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さかなのはなぢ

ねこ二匹と暮らすオットとツマがぽつりぽつりと気に入ったことや気になったことについて書き留めたブログです。

火曜日はお茶のお稽古-17

2006-10-12 01:22:32 | 茶道
ツマです。

先週に引き続き、中置きの配置でお稽古。
五行棚で長緒の茶入を使い続き薄、大板でお薄の茶碗荘りのお稽古をしました。

いつも茶室に二つ用意されている風炉のうちの一つが五行棚に収まっています。
五行棚、初めてです。


(みてみて関西さんより写真拝借)

十一代玄々斎宗室が好んだという五行棚。
五行とは陰陽五行の五行のこと。
棚が「木」、棚に収められた風炉が「土」、風炉の炭が「火」、お湯「水」を沸かす釜が「金」と五行の「木火土金水」がそろいます。

“棚がある→水指も棚に収まっている”と思ってしまい、水指を運ばずに茶入から運んでしまったり、水をつぐ必要はないのに水つぎは何を使ったらいいのかなど先生に訊いてしまったり、何だかへっぽこなお稽古になってしまいました。
これから2週間お稽古はお休みなのに・・・

火曜日はお茶のお稽古-16

2006-10-04 00:42:24 | 茶道
ツマです。

旅行で休んでしまったので、3週間ぶりのお茶のお稽古です。
10月に入ったので、お客さまから水(水指)を遠ざけ、火(風炉)を近づける中置の配置になっています。去年は10月はお休みだったのでお稽古していないし、一昨年はやったのか??あまり記憶に残らないお稽古です。2月の逆勝手は妙に印象に残るお稽古なのに(だからといってできるわけではない)。

そんなわけでまずはお濃茶、お薄の平点前から。込み入ったお点前ではないので一つひとつの点前に集中します。先生にも手の動かし方、力の加減など細かく指導していただきました。恐らくお茶を始めたときにも教わっていることなのに、そのときは訳の分からないまま頭に残らず、今になって改めてそれぞれ意味があるものなんだなあと納得します。足の動き、身体の向き、お薄は大板で点てたので蓋置きの正面の向き、柄杓の引き方、など気をつけなければいけないことが結構ありました。うーん、忘れてる・・・

そして今日は何年ぶりかで花月の稽古ができました。以前カルチャースクールでお茶を始めた頃は毎月1回花月の稽古がありましたが、スクールがなくなり先生のお宅でお茶を習うようになってからはなかなか同じ時間帯に人数がそろわずできないまま。今日は割と早めの時間に4人そろったので何とか(5人じゃないけど)できる、ということで花月を。初めてする人がいたのでまずは平花月から。
ちなみに花月とは・・・・表千家の如心斎、裏千家の又玄斎、大徳寺の大龍宗文禅師とで共につくったお茶の修練七事式の一つ。香道にも使う折据の中に小さな札が入っていて、これを一枚ずつ取りながらお茶を点てる人、いただく人などを決めるゲーム感覚のお稽古。


月の札を取った人がお茶を飲むことができ、
花(桜)の札を取った人は点前をします。


畳の歩き方、無駄のない動き、気働き、などが身に付くので好きなんですよね。
かなり久しぶりにやったので折据の扱い方を忘れていたり、スムーズに移動できなかったりしましたが、それでも楽しかったです。また来月あたりできたらいいのになぁ。

火曜日はお茶のお稽古-15

2006-09-13 00:57:27 | 茶道
ツマです。

お茶の稽古に行くと、茶室に二つの炉(風炉)が用意され、
たいてい点前2回分の稽古をつけてもらいます。
濃茶と薄茶のお点前一つずつとか、伝物と小習と一つずつとか。
そして夏場は片方の風炉に茶箱の用意がされています。
暑~い日は氷水の入った瓶掛けが用意され、冷茶を点てます。
これが夏の楽しみ。

茶箱のお稽古というのはこんな道具を使います。


左上の箱の中にお茶碗からお茶を点てる道具やらがみーんな収められ、
箱からちまちま取り出してお茶を点て、
点て終えたら全てしまい、また箱だけになる。
という言ってしまえばおままごとのような点前。結構楽しいです。
この道具とお湯とお湯を捨てる容器さえあれば、
外でもどこでもお茶が点てられる代物です。便利といえば便利。

