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果報は寝て待て!

浮世は疲れることばかり…
いそがず,あせらず,のんびりいきましょう。

篤姫(第33回)

2008年08月18日 | 大河ドラマ

北京五輪において,女子レスリングで日本が4つのメダルを獲得したニュースにフィーバーしている中,大河「篤姫」でも新たな女のバトルの幕を開けようとしています。

とうとう登場した皇女和宮サマ。
「日本のため」とはいえ,かっこいい許婚と引き離されるのは悲しいことです。
天璋院が,嫁が来るのを心待ちにしている中,和宮陣営はあくまで公家の作法で徹底抗戦する構えのようです。
まあ,政治のために江戸に遣わされる身となった自分を悲観してグレてしまうのも解りますが,江戸のビューネ家茂サマも,別れた有栖川宮さんに引けをとらないイケメンだと思うので,それほど悲観しないでください…

それにしても,このドラマにおける井伊直弼の亡きあとの幕府重鎮たちの陰険さというか何というか,ほんとに保身が見え見えの人たちです。
現在の某省庁のお役人様に極めて類似しているところが,今も昔も変わらないところですね。
流した血に恥じないと言い放った井伊サマがある意味男らしいです。
彼らに対する天璋院の「喝」は超気持ち良かったです!

ではまた来週!



…ああ,室伏選手5位か…残念


篤姫(第32回)

2008年08月11日 | 大河ドラマ

今回で中村梅雀,松坂慶子といった大物が姿を消し,代わって現れた北大路欣也!
あの人は,何を演じても同じようなキャラクターになってしまう嫌いがありますが,やはりオーラは他の俳優を大きく凌駕していますね。
今回の勝海舟も北大路欣也氏の色に完全に染まり,今までにないタイプに仕上がりそうです。
しかし,いきなりミシンを進呈されて,取扱説明書やら消耗品のスペアやらは大丈夫だったのか心配です。

さて,今回の主役は何と言っても井伊直弼でしょう。
多くの攘夷派の弾圧してきた井伊。
誰の目から見ても悪の権化にしか見えない彼の行いに対し,井伊という人物を見極めんとサシの茶の湯に挑む篤姫でしたが,井伊の点てた茶は意外なことに素晴らしい味でした。
そして彼が目指していた茶の湯の道はいつの日か政治の道へと変化し,とうとう日本の行く末を守るといった究極のテーマに挑まねばならない立場になっていました。
彼の口から発せられた「役割」という言葉…
若い頃の篤姫は,当時悪と称せられた調所広郷から同じ言葉を聞かされていました。
自ら信じる正義を実現させるために,逆に自分に悪の文字を背負わせる宿命。
井伊も調所と同じ,単なる悪ではなく,その先に人々の平和を望んだ信念の人でした。
茶の湯を通じて互いの心の内を分かり合えたのもつかの間,井伊大老は桜田門外で散りました。
常に腹黒さを強調し,最後の最後で隠れた純粋な心を見せた井伊大老を,中村梅雀氏はよく演じていたと思います。

次回からは,いよいよ堀北真希ちゃん&鶴太郎が登場。
後半戦もエンジンがかかってきそうですね。
ではまた!



篤姫(第31回)

2008年08月04日 | 大河ドラマ
この日,影が消えた…

長い間,篤姫の教育係として影のように付き従ってきた幾島サマが,とうとう去る日がきました。
まさに犬猿の仲であった二人が,同じ修羅場ををくぐり抜け,いつの日か互いを認め合うようになっていく描写が,ある意味このドラマの面白さの一つでした。
そしてその真骨頂となった今回,安政の大獄によって捕らえられた近衛家老女・村岡を救い出す策を篤姫が命じる前に,無言の意思疎通で幾島が既に行動していたシーンには,幾島が単なる「プロ」としての侍従に止まらず,もはや篤姫の頭脳の一部にまでなっていたことに気づかされます。

自らが村岡の牢に出向くと言い出す篤姫に対し,幾島は,
「この幾島におまかせくださいませ!」
の一言。

あのオバちゃんスマイルから放たれるこの一言の持つ絶対の安心感…
思えばこれまで,この一言に篤姫は何度助けられたかわかりません。

そして篤姫と一体となっていた影・幾島サマは去っていきました…

個人的には,今回の話は,これまでの「篤姫」の中でも,将軍が亡くなったとき以上に感動的な回だったと思います。

ではまた!

