。
「くらやみ祭」は司馬遼太郎の「燃えよ剣」にも登場する大きなお祭りだ。
神社の創建は111年だそうで、その歴史は約1900年前にさかのぼる、
歴史ある神社である。

神社の御利益は、開運招福、商売繁盛、交通安全、厄除け、縁結び。
家からそう遠くもないのだけれど、「くらやみ祭」はおろか、足を踏み入れ
たのも初めてである。

2日の夜、ということもあってか、境内に続く参道には、人もまばら、とは
言え、寂しいほどではなく、ほどほどに人が集まっている。
参道には、たくさんの提灯や出店。

後ろを歩く人たちが「なんだか空いてるね~、やっぱり来るなら2日だよ!
来年から2日にしよう」などと言っていた。
そうか、2日か!私も、来年も来るなら2日だ、と心の中でつぶやいた。
こうして書いてしまうと、来年は、そうかそうならば・・・と2日に人が集中
してしまう・・・・という心配も、私のブログではあり得ないので、安心。

今ちょっと足を悪くしている母と、体調のよくない父。そして、実家で我が家
の犬達を連れて、ゆっくりと歩くのには、とてもいい混み具合。

提灯の灯はキレイだし、この日は全く寒くなく、
なんともいい雰囲気だった。心なしか犬達も気分が良さそう。

穏やかな気持ちでの初詣。今年は穏やかな良い年でありますように。
なんとなく、今年はしみじみと、心からのお参りした。
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落ち葉の川

武蔵野は、本当に緑が豊かなところだ。
いつも犬を散歩に連れて行く公園も、広々とした森があって、
芝生が広く開けていて、鳥もたくさん居る。
土も豊かだし、空も広い。

たまに、西武線の短くてこじんまりした電車が、コトコト公園の
横を走っていく。

この公園は、いつも本当に気分がよくって、犬たちも大好きだ。

その公園の片隅に、水の流れていない小川の跡、のような
場所があり、秋から冬にかけては、木々の落ち葉が、まるで
川の水の流れのように、一面を覆う。
まるで落ち葉の川のようで、とてもキレイだ。

その落ち葉の川くだり。というか沢登り?犬達ももちろん大好き。
もともと私達の登山にも同行するような、自称(?)”山登り犬”
なので、こういう自然満載な場所が大好きなのだ。

先日、親戚の子供たちをそこに連れて行ったのだけれど、やはり
子供も犬も同じですね。子供達も大喜びで、その落ち葉の川を
泳いでおおはしゃぎ。

いつの間に、大人になっていくと、そういう土の香りや緑の匂い、
落ち葉の感触や自然の音・・・忘れてしまうんでしょうね。

しかし、いつもの遊び場を子供達に占領されて、不機嫌になって
いる我が家の犬たちも、かなりかわいい。ふふふ。
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小さな空の旅

先日、仕事で高知に行った際、大阪への移動で飛行機に乗った。

高知龍馬空港から大阪伊丹空港へ。
なんと、プロペラ機。74人乗り。

やはり前回の出張で、昨年の9月をもって引退してしまった今は無
きYS-11に乗ったっけ。それ以来だ。
全く飛行機のことには詳しくないので、プロペラ機はあのYS-11を
もって乗ることができなくなってしまったのだ、と思い込んでいた私
は、これから乗る飛行機がプロペラ機だ、と知ると、なんとなく
嬉しい気持ちになった。何だかこじんまりしていて、好きなのだ。

あいにく、フライトが夜だったので、恐らく海の上の低空飛行で、本
当に自分が空を飛んでいるような(っていうか飛んでいるのだけど)
爽快な景色を窓の外に見ることはできなかったけれど、
小さい小さいプロペラ機ならではの、スリルに満ちた、だけどどこか
のんびりとした気分を味わった。

ほんの40分の小さな空の旅でした。
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東急ハンズがなかったら・・・

東急ハンズって、やっぱりいいよね。何でこんなに楽しいんだろう。

何も用事がなくても、何も買うものがなくても、時々東急ハンズをうろついては、
ニヤニヤしている。

特に、パーティグッズ売り場や、文房具売り場が好きだ。思いもしないものが
売っていて、「いやーん、楽しい!!」となる。
普段、あまりモノ作りをする機会はないけれど、東急ハンズを歩いていると、
なんとなく、創作意欲がジワジワと沸いてくるような・・・気がする。
それだけでも楽しい気分になるのだ。

