磁器装飾アトリエ&教室 ピアットスカーナ(東京)な暮らし

伊フィレンツエ18世紀からの伝統技法で磁器に装飾しています。「自由な発想で普段の生活は魅力的に変えられる」を合言葉に。

注文制作の旅ものがたり:la sagura che festeggia i bambini

2017-04-29 21:25:15 | JAPANの街

新大阪からJRで神戸三宮へ入り、朝食をとる。鉄道を乗り継いで、阪急本線の香櫨園(こうろえん)駅で下車。初めて訪れた場所は、閑静な住宅地という印象。目的地に着く前に、思いがけない風景と出会った。この川の名前は、夙川(しゅくがわ)というそうだ。風物詩ですね~。


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夜の約束まで京都へ足をのばした。駅近くの東寺(教王護国寺)に向かう途中、野菜種屋が豆を販売していた。予想外の日本らしい情景が嬉しくなり、家族や友人のお土産に各ニデジずつ購入。「ニデジで○○円」、懐かしい響きだなあ~。

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東寺では、国宝建築や彫刻、襖絵などの美術工芸品、日本庭園を鑑賞。不意をついて、視界に鳥が現れた。屏風から抜け出てきたように、目の前を上手に歩いていく。こんな絵が欲しい~。

ワクワクするサプライズの連続だった近畿滞在は、ちょうど昨年の今頃のこと。その余韻は長く、心を豊に育み続けている。

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写真は、今年の桃の節句に納品した、オーダーメードの雛人形。「旅行に連れていけるような」というお客様のリクエストにお応えして、大きさは持ち運び可能なコンパクトサイズに。ご家族と雛人形の幸せな未来ストーリーが楽しみだなあ~。


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現在、同じお客様からのご依頼で、男の子の節句を祝うお品物を制作中。本日は、窯に第2焼成(注1)が入りました。

お届け先のママさんから「天使を描いて欲しいのです。」と伝言を受け取り、2つのデザインをご提案しました。タイトルは「出発の合図:Partenza」と「星に願いを:Speranza」。ストーリーを膨らませながら、私も完成への期待感が高まってまいりました!磁器製のベビーシューズは5月の良き日に、静岡県へ旅立つ予定。
しばしこのBGMでお待ち下さいますか?🎶 ▼「星に願いを」~When You Wish Upon a Star~日本語詞付き




注文制作は、仕込み品(完成品)に比べれば、費用も完成までのお時間もかかります。それでもリピーターのお客様が多いのは、私も感じているような「ワクワク感」に関係があるのだろうと思います。ご要望を伺いながら、いつも、その内容に感動させられています。皆様のこだわりの逸品を描くとこができ、ありがとうございます。

引き続き、来週から第3焼成に入ります。この旅のお話は、またいつか。
皆様におかれましても、5月の良いご旅行やリラックスタイムを。

(注1)白い磁器に彩色を加える工芸です。高温焼成を繰り返して、細密度の高い完成品にします。(「陶磁器上絵付」とは)

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これからも魅力的に変化することを願って:Buona pasqua!

2017-04-12 19:27:30 | 陶磁器(動物)/ オリジナル &オーダー



今年は4月16日、☆彡ハッピーイースター☆彡
プレート:リチャードジノリ製のPinocchioシリーズ
他:笠原知子が描いたイースターシリーズ

2007年イタリアから帰国後、エスプレッソが恋しくて、イニシャル入りエスプレッソカップ&ソーサーを描いた。それが1つのきっかけとなり、2008年には、お世話になった方への結婚祝いとして、お客様からのオーダーが入った。イニシャル入りのエスプレッソ&ドルチェセットは、そうして2016年になると、生徒さん達のレッスン見本として定着した。今日も私や家族が愛用している。ちょっと眺めていると、「くつろぎ」がやってくる。「鳩とオリーブの枝」柄は、私にとっても、永遠で平和のイメージが強い。もし皆様も画像をご覧になり、「心地よいなあ~」と感じたら、心の笑顔に効果あり☆彡


上から
2008年の注文制作のお品物
2007年の試作品
2016年の生徒さんの作品

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