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磁器装飾アトリエ&教室 ピアットスカーナ(東京)な暮らし

伊フィレンツエ18世紀からの伝統技法で磁器に装飾しています。「自由な発想で普段の生活は魅力的に変えられる」を合言葉に。

「四季の美」展 No.1 - inverno : "Top art di Le quattro stagioni vol.1

2025-03-29 12:00:57 | 「美」展カタログ(陶磁器) /教室見本&生徒作品
inverno
12月完成



洋食器集成ですね!彼女のアイデアの引き出しには驚かされる。クラシックな西洋陶磁器が好きで集めた写真は、全てが資料。描く人になり、抜群のセンスでそれらが活用されていく。まるで、世界の名窯の、陶磁器史の発展のように。課題制作は率先してアレンジを加え、自由制作では、凡そのビジョンボードがある。殆どの作品が「私の好きな器のグルメ作り」に徹していて、ご自宅のインテリアや内装の色が、仕上がり感の決め手となっている。特異の大作は、A4の陶板画(下左写真)。制作時間と焼成回数は、皆様のご想像にお任せします。ヒントは・・・大作の気分転換にと、途中で沢山の「器のグルメ」が完成しました。




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1月完成



おねだり上手なお孫ちゃんたちは、彼女がはじめて描いたミモザ柄の小皿を持って、おやつの時間を心待ちにしている様子。なんとも愛らしい。第2作目はご自分のプレート。あれ?掃除機?なぜ? お掃除が得意な彼女のアイコンです。次のプレートには、水中眼鏡のアイコン。水泳ですね?それから?…イニシャルの変わりの絵柄が楽しい、世界で1つだけのファミリーセットが進行中。1枚1枚、枝ぶりや雰囲気も変えていきながら、入門編の技術をしっかり学びます。女性組は丸筆でミモザ柄、男性組は平筆でバジル柄、「次はだれの?」と、順番待ちも楽しいですね。




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2月完成



最新作は、ティーポットとカップがセットになった1人用茶器。フランス・セーブル窯銘品の花束柄(1760年頃)を大胆に組み替えて、オリジナルの妙を楽しませてくれる。「プレートもあった方がいいなあ~」、とテーブルウェアの幅が広がっていく。まるでテーブルにおしゃべりを誘うような。お料理・お菓子・おもてなし・TPOを大切にしている、彼女の作品づくりは、こうして始まる。印象づけたい柄を引き立てながら、絵柄全体の空間と流れは調整され、完成品はいつもエレガントでフェミニン。そして、いつのまにか、ジノリ様式の上級編です。




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Blog「四季の美」展
la felicita' ora e semple
美をみて美に満ちあふれて
2025年3月22日~


毎週土曜日12時、更新予定

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inf: tmksimmon@gmail.com / piattoscana.com


過去の展覧会は、ブログページ内「【カテゴリー】「美」展カタログ」から、ご覧いただけます。


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