飼っている犬(パグの親子)、映画、本、音楽、その日感じたこと、なんでもない、ただのひとりごとです。
ひとりごと日記
『ウクレレ快楽主義』 関口和之
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入学に必要なものは、他の親戚がすべて贈っていたし、
ちょっとおもしろいモノをあげようかな、と考えていて思いついた。
ピアノを習っているので、楽器なんていいなあ・・・
そうだ、ウクレレだ!
選んだのは、決していいグレードのものではないけれど、
私の好きなパイナップル型のものにした。
(普通のギターのようなひょうたん型ではない)
喜んでくれるかどうかわからないけれど、プレゼントする側の私
からしたら、ワクワクする贈りものだ。
子供用の教則本などはないので、私の愛読書?を一緒にプレゼント
することにした。
『ウクレレ快楽主義』 関口和之
1992年 TOKYO FM出版
サザンオールスターズのベーシスト関口和之さんの本。
「ウクレレ快楽主義」。
もうかれこれ15年ほど前に出版された、ウクレレをこよなく愛し、
ウクレレ人気の火付け役ともいえる関口和之、こと
ムクちゃんの”伝説”?とも言われている本である。
これはウクレレがいかに楽しいか、のほほんといこうよ、という、穏やかで
ユーモアたっぷりの、まさに彼らしい本だ。
難しいこと考えず、ウクレレを気軽に楽しもうよ。と言っている。
(そんな彼はウクレレ奏者としてもかなりのものなのだけれど)
ウクレレの出来ない人でも、充分に楽しめるし、しかも内容はしっかりと
充実している。
イラスト付きのウクレレの持ち方から、ストロークの仕方、姿勢まで、
楽しく楽しく解説。ウクレレの歴史やウクレレカタログ。基本テクニックなどなど、
魅力満載なのだ。
簡単に書かれているから、これだったら子供にもいいだろう、と思った。
極めつけは、ウクレレの楽譜。
楽譜が読めなくてもちゃんと弾けるように書かれており、選曲がまたすごい。
誰でも知っていて、誰でも口ずさめて、楽しい曲ばかり。
♪いいもんだ~な~ふるさとは~それにつけてもおやつはカール♪(カールの歌)
♪この木何の木 気になる木~♪(日立の樹)←って題名なんだ!
♪人生楽ありゃ苦~もあるさ~♪
(ああ人生に涙あり)←って題名なんだ!水戸黄門の歌。
などなど。風に吹かれて、なんてあるのも嬉しい。
ウクレレは全く弾けない私だけど、時たまその楽譜を見ながら、ポロンポロンと
ウクレレをいじってはニヤニヤしている。
ウクレレってのんびりしていて、いいなあ。と思う。
この本の次に発表した『ウクレレラブ』も、更に楽しい。
・・・・と、かなり独りよがりの贈り物かもしれないけれど、ま、いいか!
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桜の季節
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毎年、実家の目の前の桜並木にホレボレしてしまう。
提灯があるわけでもなく、花見で飲んでる人がいるわけで
もなく、桜の木の下の並木道は、ただ犬を連れて散歩する
人や、桜の木を仰ぎ見ながらテクテク歩く人がいるだけ。
のんびりしてていいなあ、と思う。
犬を連れて散歩していると、時折、桜の花びらがひらひらと
舞い落ちてきて、我が家の犬たちの頭に落ちる。
贅沢な花見のひととき。
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フレッシュネスバーガー『レモン&グランベリーソーダ』
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暑くなってくるとこれが飲みたくなる。
少しキツめの炭酸に、レモンとグランベリーのシロップ。
そしてミントの葉。
色からしてスカっと爽やかでおいしそうでしょ?
これにシュガーシロップなどは入れず、そのままグイっと。
フレッシュネスバーガー。
ハンバーガーは特に食べたくないのだけれど、窓が大きく
気持ちがいいので、会社のランチでよく行く。
そして、レモン&グランベリーソーダ。
フレッシュネスバーガーが禁煙だったらいいのになああ。
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猫よけペットボトルの怪
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「ペットボトル」を見かける。
かれこれ十数年前にブーム?だった、猫よけペットボトルだ。
あれは一体何だったのだろうか?
ペットボトルに水を入れ、それを置いておくと、猫が近寄らず、オシッコ
やウンチをしない効果がある!とやらで一時期、あちこちで見かけた。
あのペットボトルにオシッコをひっかけている猫を見かけたことがあるし、
結局、何の効果もないばかりではなく、ビジュアル的にも美しいものではな
いと思うのだけれど。
あれを見るにつけ、猫を嫌いな人が、日本全国こんなに要るのか!と
驚いたものだ。なんだか心優しくない光景だと、ずっと思っていた。
それがいまだに信じられていて、いまだに玄関先にいくつものペットボトル
が並べられている。うーむ。
そう言えば、結婚する前、実家ではずっと猫を飼っていた。
その我が家の玄関先に、ある日、何本もの例の猫よけペットボトルが置いて
あるのに気づいた。びっくりして母に尋ねたら、
あら、それって猫よけなの?知らなかったわ!