大好きなお点前なのだけれども、道具をいまだにそろえることができていません。
欲しいのに。
茶箱の点前を初めてしたときから
“よし、茶箱の道具は是非にもそろえよう”と思ったのに、いまだに持っていない…。
そして、今年こそ、全ての点前を(何種類か点前がある)身につけようと思ったのに、
結局身につけられないまま夏が終わりました。
ふぅ~。
来週休んでしまうため今月のお稽古は終わってしまったのです。残念。
家に道具があったら復習するかなぁ。…しないか。
誰か和菓子を持って遊びに来て、私がお茶を点てるのにつきあってくれないかな。

木曜日のお茶

2006-08-31 19:48:18 | 茶道
ツマです。

本日はお茶会の手伝いで一日が終わりました。
いろいろ逆算した結果(髪をまとめるとか、化粧するとか、
着物を着るとか、どうにかして電車で寝るために座りたい、とか)
4時起きでないと間に合わない。
普段だったら一人では起きられない時間に起床。
偉いな、私。

一昨日の火曜日のお茶のお稽古も、
普段なら小習いもの一つと伝物一つのはずが、
ひたすら点茶盤のお稽古でした。

こんなやつ。



立礼という正座しないお点前なのです。
陰でお茶を点てたり、実際にお点前したり、いろいろやって帰ってきました。

今朝は冷房をガンガンにつけ、扇風機を回しながら着物を着るツマに
朝ご飯をねだるにねだれず、遠目に座っていた猫2匹。
帰宅して、ため息と共に椅子に座ったら
「お帰り~、お腹減ったよ」と挨拶されました。



カメラに近寄りすぎ。

日曜日のお茶のお稽古

2006-07-18 21:34:26 | 茶道
ツマです。

お茶強化月間、一昨日のお稽古茶事でやっと終わりを告げました。
…と思ったら、再来週は特別稽古。
通常の稽古ではできない点前の稽古をつけてもらいます。
いやぁ、今月は真面目です、私。

先週、先々週は、帰りに雨に降られ、
雨コートという名のサウナスーツを着て帰る羽目になり、
汗だくでさんざんな目に遭いましたが、
一昨日はひとまず帰りは雨が降りませんでした!
本当にありがたい。
さすがに今月3回目だから着るのは大分早くなったものの、
やはり着物を着慣れているとは言い難い私。
着慣れていない人の夏着物って見ていて暑苦しいし。
鶯色の色無地はやめ、瓶覗?わすれな草色?薄縹?
とにかく涼しげに見えるよう淡い水色を基調にした着物を着ていきました。

今回のお稽古茶事で割り振られた役は「正客」。
これまで水屋(裏方)、亭主とやってきましたが、
正客を務めるには自分は本当にまだまだ、ということを学んだ一日でした。
普通の役のないお客様だったら何度でもぜひ、と思うけれども、
何だかいろいろなことがあり萎縮してしまってダメダメでした。
つくばいの水音、露の打たれた料理、夏の道具組み。
実際に冷たくなくても涼を感じさせ想像させるこの世界はとても面白いのに(じっさい興味深かったのに)、
それらを正客として亭主に感謝して、挨拶し、話をやりとりしないといけないのに、できなかったー。
他の方に助けられながら何とか終えましたけれども、
もう正客はやらなくていいな。うん。
お稽古とはいえ、大変すぎる。

さて、お料理は以下の通り。

向付:鯛の昆布〆、針茗荷、あさつき、山葵、加減酢
汁 :冬瓜の赤出汁、山椒
煮物:帆立と枝豆のしんじょ、青柚子、カイワレ、シメジ
焼物:鰆の幽庵(祐庵)
進肴(強肴):茄子(米茄子?加茂茄子?)の田楽
      :牛肉のたたき、花海老
小吸物:梅と山葵の茎
八寸:きれいな細工を施したイカ、オクラ

いつもながら美味しい献立を決める先生と、
先生の指示のもと前日から先生と一緒に料理された水屋の方々に感謝でした。

晴れ女♪

2006-07-02 20:23:44 | 茶道
くさいの?



ツマです。

今日は着物で外出。
幸い傘を差すことはありませんでした。
朝、家を出たときは晴れ。
お茶の先生のお宅にいるときは雨。
玄関で雨コートを着て、草履にカバーをつけ、外に出たら、
雨は上がってました。
ラッキー♪と思いつつも、
雨コートのせいで着物の中を風が通らずサウナスーツ状態。
あまりの暑さに、オットに冷房をガンガンに効かせた車で
迎えに来てもらいました。
普段は冷房をつけずに窓を開けるだけなのに。
まあコートを着てしまっていたので、
着崩れていても平気で帰ってこられましたが。

