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リカコの、これは「ゴミのようなブログ」か「ブログのようなゴミ」か

今までの人生は挫折つづきでサボテンのぴょん太さんもベランダで干からびているけど、最近ようやく自分を肯定できてきてるかも…

近況2 京都のボロ寺に泊まる

2009-09-12 19:48:49 | 日記
「宿坊」という、お寺に泊まれるシステムがあって、宿泊料がビジネスホテルよりもちょっと安く、希望者は朝のお勤めに参加したり座禅をくんだりできるところがいっぱいあるらしいという話はなんとなく知っていたんだけど、でも宗教家が修行している場をユースホステルみたいに使っていいんだろうか、それともこれは宗教法人がやってる一種の社会奉仕なんだろうか、それとも布教活動の一環なんだろうか、という疑問を感じていて、えーい!「希望者は」とかナマっちょろいことを言ってる寺になんか泊まるもんか!と思っていちばん厳しそうなお寺に電話をかけてみた。

普門軒という、金閣寺の裏にある禅寺で、ホームページ(ブログ)によると

17:30 門限


という時点で厳しすぎて泣きそうだ。
そして

18:00 薬石(やくせき)=夕食
食後すぐに晩課があり、座禅をくみ、約2時間の自由時間があり(でもテレビもラジオも新聞もなく、文明の利器(ケイタイとか)を使いたい奴は寺の外に出ろと言われた)、
21:30 消灯

という時点でもう「ありえん」という感じだ。そして翌朝は


4:30 起床、10分後には朝課
5:30 座禅
6:00 掃除
6:30 粥座(しゅくざ)=朝食。お粥と漬け物だけ。


というから、これまでのたるんでる自分からしてみたらハワイに行くくらいの時差があると覚悟しなければならない(って大げさか)。

あー、考えてみればひとり旅なんて10年ぶりかも。
カレシができるとかケッコンするとかって、こういう自由を捨てることだったんだなぁ。



お寺に着いたら、築80年くらい経ってそうな古民家で、ラフカディオ・ハーンの家がこんな感じだったっけ(それなら築もっと古いか)と思った。
漆喰の壁と窓の木枠の間に隙間があって、外が見える。
本堂の隣の部屋に案内されたけど、そこの障子を開けると廊下があって、外だ。
きっと台風にでもならない限り、雨戸は閉めないんだろう。
今はいいけど、冬はつらくて風流とか言ってられないだろうなぁ。

近況1 そうだ 京都、 行こう

2009-09-12 17:47:22 | 日記
ひとに言うと「えーっ、信じらんない!」と驚かれるのだけど、私は京都に行ったことがなかった。
ふつう関東の人は中学の修学旅行で京都に行くものなんだけど、なぜその修学旅行に行かなかったかはいろんな大人の事情があったということで面倒臭いから話さない。

そしてそのあとも30代も半ばにさしかかるまで京都に足が向かなかったのは、寺なんか見ても「ふーん」としか思えないほど歴史にも仏閣にも興味がないから。
でも日本人の半分以上はそんなだよね?


ね?

そんな私がとうとう京都に行けることになったのは、カレの年に1度の出張が今年は京都だったからだ。
それで
「連れてってやるからひとりで遊んでなよ」
と言われ、わーい!出張についてくなんて愛人みたいだぁ♪と1ヶ月ずーっとはしゃいで皆に自慢してたのに、直前になって
「ごめん、やっぱ忙しくなりそうだから1人で行くヮ」
などと言われ(いや、実際のところホテルの領収証に「2名様」と書かれることが出張旅費処理上ハズカシイというだけのことらしい、この度胸ナシがっ!怒)、
「どうしても来たいなら同じホテル取りなさいよ、朝ご飯くらい一緒に食べてやるから」
とまで言われ、
「東横インのタダおにぎりなんか一緒に食っても全然うれしくないやい!」
というわけで、私は私でひとりで京都に行くことにした。


いや、べつにカレが愛人を連れて出張するんじゃないかと疑って監視しに行くわけじゃないです(笑)


そしてカレは8日から11まで、私は10日から今日まで各々京都にいた。
しかも11日はよく考えてみたら結婚(入籍)記念日だった。何年連続2人で忘れてるんだろう…。