篤姫(第30回)

2008年07月28日 | 大河ドラマ

今回の篤姫は,さまざまなドラマがてんこ盛り状態でした。

江戸で家定公が逝き,薩摩で斉彬公が逝ったことにより,時代は逆行する形になってしまいました。
若い将軍・家茂を傀儡にし,万事自分の意のままにしようと画策する井伊直弼。
彼の下で行われた安政の大獄により,多くの者が獄に処せられる中,その触手は亡島津斉彬公のために尽くしてきた西郷さんや月照さまにまで及ぶことになりました。
幕府の網から逃れるために薩摩まで逃げ帰ったのもつかの間,薩摩で待っていたのは,返り咲いた前藩主・斉興サマの用意した牢…
亡斉彬公の密命を果たせなかった彼らにとって,もはや生き長らえる意味もなく,せっかく小松帯刀サマが牢からの逃走ルートを伝えに来ても,既に死ぬ覚悟を決めていた彼らは,帯刀サマに「この御恩は一生わすれません。」の一言を残したのみ。
その言葉で,これから起こることが解ってしまった帯刀サマは,無力さ,絶望感だけを背負い,彼らの牢から去ることしかできませんでした。
…そして,入水した二人のうち,少なくとも西郷さんだけでも生きて帰ったことに,帯刀サマの背負った絶望感は,かろうじて残された希望として生まれ変わろうとしています。

一方,愛する夫を失った篤姫…
周囲からなじみの者達が次々と去っていく中,想像以上に篤姫の心の拠り所となったのが次期将軍・家茂公でした。
篤姫や女中に囲まれて照れる姿はまさに「江戸のはにかみ王子」とでも言うべきでしょうか。
そしてふらっと倒れかけた篤姫を支え,「母上さま」と呼んだ光景は,もはや某化粧品メーカーのCM「ビューネくん」そのものでした。
あれには「未亡人は23才」の篤姫もくらくらしてしまうに違いありません。
それはそれとして,失った家族にかわり,あらたな家族ができたことに,篤姫の心は多少なりとも救われたのだと思いました。

そして,来週は最大の戦友との別れが…
ではまた


篤姫(第29回)

2008年07月21日 | 大河ドラマ
将軍・家定をめぐる女たち。
彼女らいずれもが,将軍の死を一月以上知らされませんでした。
将軍生母ですら,その死を知らされない不可解な世界。
既に真相を知っている総取締役の滝山サマは,「公表日」がくるまでは将軍が生きているものとして生母・本寿院サマに報告せねばならない立場にあり,ある意味最も辛い立場に立っているとも言えるでしょう。
最も早くその真相を知らされた篤姫もまた同様に,将軍の死を口外できず辛い思いをしていたのでしょう。
いくらこれまで虐められてきたとはいえ,ここで,この事実を生母である本寿院にも伝えねばという発想になる篤姫…彼女は天性の母性の持ち主なのでしょうか。

そして御髪を下ろし,天璋院となった篤姫。
ある意味女としてのライバルであったお志賀とも,最後には同じ男性を愛した友として理解し合うことができました。
ただ,愛されたのは篤姫だけであったと打ち明けたお志賀の気持ちは,篤姫は新たな決意を奮い立たせました。
家定公を愛した人々のためにも,その代表者たる自分が家定公の意思を継いで生きねばならないという使命…
天璋院となった篤姫の戦いはこれからなのかもしれません。


篤姫(第28回)

2008年07月14日 | 大河ドラマ
同じ屋根の下にいながらにして,夫の死に目に会えないというのは,妻にとって無念以外の何ものでもないでしょう。
滝山サマから突然聞かされた将軍家定の訃報。
それも亡くなったのは30日も前の話。
頭の中が真っ白になり,悲しみ,怒りの錯綜する篤姫に対し,「先例」であるとのただ一言で全てが片づけられてしまう理不尽さは,見ているこちらの方がハラワタが煮えたぎる思いです。

まだ信じられないという不安と期待…
しかし,開けられた障子戸の先には,もはやいつものウツケ笑顔の家定公の姿はなく,無機質な棺が横たわるのみ…
この時点で篤姫はようやく信じられない現実を認識したことでしょう。

それにしても今回ほど本寿院サマをクソバアアと思ったことはないですね。
あそこまで嫁をいじめ抜きたいのだろうかと逆に感心してしまいます。
いつの日か,篤姫に逆襲の日がくることを祈りたいですね。

夫とほぼ同時に養父の死も知らされ,篤姫にとってはダブルパンチを喰らった気分でしょう。
そしてそれは,最大の味方を二人亡くしたことを意味します。
ただ,大奥総取締の滝山サマが,徐々に篤姫側に心を開きつつあるように見えてきました。
目的を失ってしまった幾島サマの変わって,今後の滝山サマの動きが気になるところです。

では,また来週!

