果報は寝て待て!

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弁慶と田辺市(その1)

2007年11月14日 | 平家物語-一般
これまで,熊野古道についてお話ししてまいりましたが,今回,熊野方面の旅の拠点にしたのは和歌山県田辺市でした。
この地域は,武蔵坊弁慶のゆかりの地というだけあって,あちこちに弁慶にちなんだものが見られました。

宿をとったのは,JR紀伊田辺駅にほど近いところでしたが,紀伊田辺駅前には弁慶がファイティングポーズを決めて立っていました(冒頭写真)。
さすがにこの地においては,主である源判官義経は全く関係がないようで,義経ゆかりのものの存在はまず見られず,この地では「判官びいき」というより「弁慶びいき」に傾いているように見られました

駅前メインストリートには「弁慶祭」なる横断幕が張られていました。
私が訪れたのは9月下旬だったので,ちょうど町ではお祭りムードで盛り上がっていたところだったのではと思われます。
田辺に訪れるのがあと1,2週間ずれていれば弁慶祭が見られたんですけどね。ちょっと残念…

さすが地元!
このような(↑)お酒もあるのですね!
地元民の弁慶を愛する心がこのようなところからもうかがい知れます。

次回,この地における弁慶の動静と,田辺の勇・別当湛増及び熊野水軍について検証したいと思います。

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