防災の何かで、各家庭で玄関先に水の入れてあるペットボトルを置かなくて
はいけないのだ、と、母を思っていたらしいのだ。
最も、当時の我が家の猫も、世の中の猫たち同様にそんなペットボトルなど
恐れるわけもなく、クンクンと匂いをかぎながら通り過ぎていたのだけれど。
それにしても、母の間抜けな伝説である。
とにかく、そんなに町に生きる動物を嫌わないで、優しくしてあげてよね!
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『赤朽葉家の伝説』 桜庭一樹
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桜庭一樹
東京創元社
いや~おもしろかったです。
鳥取県紅緑村。赤朽葉家の、祖母、母、わたし。それぞれの時代をそれぞれの
時代背景の中で生きた3人と、赤朽葉家の盛衰の物語。
不思議な千里眼を持つ祖母、万葉。そんな万葉から生まれなぜか暴走族の
レディースの長として名を馳せ、後に売れっ子漫画家になる母、毛鞠。
そして、そんな母から生まれたわたし、瞳子。
鳥取の山深い村の不思議な言い伝えや、赤朽葉家の伝説。
ユーモアに満ち溢れたお話に、思わず最後には、読み終わるのが寂しくて、
もっともっとこの赤朽葉家に居候させてもらいたい、と思ったほどだ。
おもしろい要素はいっぱいあるのだけれど、何よりも、この母、毛鞠の年齢が、
ちょうど私と同じ歳くらいの設定であったために、自分の母の生きた時代、
私の生きている時代、と、時代背景が重なった。
そんなところが私をこの物語にグイグイとのめりこませた一因かな。
桜庭一樹は、鳥取の”八墓村っぽい”村に生まれ育ったそうだ。そんな故郷に
篭り、この作品を書き上げたそうなのだけれど、実際に、この赤朽葉家が存在
していたら、どんなに楽しいだろう。ちょっと怖いけど。
などと、いつまでも怖いような、楽しいような、不思議な感覚の残る物語。
一気に読みました。
おもしろかったです。
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ここ掘れワンワン
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欲しいときには、そのおもちゃなんかを、口にくわえて私たちの目の
前に運んでくる、ということをする。
我が家のパグに限ってではなく、パグ全般、いや、犬全般に言える
ことかもしれないけれど。
しゃべる事ができないから、そんな行動で言いたいことを伝えている
のだろう。
特に、父親犬のボンタは、人の鞄の中から何かをひっぱり出してきて
は、その持ち主に追いかけられることが大好きで、特に好物?なのは
鞄の中のハンカチである。
ところが、たま~に、どこからかこんなモノをくわえて持ってくるのだ。
お金。お札。
これだと、人々が本当に必死になって追いかけてくる、ということを
知っているのだろう。(^◇^;)
ものすごい特技だと思うだけれど、どうせなら「ここ掘れワンワン!」と
ばかり、お札の束とか、そんなすごいモノをせっせと運んできてくれる
といいんだけどね。
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つばめグリル「ハンブルグステーキ」
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もう少しだけ若い頃は、”最後の晩餐は?”と聞かれたら、迷わず、
「ハンバーグ!」と答えていたっけ。
さすがに、今となってみると、塩鮭のお茶漬け、とか、おにぎり、
などと答えてしまいそうなのだけれど。
いずれにしても、ハンバーグ、特にデミグラスソースのハンバーグ
が大好きで、おいしいハンバーグには目がない。
ハンバーグというと、大抵のレストランのメニューにはあるのだけれ
ど、これがまた、おいしいハンバーグ、というのは実はなかなかない
のである。
そんな中にあって、ご存知”つばめグリル”の「ハンブルグステーキ」
は、やっぱりしみじみおいしい!
ほどよくジューシーなハンバーグの上に、デミグラスのシシューが
かかっているのだ。(^¬^) よだれ~
それがアルミホイルに包まって、ジュージュー音を立てて搭乗する。
サイドに添えてあるジャガイモとクレソンも、そんなハンバーグの味を
惹き立てるべく、いい味を出している。
ランチともなると、丸ごとヒンヤリと冷え冷えのトマトのサラダがついて
くるのだけれど、それがまたおいしくてたまりません!
