goo blog サービス終了のお知らせ 

リカコの、これは「ゴミのようなブログ」か「ブログのようなゴミ」か

今までの人生は挫折つづきでサボテンのぴょん太さんもベランダで干からびているけど、最近ようやく自分を肯定できてきてるかも…

ベートーベン交響曲第9番『合唱』

2006-11-10 16:10:00 | 日記
大学のオーケストラ部では真夏のスキー宿なんかに缶詰めになって合宿をしたのだが、昨夜(というか今朝がた)夢の中で私はホルンを構えて宿の練習ホールに座っていた。

おそれ多くもベートーベンなんて私の短いオケ人生の間に演奏させてもらったことはないので、これは合宿最終日に余興で「初見大会*」でもやっていたのだと思う。

で、あの劇的な第1楽章、私はしょっぱなから落ち**まくっていた。
しかも私は1番ホルンで、2番ホルンには私の大嫌いなN子が座っていた。普通、1番と3番ホルンが高音、2番と4番は低音を担当するのだが、N子は低音や伴奏が大の苦手、私は低音ならチューバの音域でもバリバリ吹けるのに高音が苦手だったので、N子=1番・私=2番ならまだしも、その逆の組み合わせはハッキリ言って悪夢を意味していた。

それに加えて私の楽譜。落ちるわけだよ!これは楽譜じゃないのだ。譜面台に置かれていたのは手ぬぐい社名印刷サービスのカタログなのだ。

それで、学指揮***が指揮棒で乱暴に譜面をたたきながらやってきた。
「なにアンタ最初っから落ちてんのよ?」
「ちょっとこの楽譜、これ楽譜じゃないじゃない。こんなもの渡しといて落ちるなって言う方が無理よ。」
私も、となりがN子でイライラしていたのもあり、始めからケンカ腰だ。
「譜面なくたってある程度は感覚で吹けないの?」
「感覚で吹いてほしかったら直前じゃなくてもっと前に譜面配って練習させてほしいわよ!」

って、たかが余興の初見大会なのに、私と学指揮は楽器と指揮棒をかなぐり捨ててギャーギャー取っ組み合いのケンカをしたのだ。
…で、母に起こされた。「ものすごくうなされてバタンバタンやってたわよ」だって。
あーあ、おかげで寝覚め最悪。もう夕方なのにまだ頭が痛い。


オケ用語解説
* 初見大会:パーッと楽譜を配られて、練習なしで皆で演奏してみるお遊びのこと
** 落ちる:演奏中に楽譜のどこを演奏しているのかわからなくなって、音が出せなくなること
*** 学指揮:学生指揮者の略。演奏会ではプロの指揮者が指揮するのだが、毎回練習にプロを呼んでいたらお金がかかりすぎるので、音楽的指導ができる上級生が指揮を担当する。