らぷんつぇる**

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売り手市場、一転?

2008年11月17日 00時04分53秒 | いまどきのにほん
このカテゴリー久しぶりだなー。

さて、今日の朝日新聞一面左端の欄の見出し、「採用一転、抑制へ 主要100社調査 10年春の新卒」。
で、二面には「就職戦線に寒風の兆し」「内定後も続く不安」「あせる3年生 イベント盛況」。
一昨年、去年はあんなに売り手市場って言われていたのに(それでも就活って大変だと思ったのに)ほんとに一転ですね…。
今就活真っ盛りの3年生や院生だけじゃなくて、内定承諾書を出した後急に内定取り消しってのもあるらしいから人ごとではないなぁ。

新聞には「安易な取り消しは違法」で「企業が内定を取り消した相手に慰謝料250万円を支払ったケースもある」って書かれているけど、250万もらったって、失われたものはそれより大きいじゃん!と思う。
他の会社の選考や内定を断ってそこに決めているんだからねえ。

記事に書かれている不動産会社のケースはかなりひどい。
「うちに入ると意思表明しなければ、役員面談に進めないよ」「もう就活はやめてくれるのかな」とか言われて他の会社を受けるのをやめた都内在住の男子学生。
夏の研修では経営状態に対する質問を財務担当者が笑って受け流したのに、その1ヶ月後に民事再生法の適用を申請…って詐欺じゃないの??

こんな会社はありえん!って思うけど、やっぱり就活の時期が早すぎるのも問題あるかな。。。
3年生の冬から4年生の春にかけて決まる人が多いってことは、入社の1年前くらいにいろいろ見越して採用しなきゃいけないってことだから…。
内定貰ったら、「もう就活はやめてください」「うちにくるっていったよね?」みたいな圧力もかけられるんだろうし、卒業までじっくり考えて、持ち札はキープなんてことができないもんねぇ。
そのへんは会社の方の気持ちもわかるし(規模が小さいほど内定辞退されたときのダメージは大きいはず)、なんとも言えないけど。
もうちょっとうまく融通きかないものだろうか。。

バブルの頃は体育会系のサークル出身ってだけで簡単に就職が決まったり、内定貰ってから入社までの間におこづかい(?!)が支給されたりなんてことがあったらしい。
結局、今の日本の就職システムでは、時勢によって学生が翻弄されている気がする。
運と言ってしまえばそれまでだし、だいたい世の中ってそんなもんかもしれないけど釈然としない気持ち。
就職氷河期に当たってしまった人々は、運だからしょうがないとか思えないと思う…。

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