果報は寝て待て!

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篤姫(第31回)

2008年08月04日 | 大河ドラマ
この日,影が消えた…

長い間,篤姫の教育係として影のように付き従ってきた幾島サマが,とうとう去る日がきました。
まさに犬猿の仲であった二人が,同じ修羅場ををくぐり抜け,いつの日か互いを認め合うようになっていく描写が,ある意味このドラマの面白さの一つでした。
そしてその真骨頂となった今回,安政の大獄によって捕らえられた近衛家老女・村岡を救い出す策を篤姫が命じる前に,無言の意思疎通で幾島が既に行動していたシーンには,幾島が単なる「プロ」としての侍従に止まらず,もはや篤姫の頭脳の一部にまでなっていたことに気づかされます。

自らが村岡の牢に出向くと言い出す篤姫に対し,幾島は,
「この幾島におまかせくださいませ!」
の一言。

あのオバちゃんスマイルから放たれるこの一言の持つ絶対の安心感…
思えばこれまで,この一言に篤姫は何度助けられたかわかりません。

そして篤姫と一体となっていた影・幾島サマは去っていきました…

個人的には,今回の話は,これまでの「篤姫」の中でも,将軍が亡くなったとき以上に感動的な回だったと思います。

ではまた!


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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
熟女二人。。。 (さと)
2008-08-03 22:38:27
幾島松坂さんの迫力に久々に圧倒されました。

と、同時に村岡星由里子さんの白装束姿(星サマ久々の大舞台だったのでは?失礼)も凛とされて、さすが大女優の迫力を感じました~。

その後、幾島&村岡熟女コンビで、余生をのんびりお過ごしになられたんでしょうかね。。。
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一心同体 (けんた)
2008-08-05 17:34:11
御台所になる上で恩義のある村岡は助けたいけれど、減刑をあからさまに「おねだり」すれば、大老の思うつぼ。首謀者として何らかの咎めを受けるのは必定でした。幾島が大奥を下がる理由の一つに、大奥での慶喜擁立の罪?を全て背負って(あらぬ嫌疑が天璋院に及ばぬよう)自らケジメを付けたのかも。於一の奇抜な発想・行動にはこれまで散々振り回された幾島ですが、阿吽の呼吸で婚礼衣装を調えるなんて天晴れでした篤姫の先進的な考え方に感化された幾島は、先回りした発想が出来るまでに進化していたのですね。

でわ


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寂しくなりますね (kiriy)
2008-08-06 09:15:03
>もはや篤姫の頭脳の一部にまでなっていたことに気づかされます。

そこのシーンは凄かったですね。

幾島がいなくなって、寂しくなりますね。

ところで、一つ前のお写真ですが、花火も綺麗ですが、打ち上げ直前の夕方の風景と、花火を待っている人たちの雰囲気がとっても素敵に映し出されていますね。
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>さとさま (ぴえる)
2008-08-06 21:00:10
コメントありがとうございました!
村岡サマも,あのような緊迫した状況で,よくもまああのような大舞台を演じたものですね。
あの二人がともに過ごした余生とはいったい…
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>けんたさま (ぴえる)
2008-08-06 21:06:18
コメントありがとうございました!
村岡サマも篤姫の着物一枚だけでよくもあそこまで堂々たる口上を述べたと感心して見てました。
幾島サマだけでなく,近衛家の女性教育というものは当時の最先端を行っていたのではと思わせるエピソードでした!
幾島サマ,フォーエバー!!
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>kiriyさま (ぴえる)
2008-08-06 21:10:35
コメントありがとうございました!
幾島サマは,いままで番組を盛り上げてくれてありがとう!といった感じですね。
去り方も堂々たるものでした。

ちなみに写真の方は,あえて古めかしい加工をしてみました。
個人的には気に入っています♪
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