篤姫(第26回)

2008年06月30日 | 大河ドラマ

毎回書くことが同じような内容になってしまうのですが,将軍家定サマはいい男ですね。
実家の父との板挟みに会いながらも,姑からいじめられても,篤姫はきっと幸せでしょう。

それにしても,回が進むにつれて,このドラマの疑問点が見え隠れしてくるようになりました。
薩摩の島津斉彬公は相当な人格者かつ先見の明を持った人物のように描かれている一方,会ったことがあるのかないのかわからない一橋慶喜公を推し,かつ推されている慶喜公は腹黒く何を考えているのかわからない人物政治に関心があるようには思えず,また対立する慶福公は篤姫も認める人格者である…といった相関関係がまず前提で考えましょう。
今回の劇中で,幕府の中で慶喜公を推す人たちというのは,推察するに,慶喜公がただ単に年長であって,最低限の頭脳と体力があるといったところだけで判断しているとしか思えません。
どう見ても慶福公の方が人格的にも政才的にも勝っており,しかも腹黒さもないように見えるこのドラマの場合,慶喜派の人たちこそ,優れた慶福公を差し置き,あえて将軍として劣っている慶喜公を擁立して現政権を転覆させ,自分たちの権力を強めようと企む人たちのように見えてしまいます。
その慶喜派の裏ボスたる島津斉彬公は,将軍家定公を「あの方がただのウツケとは思えんのじゃ」としてただならぬ才能があることを見抜いておきながら,その家定サマを擁護することはせず,家定サマが死ぬ,もしくは隠居してもらうこと前提で次期将軍の話をしている時点で,やはり家定サマをウツケと見なし,あえてウツケの将軍に篤姫を嫁がせたとしか思えません。
口ではいいことを言っておきながら,結局篤姫を使い捨てにしたとしか思えない斉彬公に,今回,尚五郎あらため帯刀サンがくってかかったのは当然のことというべきでしょう。
このドラマで慶喜派の人たちをもっと正義の人々のように描くのであれば,史実のように慶福公を幼い少年で登場させ,どう考えてもこの子を将軍に推す人たちは腹黒い人たちだとすべきでしたが,そうすると,篤姫が慶福公と慶喜公との間で揺れることもなくなってしまい,ドラマ性に欠けてしまうといった諸刃の剣の部分がありますね。

まあ,そんなこんなで折り返し点まできた篤姫ですが,あくまでもこのドラマは篤姫が主役なので,ストーリーの多少の無理も大目に見て,あおいちゃんの笑顔を楽しみにしていきましょう!


篤姫(第25回)

2008年06月23日 | 大河ドラマ

今回は歴史としての話の進展はありませんでしたが,大奥のイジメはいよいよ本格的になってきました。
いやはや,本寿院サマのイジメ方は現在の嫁姑にも見られるいやらしいものですね。
ましてや二世帯住宅ではなく,大所帯の大奥では,本寿院側の味方も大勢いるため,単に家庭内でのイジメというよりは,学校や職場でのイジメに近いものがありますね。
救いなのは,だんな様が嫁の味方をしてくれることでしょう。
嫁姑の顔色を見ていないようでしっかり観察し,必殺「ウツケのふり」の派生版・必殺「仮病」でバッタリ倒れる将軍・家定サマのアクションはなかなかなものです。
(ただ,それが嫁姑問題をさらに悪化させている結果にも…
ところで,家定サマが本寿院サマに「今までいきてこれたのは,母上様のおかげでございます…」云々と諭すように語るそのお姿は,いつもの将軍サマというよりは,某日テレの「恋愛新党党首・堺雅人」氏の語りに近かった感じがします。
今度の堺党首の演説は「姑が恋愛をダメにする!」という題目で語ってもらいたいものです。
そして姑を制しつつ自ら嫁に会いに行くあの姿こそ,まさに恋愛新党党首としてあるべき姿です!!
そんな堺党首をワタシは支持するぞ~!
(っていうか,番組違うし…
そして鬼になった大久保さんの運命はいかにっ!?

というわけでまた来週~!


