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磁器装飾アトリエ&教室 ピアットスカーナ(東京)な暮らし

伊フィレンツエ18世紀からの伝統技法で磁器に装飾しています。「自由な発想で普段の生活は魅力的に変えられる」を合言葉に。

「四季の美」展 No.4 - autuno : "Top art di Le quattro stagioni vol.4

2025-05-03 12:00:03 | 「美」展カタログ(陶磁器) /教室見本&生徒作品
autuno
9月完成



器の形を活かしている。見本の絵柄があり、色があり、それらをバランスよく器の形にコーディネートすることに長けている。彼女の場合は、アート感覚でアレンジし続けているけれど、作品にはストーリーがあって、しっかりと課題のテクニックをマスターすることを欠かしたことがない。「今回も少し手間がかかった。こんなに凝るはずでは。」と笑いながら、完成した作品が自分流に表現できたことに満足される。好みの作品制作を常に2~3種類用意して、体調に合わせて進めるのがコツらしい。お見事!






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10月完成



学名は勿論、名前も知らない魚が、課題の絵柄ごとに添えられている。ある時は絵柄と同化するタッチで、ある時は自由なストロークで。私には、世界の海を切り取ったような、まるで美しい写真集のように見えていた。「先生、僕はもっぱら川釣りですよ。」「あらま。」・・・ということで、今度の絵柄の付け合わせ((伊)contorni)は?どんな魚を放って楽しみましょうか?自然の住人になる釣り時間は最良、そうでない日の我が家のインテリアもハッピーですね。彼好みの「水中庭園」を手に入れられますように。





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11月完成




見本に忠実に、ときには型紙を使わず、好きな大きさで、出来るだけ楽しく描く。友人のために、家族のために、親戚のために、完成させる。とにかくめいいっぱい。「次は何が出来るかしら、先生?」陶磁器装飾を通して、彼女は特別なものを残したいのだと思った。私は、的確な素材や工程をセレクトして、ちょっとした手助けをするだけ。80代の手仕事は、彼女のプライベートな楽しみ。想い出とすっかりなじんでいる。写真のヨークシャテリアは、愛しのパートナー。





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Blog「四季の美」展
la felicita' ora e semple
美をみて美に満ちあふれて
2025年3月22日~

毎週土曜日12時、更新予定


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inf: tmksimmon@gmail.com / piattoscana.com



過去の展覧会は、ブログページ内「【カテゴリー】「美」展カタログ」から、ご覧いただけます。


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