代謝は悪いけれども、暑いときは汗っかきになるツマは
夏に着物を着るつもりは毛頭ありませんでした。
でも、お茶を続けていると着なければいけないときも出てきますね。

今月はお茶強化月間です。
今日は許状の引次。
来週はお席開きの手伝い。
再来週はお茶事。
毎週日曜日、着物を着ることになってしまいました。
ひーえー。
ただでさえ着物に不慣れなのに。
これを機に慣れることができるのか。
すでに、今日は疲れでぐったりしてます。

絽の色無地を着ると仲居さんっぽい。


ずんぐりむっくりの仲居さん

安ものだったからですね、きっと。
色無地は生地の良し悪しが顕著にあらわれてしまうからなぁ。。
来週も色無地を着ます。


火曜日はお茶のお稽古-14

2006-03-15 23:24:38 | 茶道
ツマです。

おや?
一応休みなくお茶のお稽古に出かけているはずなのに、
覚え書きを全然書いていませんでした。

2月の終わりは、逆勝手最後のお稽古をし、名残惜しく大炉に別れを告げました。
3月の初めは、久しぶりに本勝手のお稽古をしました。
…もしかしたら初釜以来かも知れません。
袱紗を左右つけ間違えたり、建水を右手に持ったり、
逆勝手の扱いをしてしまい、よく先生に笑われました。

そして、昨日。
花所望、包み袱紗、吉野棚で貴人点(濃茶)の3本。

吉野棚。夏はよしずで、冬は障子になる何とも風情のある棚です。




夏バージョン



冬バージョン


吉野太夫が好んだという棚。彼女が好んだ茶室に丸窓があり、
棚右側はそれを模した丸窓がついています。
左側に竹釘がついていて、ここに茶入の仕覆をかけたり、柄杓をかけたりします。
お薄は柄杓をすぐにかけ(かざり)、
濃茶はいったん建水にかけ、道具を並べ終えてから棚にかける、というのが
いまだにごっちゃになってしまう…
あと、拝見する際の道具の出し方。
茶入、棗は客付で清めて出す、茶杓は水指正面で取り居前から出す、
仕覆は居前で取り客付から出す…
これまたいまだに確かではないので、そろそろいい加減覚えねば。

さて、昨日楽しかったのは花所望。
いえ、楽しいわけではないですね。恥ずかしいものでした。

花所望とは、花入に由緒があったり名物だったりするとき、
またお客様からお花をいただいたりしたときに、
亭主が生けず、連客に生けてもらいたい、と希望すること。
2年ぶり?2回目。
流れとしては、懐石を食べて、お菓子を食べて、中立ちした後、
席中を清め、花入を用意。そして、客が席入りして行います。

どうやら昨日は、いただきものなのかこんなまだ寒い時期なのに
茶花がいっぱいあったので、せっかくだからと花所望のお稽古になったのでした。
確かに。10種ほどありました。



*トサミズキ(土佐水木)

*イヨミズキ(伊予水木、日向水木とも・写真なし)


*キブシ

*一子侘助(ツバキ・写真なし)

*無音の舞(ツバキ・名前が格好いい!・写真なし)


*ウグイスカグラ

*ベニユキヤナギ(紅が入ったユキヤナギ・写真なし)


*バイモ(貝母)

*オダマキ(もう咲いている!・写真なし)

亭主に請われ、正客から順に花を生けていきます。
濃茶を飲んでお薄も済ませると、
最後に客は花を抜き、懐紙で包んで床の隅に片づけ席を立つ。
のだけど、亭主が「どうぞそのままに」と花を片づけるのを止める、
という何ともなんとも、謙遜や譲り合いがあるらしい。

私は正客をさせてもらい、大ぶりな土佐水木と無音の舞と貝母を
生けさせてもらいました。
…格好が付かない。うーむ。恥ずかしいなあ。

結構盛りだくさんで楽しいお稽古でした。
でも年を取るにつれてなかなか茶花の名前を覚えられないのが悲しい。

火曜日はお茶のお稽古-13

2006-02-28 00:50:59 | 茶道
ツマです。

先週のお茶のお稽古は
大炉の後炭の点前、逆勝手で貴人点(濃茶)でした。

初炭は懐石の前(もしくは後)に炭を入れ、濃茶に備える炭点前。
それに対し、後炭とは濃茶を飲んだ後、燃え尽きてしまった炭を直し、
新たに炭を継ぎ、薄茶に備える手前。…こういう理解でいいのかな。
つまり、その時々によって炭がどの程度燃えているのか(どれぐらい足すのか)、
まったく分からないわけです。
そして、初炭のときとは違った景色にしなければいけないので、
状況に応じて炭を用意し、状況に応じて炭を足し、状況に応じて
格好良く炭を組まなければいけないわけです。
…できません。

