磁器装飾アトリエ&教室 ピアットスカーナ(東京)な暮らし

伊フィレンツエ18世紀からの伝統技法で磁器に装飾しています。「自由な発想で普段の生活は魅力的に変えられる」を合言葉に。

あじさいの花が咲いたよ:Ponte Ortensia, pace dal Tokyo al Kobe

2017-02-18 11:46:35 | 水彩画・デザイン画



昨年、ある大学院の会報に、私がイタリア修行中に描いていた水彩画数点を載せて頂きました。忘れていた習作との再会、再び熱い思いが込み上げてきます。そこで2017年は初心に戻り、デザイン画以外で水彩画描く習慣を再開することにしました。

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2016年は兵庫県の方々と知り合い、神戸市について急に知識が増えました。「あじさい」は神戸市のシンボルフラワーだと知って、この花を愛でる気持ちも、新たに膨らみ始めています。
小さな贈り物に添える、葉書大の絵を描きたくなりました。あじさいの名所から神戸港を眺めるイメージ画です。さて、どちらを採用しようか・・・右。味わい深い土地に相応しいのは、きっと、こちらだろうと。

この花の咲いている、しっとりとした季節は、私の誕生月。正直なところ、余りにも日常にある花だから、気にも留めずに大人になっていました。ところが、イタリア滞在中の2006年、フィレンツエ郊外の山間で群生するあじさいに出会い、その美しさが、私のあじさい「愛」を目覚めさせるきっかけとなりました。それはピンク色の毬花が絨毯のように均一に咲き誇っていました。緑、白、青、紫、ピンク、変化に富んだ色に慣れている私には、とても不思議で、日本生まれの花が欧州へ渡ると、こんなにも「恋色」一色になってしまうのかと思ったほど。

もちろん、関心を持って辺りを見渡せば、緑、白、青、紫、ピンク、奥深い色合いはヨーロッパにも存在しました。人々は、それらを家の中へ持ち込んで、ワクワクしながら様々なフラワーアレンジを楽しんでいるのです。私にも新鮮な日常でした。

日本に帰国してから、毎年のようにこの花が咲く季節が待ち遠しくなっています。香りが無いから、室内のどんなシーンにも邪魔になりません。だからといって、自己主張しないわけではなく、華のある存在感です。色合いが変わるごとに、魔法で何か叶ったような気がします。

豊かな水があり、山があり、日本と西洋の文化が初めて出会って発展していった神戸。私にとっては魅力的な場所です。いつか、神戸でも、今のような活動拠点を設けられたら幸いと、願って叶う(?)日よりまで。


パケット内は、手作りのチョコ菓子いろいろと、ショコラティエ・エリカ(白金)で購入のヴォンドメール。
(嬉しく召し上がって頂けたようです^-^、後日談より)

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暦の上では三寒四温、春と呼べる日が増えましたね。4月以降の日程はこちらです。足取り軽く、洗足池のほとりまで、お越しをお待ちしております。



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