篤姫(第24回)

2008年06月15日 | 大河ドラマ

将軍家定サマとハリスとの謁見はなかなか面白いエピソードに仕上がりましたね。
あの畳のひな壇の考案者が篤姫というのはホントなのかどうなのか。
(そもそもあのひな壇自体史実なのかワタシは知りませんが…)
いずれにせよ,あのような舞台設定がされれば,公使ハリスがびっくりするのはまず間違いないでしょう(「すばらしい」というよりは「なんだこりゃ」といったびっくりですけど…)
ましてや,ひな壇の上で将軍自身が「ジャパニーズ・カブキ」をしてしまうとなったら,ハリス卿にとってはたまりませんね。

しかし,篤姫との会話からは,将軍としてまったく遜色のない見識が見られるのですが,このままこの将軍が生き続けていくのであれば,島津斉彬公の懸念する世継ぎなど当面考えなくても良いのではと思ってしまったりします。
ただ,五目並べはいつまでたっても篤姫に負けっぱなし。
篤姫の「3にございます」に「わしも3じゃ」と応えている時点でほぼ負けのような気がするのですが…

それにしても,本寿院サマの慶喜嫌いには参りましたね。
オバサン特有のヒステリーもあそこまでになると周囲の者の方がハラハラしてしまいます。
夫婦は円満,嫁姑は戦争状態…世の中うまくいかないものです。

というわけでまた来週!


篤姫(第23回)

2008年06月08日 | 大河ドラマ
偏見だけで人物を判断してはいけない。
今回のテーマはまさにそこにありました。
慶喜公を擁立せんと御台所として派遣されたといってもよい篤姫ですが,将軍サマから指摘され,あらためて思い直してみると,慶喜公という人物に会ったことがない…
やはり人となりを判断するには直接会って話を聞いてみるのが一番ということで,二人の将軍候補者と早速面接開始。

1番・慶喜公
→無愛想,腹黒い,目を見て話さない,自分の考えがない…
面接においては真っ先に切られるいいお手本です。

2番・慶福公
→好青年,笑顔で対面,あっぱれな事件対応…
まさに即採用!といった感じでした。
立ち会った本寿院サマ御一行も,あふれる魅力にクラクラ状態。

どう見ても,軍配は慶福サマにありますな。
いくら密命を受けているとはいえ,やはり納得のいかないことにはイエスと言えない篤姫も,いつの間にか慶福サマの人柄に惹かれていました。

でも,そんなこんなで将軍様と篤姫との関係も,ずいぶん仲良くなった感じですねぇ。
なんだかんだいって変わり者同士,話がかみ合っているところがすごいというか何というか…
(将軍様,いつの間にか,自発的に「お渡り」になるようになったし…)


話は変わりますが,おチカさん,こわかったですね~
尚五郎サンにはいい薬だったようですが…
でもいちばんびっくりしたのは,あの場に居合わせた大久保サンだったのでは…

次回はいよいよ嫁姑戦争が勃発しそうですね。

ではまた来週!


篤姫(第22回)

2008年06月02日 | 大河ドラマ
老中・阿部正弘がお亡くなりになりました。
草刈正雄氏の甘いマスクと穏やかな語りが印象的であった阿部サマの活躍を密かに楽しみにしていた奥様方も多かったのではないでしょうか?
番組中盤の,篤姫と阿部サマとの腹を割った会見シーンがありました。
周りに味方の少ない阿部サマは,これまで自分の本心を語れる相手もほとんどいなかったのでしょう。
ここにきて,阿部サマは己の不甲斐なさを将軍御台所に語り出したのは,死を目前にして疲弊した心を救ってもらいたかったのかもしれません。
わずか二十歳を過ぎた程度の小娘・篤姫に自らの心の内を打ち明け,そして篤姫から自己表現のカウンセリングを受けることになった阿部サマは,腹が立つどころか篤姫に心を救われた感があったのだと思います。

そして番組終盤の目玉は将軍・家定サマでしょう。
篤姫の思ったとおり,やはり家定サマはウツケなどではなく,全てを見据えた上での厭世観からウツケを演じていたことが判明しました。
日本の今後がどうなるのか,先の先まで見通していた将軍様に篤姫の目も輝いていた反面,そのような才覚を持ちながら逃げの姿勢で生きてきた将軍様に対し,篤姫は腹立たしさをも覚えました。
でも,これまでまったく入り込めなかった家定サマの心の領域に,なんとか入り込めるカギをようやく手に入れた篤姫…今後,将軍の心を動かすことが果たしてできるのでしょうか?

というわけでまた来週!