ともかくも、どこに何を置くか、ということだけは理解し、ようようお稽古を終えました。

そして先生と「東京美術倶楽部」の「美術商の百年」について、
とにかく素晴らしかったこと、
まず古径の「山鳥」の見事さにびっくりして、その後も見事な作品ばかり続いたこと、
普段見られないものが満載だったこと、図録が格安だったことを語り合い、
“「作」は偽物の可能性があるけれど「伝」は本物なのよ”と
美術商から聞いたという「林檎花図」「鶉図」の表記について教わりました。

そろそろお水取りの時期なので、と
お茶室に東大寺の糊こぼしの椿の土鈴が飾ってありました。
冒頭の写真はつるすタイプの土鈴の写真です。

火曜日はお茶のお稽古-12

2006-02-15 20:25:50 | 茶道
ツマです。

昨日はお茶のお稽古でした。
なので、覚え書きブログです。

先週のお茶のお稽古を休んでしまったので、
今月初めてのお稽古。
大炉の初炭、それと、逆勝手で筒茶碗&絞り茶巾。

大炉でお茶を点てるときは逆勝手の扱いになりますが、
炭を組むときは本勝手と同じ扱いでした。
おお、分かりやすい。これならできる。
でも、大炉ではなく逆勝手の炉や向切の炉で炭点前をするときは、
炭斗を置く位置の関係から逆勝手の扱いになるらしい。
たぶん、この冬は逆勝手の炭点前は覚え切れないでしょう。
私の日常生活で、炭を組むことはたぶんないと思うけれども、
去年のお茶事の稽古で亭主をさせてもらったときに、
炭点前をしっかり教わっておいたので、
今回、大炉でもとまどうことなくできたのは、ちょっと嬉しい。
たぶん、いや、絶対やることはないであろう技術だけど、
少しは身に付いているんだわ。
忘却力が高まるばかりの日々なので、身に付くこともあるのだと思うと、
やはり嬉しい。

筒茶碗のお稽古。
筒茶碗の扱いはともかく、
絞り茶巾と洗い茶巾の茶巾の組み方をいつも混同してしまいます。
(絞り茶巾:茶巾を畳まず絞った形で茶碗に入れ、
 客の前で茶巾を畳み、その間に茶碗を温める、冬ならではの扱い。
 筒茶碗自体も、深さがあり冷めにくい筒型の茶碗で冬のお道具。
 洗い茶巾:平茶碗(浅い、夏用)に水を張り、茶巾を半折りにして入れ、
 客の前で茶巾を絞り、その水音から涼しさを感じ(させ)る扱い。
 とツマは理解しております)
この茶巾の向きがいっつも分からなくなり、必ず先生に確認してしまいます。
絞り茶巾のお稽古をするたびに毎週でも確認してるような…。←少しは復習したら?
つらつら検索かけたら「根元は勝手付になる」ときっぱり書いていらっしゃるブログ
着物&茶道奮闘記もどき」を発見。
なるほど!
茶巾の根元はいつも勝手付きを向いているわけね。
恐らく次回も筒茶碗での稽古があると思うけれど、来週まで覚えているかなー。


火曜日はお茶のお稽古-11

2006-02-02 22:47:52 | 茶道
ツマです。

髪を10センチほど切りました。
もう、日曜日のようにまとめ髪はできません。
しばらく席開きの茶会やお茶会の手伝いがないことを祈ろう。

一昨日のお茶のお稽古は…
殆ど2月ということで(まだ1月だった)、逆勝手のお稽古でした。
新しいお茶室には、普通の炉のほかに大炉が切られてました。
ふたつ炉があると、かなり暖かいです。

ちなみに大炉とは、囲炉裏にヒントを得てつくられた炉で、
普通の炉が一尺四寸(42.4cm)四方であるのに対して、
大炉は一尺八寸(54.4cm)あります。大きいんです。
2月の厳寒期にのみ使われる炉で、
裏千家今日庵の咄々斎の間の次の間にあります。
…たぶん、こういう説明で合ってるはず。
たぶん。

で「逆勝手」というのは普段のお点前と左右逆のお点前なのです。
でも右手でしかできないこともあるため、すべてが逆というわけではないので
なおさら混乱してしまう点前のお稽古です。
初めて習うときには、ロボットのようなぎくしゃくした動きになってしまいます。
さすがに、今更ロボットのようにはなりませんが、
本勝手(普段)のお点前がところどころで出てしまい、
小さな叫び声をあげながら、静寂とはほど遠いお茶室となりました。
私だけができないわけじゃないから、いいんだけど。ほっとします。