以前、何かの番組で、世界に名だたる”マジシャン”の人たちが、日本に来ると
必ず立ち寄る所、として「東急ハンズ」を挙げていた。そして実際に東急ハンズ
に買い物に行く映像が流れたけれど、文房具の売り場で、いろいろ得体の
知れないパーツなどを手に取り、子供のようにはしゃいでいたっけ。
いろいろ想像力がわいてくるのだろう。

わかるわかる。はしゃぎたくなってしまう気持ち。

東急ハンズはそもそも、「手の復権」をテーマに、「楽しい」「驚きがある」「お役
に立てる」が企業アイデンティティだそうで、企業理念は、
「東急ハンズは、お客様の生活文化の創造をお手伝いします」だそうだ。
原動力は「お客様から学ぶ」という姿勢。
1976年に会社ができ、第一号店は藤沢店だったそうだ。

私は東急ハンズ、と言えば渋谷店を知ったのが最初で、渋谷店が開店したのは
1978年だそうだから、今にして思うとそれは私が13歳のときになる。
中学生になって、地元の四谷から友達同士で電車に乗り、渋谷まで遊びに行く
ようになったのは、多分ちょうどその頃だろうと思う。
なので、私のそういう”ものごころ”がついた頃には、常に渋谷の東急ハンズは
存在し、私の生活文化の中にあったと言える。

もし、東急ハンズがなかったら・・・・考えるだに恐ろしい。(と、かなり大げさ)

それにしても「ハンズ」というのは、いい名前ですよね。
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『新宿の目』

久しぶりに新宿西口の地下道を歩いた。ふと、目にとまる、というか
ドーンと目にとびこむ、西口地下道のシンボルとも言える新宿スバルビル
の「新宿の目」。いつ見ても怪しくらんらんと輝いている。

1970年に宮下芳子さんという数多くのパブリックアートを手がけている
アーティストが制作したのだそうだ。
1970年というと、かれこれ36年も前の話。確か、私が物心ついたころ
からずっとあの場所で西口地下道を見つめていたのだから、なるほど
そのくらい経つのだろう。

その宮下芳子さんの話によると、この話を引き受けた時・・・・

怪物的バイタリティを持つ新宿新都心。
底知れない力にみなぎっている怪物を、如何に表現したらいいのだろう……
時の流れ、思想の動き、現代のあらゆるものを見つめる“目”二十一世紀に
伝える歴史の“目”…もしかすると遠く宇宙を見っめる“目”かも知れない。
このような多次元の“目”こそ新都心のかなめ「スバルビル」には最適、と思った。

と語っている。この目は36年もの間、まばたきひとつせず、新宿という
底知れない力みなぎるこの街を(しかも地下街!)見つめているのだ。
心なしか近くで見ると、この「目」、少し潤んでいるように見えるのは気の
せいだろうか。

私が20歳の時であるから、かれこれ20年以上も前の話になるが、
当時わいわいと遊んでいた仲間の一人の誕生日の日。サプライズなことを
しよう!との企画に一役かったのが、この「新宿の目」だった。

友人を、まず「新宿の目」に呼び出す。すると新宿の目の瞳の真ん中に
メモが貼ってある。そのメモには、「京王プラザホテルのロビーで待て」との
メッセージが。そして京王プラザホテルに行くと、今度は呼び出しがあり、
フロントでメモを渡される。「新宿NSビル35階の公衆電話へ」。
NSビルの公衆電話には、「下に置いてある電話帳の○○ページを開けよ」。
そしてそのページを開くと、「○○ホテルの○○号室へ来い」との最後の
メッセージ。そして、その○○ホテルに行くと、友人がたくさん待っており、
サプライズ!のバースデーパーティが行われた、とこういう企画であった。

当時、携帯電話もない時代。どうやってこの連携プレイをやってのけたの
かは忘れてしまったけれど、確か、私も走った走った。走って情報を
伝え合ったのだった。
なかなか、楽しい企画だったなあ。

そんな楽しい企画を手伝ってくれた「新宿の目」。たまには目を閉じて、
ゆっくり休んでもらいたいものだと思う。
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