篤姫(第21回)

2008年05月26日 | 大河ドラマ
今回は,「上様お渡り大作戦」からはじましました。
ヘアースタイルひとつで上様が振り向く世界というのはどういう世界なのか,ワタクシにはよくわかりませんが,少なくとも高そうなカンザシをたくさん着けると確かに目立つことは目立つのでしょうね。
一見,そんなに重くなさそうなカンザシでも,24金のものを5~6本着けたら,ヘルメットを被るような重さになるのでしょうか。
一夜のお渡りのために,相当なビッグマネーが動く…さすが大奥ですね。
ともあれ,熟女4人の知恵の絞りあいは愉快でした。

それに対し,お渡り遊ばされる上様が毎回持参する小道具は質素ですね。
毎回ネズミのオモチャが登場するのが笑えます。

さて,篤姫はお志賀の方から家定サマ攻略法を聞き出そうと,お志賀を呼びつけましたが,逆にお志賀から「女」というものを教えられたようですね。
上様も変わり者なら,お志賀も相当の強者でした。
上様がウツケだろうと何であろうと,そんな上様に惚れたお志賀のあまりの自然さに,篤姫は女としての敗北を味わったに違いありません。
次回からは「女」篤姫の真の戦いが始まるのでしょうか!?

<余談>
滝山サマの居室シーンって,なんでいつもあんなに薄暗く妖しいのでしょう?

篤姫(第20回)

2008年05月19日 | 大河ドラマ

番組の回数も20回を数え,ようやく篤姫が将軍御台所になりました。
さすがにフジ系「大奥」のような華やかな演出はありませんが,これが本来なのかもしれませんね。

いよいよ婚儀当日,嫁に行くよりは戦争に行くような感じでした。
もはや奥様になるというときめきなどほとんどなく,興味は「公方様はウツケか否か?」という一点に注がれていました。
このドラマでは,将軍家定サマは現段階まで超ウツケとして演じられて来ました。
信長みたいに実はウツケではなかった…ではなく,今回の家定サマは本当にウツケであってほしかったものですが,どうやらウツケではない片鱗が今回見え隠れしてしまいました。

次回からの家定サマの動向が気になりますね。
余談ですが,家定サマ役の堺雅人氏を見ると,知る人ぞ知る,金曜の深夜に放送されている「恋愛新党」の「堺党首」を思い出してしまい,思わず吹き出してしまう自分がかなり危険です

今回はこの辺で!

 


篤姫(第19回)

2008年05月12日 | 大河ドラマ

篤姫,いよいよ伏魔殿へ!

先週から登場した大奥総取締・滝山サマ!
他の女中たちと比べて背も高く,すらっとして,それでいて美しい!
お部屋で煙管を蒸かしているお姿もこれまた絵になります。
NHKさん,よくぞこの役に稲森いずみサマを起用してくれました!
次回からの篤姫の楽しみが増えました~!

まあ,それはさておいて…
今回は,お城に上がったばかりで,嵐の前の静けさというか,意外とのんびりした展開に思えたのは私だけでしょうか?
将軍母上・本寿院サマとの対面も,篤姫と一悶着あるのかと思いきや,いきなり好印象を与えてしまいましたし…
まあ,滝山サマと幾島サマとの小競り合いはありましたが,次回以降はあのようなことが頻繁に起こるのでしょうかねぇ
今回のはどちらかというと幾島サマが滝山陣営に喧嘩をふっかけたようにしか見えませんでしたが…

一方,尚五郎サンはお近サンと幸せな新婚生活を送っているようでなによりです。
尚五郎サンはあまりにも平和な生活にある種の不満があるようですが,それは贅沢な悩みというものですよ!

最後で運命的な出会い(!?)を果たした将軍家定と篤姫!
あのお面で隠れているつもりになっているところがさすが将軍様!
次回はいっしょに「かくれんぼ」でもするのでしょうか!?

というわけでまた来週!

<追伸>
今回登場した滝山サマの手下の常磐井サマ…顔,おっかね~


篤姫(第18回)

2008年05月05日 | 大河ドラマ
今回は,篤姫も尚五郎サンもとにかく「おめでとう」という回でしたね。

お近さんが尚五郎より7つ年上であったことが今回の判明。
この時代にしては,お近さんは遅い嫁入りだったのでしょうね。
そんな年上の妻をも包み込んでしまう尚五郎サン。
あのような包容力をいつの間に身につけたんだ,彼は…と思ったりしました…
婚儀に乱入してきた大久保一派のあの「歌」は,聞いていて眠くなってきたのですが,あれは現在に例えると,結婚式で同僚がスマップを合唱するようなものなのでしょうかねぇ…???
いずれにせよ,今まで苦労ばかりだった尚五郎サン,よかったね。

一方,篤姫もいよいよお輿入れ。
篤姫の,幾島に対して「そなたが嫌いであったことを忘れておった」という一言に,なんとなくジーンときました。
幾島サマもこれまで苦労してきた甲斐があったのではないでしょうか。
さらに,顔を隠し続けてきた母上・英姫サマも最後の最後であばた顔を義娘に披露。
閉ざされた人の心まで開いてしまう篤姫のオーラというのはほんとにすごいものですね。

ではこのへんで