ということで、たま~にはつばめグリルのハンブルグステーキを食べ
て、幸せな気分を味わうことにしています。
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『伊集院光選曲 おバ歌謡』
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大好きな曲だ。
歌詞の内容と、それに相反するアフター・ビートの明るい曲に、
ギルバート・オサリバンの優しい歌声がミックスして
とっても切ない名曲である、と思う。
Alone again naturally という言葉は、日本語にするのはとても難しく
「また一人になってしまった、あたりまえのように・・・」
「また一人になってしまった、ありのままに・・・」
など、いろいろな訳し方をしている人がいる。
1つの節がとても長く、いっぱいっぱいに歌詞が乗り、それでも
英語の美しく流れるような”音”で、それもこの歌の魅力のひとつと
なっている、と思う。
・・・と、なぜこんな事を書いているか、というと、ここで出てくるのが
この『伊集院光選曲 おバ歌謡』に収録されている「アローン・アゲイン」。
なんと、コメットさんの九重祐三子がカヴァーしているのです。
”おバ歌謡”というだけあって、これはもう抱腹絶倒ものです。
九重祐三子が歌うのは、「また一人」と訳されたアローン・アゲイン。
これ、訳された歌詞がもう・・・・
出だしが、なんと ”私としたことが、あなたに棄てられて~
生きてることが悲しくなっちゃって~”
おいおーい。
しかも、”私としたことが”って・・・(^◇^;)
最後には、生きていくことが悲しくなった私が、ビルの上から飛び降り
ようとしたところ”よせ”と言って止めてくれた人とまた恋をしたけ
れど、
”つまらなくて 今日からまた 私は一人~”
おーい。
この訳詞は一体・・・・
九重祐三子がどんな顔をして歌っているかも想像できて、なお哀しく
なってしまうのだけれど、もっと哀しくなるのは、この訳詞はをしている
のが、なかにし礼だ、ということだ。
同じく、このCDに収録されている「ホテルカリフォルニア」(歌:タンポポ)
これがまた・・・(^◇^;)
どうしてここまで、このように訳してまで・・・と思わずにはいられない
作品にしあがっている。おーい。
なかにし礼の作詞には、数々の名曲がある。、「知りたくないの」「雨がやんだら」
「今日でお別れ」「天使の誘惑」「グッバイマイラブ」・・・・などなど、数え切れない。
なによりも、、「長崎ぶらぶら節」では直木賞も受賞している。
なのに、なぜ!これはどうしたこなのか!おーい。(^◇^;)
こうなってくると、私の大好きなペドロ&カプリシャスの「別れの朝」なんかも
訳詞をされているのだけれど、もしかして、聴く人が聴けば、抱腹絶倒なので
はないか?などの疑問も!
しかし。こんな名曲たちに、こんな歌詞をつけてしまうなんて・・・
しかもどうして九重祐三子なのかなあ?
・・・・などと思うのだけれど、ここは、そんな真剣に深く憂いても
仕方がないのだ。
笑い飛ばしてしまうしかない!
そんな意味でもこの「おバ歌謡」は楽しい楽しいCDだ。本当に笑った笑った~。
ちなみにこのCDには、草刈正雄の『アローン・アゲイン』も収録されている。
こちらの山上路夫氏の訳詞なのだけれど、まだ歌詞は原曲に近い感じで、
伊集院光も、これはおバ歌謡でないけれど、次に控える「また一人」と
聞き比べてほしい、ということで選曲されているらしい。
他にもおかしなおかしな、愛すべきおバ歌謡が満載です。(^-^)
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四谷三丁目 『好音堂』
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四谷三丁目の交差点は、昔とは少し様変わりしているけれど、
昔(私が子供の頃だから、相当昔の話。30年以上昔かな)から
ある店も、数多く残っている。
スーパーの丸正もそうだし、喫茶店の風月堂、ケンタッキー、
茶巾寿司の「八竹」、喫茶店「オレンジ」、錦松梅、宮古書店、
粕漬けの「魚久」、きしめん「尾張屋」、うどん「木屋」、とんかつ
「かつ新」・・・・・
その中のひとつに、このレコード店(今はCDショップというのかな)
の『好音堂』がある。
私が小学生や中学生の頃。当時は、今のようにTSUTAYAが
あるわけでもなく、HMVがあるわけでもなく、とにかくレコードを
買う、というと、この『好音堂』だった。街の小さなレコード屋である。
お小遣いで買うので、もっぱらお目当てはEPレコード、ドーナツ盤。
インデックスを見ながら、パラパラとめくって探したものだ。
今見ても、そんなに広くない店内だけれど、その小さいスペース
には、とにかくわくわくするようなモノがいっぱいあったように思う。
レコードや、カセットテープ、楽譜や、それからハーモニカや縦笛
なんかもあったな。レジの傍には、なんだか大事そうにレコード針
も売っていた記憶がある。
久しぶりに外から店内を見てみると、そこに並んでいるのは、もう
レコードではなくて、CDだ。ただ、店内のレイアウトは、ほぼ昔
と変わっていないようだ。嬉しかった。
何でも揃う大型のCDショップも魅力的だけれど、やっぱりこうした
街の小さな店には、大型店にはない味わいがある。
誰にでも、そんな街の”レコード店”にはたくさんの思い出がある
のではないでしょうか?
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