2月23日(金祝)、標記を見に徳島県の文化の森を訪れました。とても良い作品が展示されていますので、紹介します。
まずは徳島県立近代美術館の1Fギャラリーでは、福岡市の障がい者施設「工房まる」の作品展「ひとりひとり、いろいろで、まる。」とのタイトルでの展示がありました。1997年に開設された施設ということです。
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この施設の指導者はもともと写真家で、障がい者の作品の面白さに魅せられ、今はこれらの作品をSNSなどで販売して、収益を上げることに成功されています。https://maruworks.org/topics/
障がい者芸術には以前から興味がありますが、芸術を経済と上手に結びつけて、弱い立場の人々に力を与えている好例です。エイブル・アートというジャンルです。書道もこの分野での大きな活用可能性を秘めていますが、良いセンスと発想を持った指導者がプロデューサーとなって取り組むことが重要です。
この展示の隣の「二十一世紀館」では、とくしま特別支援学校の「きらめきアート展」が開催されています。徳島県内のいくつかの支援学校の作品展です。様々なアイデアを楽しむことができます。
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新聞紙をちぎって水で固めて乾かすと、災害時に使える安全な燃料ブロックになるそうです。書道で出る古紙はこのような活用法もありますね。SDGsにつながります。
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書道の授業でも活かせるアイデアが満載です。書道文化学科の卒業生も何人かがこれらの支援学校や、小学校の支援学級の支援員としての進路に進んでいます。学生も通常の書道展だけでなく、このような作品展も訪れてみるとよいでしょう。書道で学ぶ発想やセンスを社会にどう活用するのかが重要です。
この後は、2階にある徳島県立美術館、博物館も見て帰りました。これらの施設は祝日は無料で鑑賞できます。すばらしい制度だと思います。