鴨が行く ver.BLOG

鴨と師匠(ベルツノガエル似)と志ん鳥のヲタク全開趣味まみれな日々

最近読んだSF 2017/3/23

2017年03月23日 23時04分21秒 | ゲーム・コミック・SF
なんか最近「最近読んだSF」ネタを上げまくっている気がするんですけど、なぜかここ数冊はあっという間に読めちゃうのよヽ( ´ー`)ノ
というわけで、こちらの作品もさくさくと読了できました。

神狩り/山田正紀(ハヤカワ文庫JA)

将来を嘱望される優秀な若手言語学者・島津は、神戸の石室で人間の論理とは明らかに異なる論理に立脚する謎の「古代文字」を目撃し、強く惹かれる。しかし、その直後に石室は突如崩壊し、島津の前には「古代文字に近づくな」と警告する男の影が現れた。
九死に一生を得た島津が影の警告にも負けず古代文字の研究を進める中、どこからか彼の研究を嗅ぎ付けた訳知り顔の男が、島津に助力を申し出る。男の裏に見え隠れする、様々な裏世界の組織。危険な立場に追い込まれた島津を救ったのもまた、古代文字の秘密に迫ろうとしている者たち−宗教学者の吉村老人、アジア圏の裏世界に通じた宗、そして美しくも不安定な精神を抱えた霊感能者の美女・理亜。古代文字に対する彼らの意見は、島津が薄ら感じていた、しかし信じたくなかった結論と同じだった・・・古代文字は人間より論理レベルが上の存在、即ち「神」が人間に仕掛けた挑発である、と。「神」の正体を暴くため、無謀とも言える戦いに身を投じて行く島津たち。一人また一人と「神」の前に力つき、「神」に戦いを挑むこと自体が間違いではないか、と思い悩む島津。「神」を倒す足がかりは、果たしてあるのか?その先に見えるヴィジョンとは?

1974年作、山田正紀のデビュー作品です。
人間の論理学ではどうしても説明できない「古代文字」、主人公に警告を発する謎の影、暗躍する国際的な裏組織、神経症的な美しさを湛えた白皙の美女、100%コミュニケーション不能な強大なる敵「神」・・・とにかく派手で見栄えのする要素てんこ盛り!エンタテインメント性の強い外連味たっぷりの謎解き娯楽小説の体裁を取りつつも、「古代文字」の異質さを構築する言語学上のアクロバティックな理論や、全く異質な存在へのアクセスを試みるという知的好奇心をくすぐる展開が、正にSFの王道そのもの。全編に熱気溢れる、いかにも70年代の日本SFです。

一方で、良くも悪くも「若さ」が前面に出ているのか、若書きの至りの描写の浅さ、人物造形の単純さ、カッコよさを演出したいが余りの思い込みの強い文体が鼻に付くのも正直なところ。途中まで島津に興味を示していなかった理亜が後半いきなり島津の力になるあたりの展開も、男の願望全開のかなり御都合主義ヽ( ´ー`)ノすごくパワフルで魅力的な作品であることは間違いないので、ここにほんの少量の冷静さを加えたら、どんな大傑作になったんだろうと思います。
ラストシーンには賛否両論あると思いますが、この作品が書かれた時代の日本SF界の熱気に鑑みて、これぐらい荒っぽい方がしっくりくるんだろうなと鴨的には感じました。
うーん、もっと若いうちに読んでおけばよかったなー。
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シンゴジBlu-ray買いました

2017年03月21日 21時11分56秒 | ゲーム・コミック・SF
昨年末から予約を入れていた「シン・ゴジラ」Blu-ray特別版3枚組(amazon限定特典付き)、発売日の本日に無事到着しました!ヽ(^o^)ノ
新旧ゴジラのチケットホルダーセットと、オリジナル特典のスチールブック付き。カッコいい

チケットホルダーは、ファーストとシンゴジそれぞれ1枚ずつ封入。

スチールブックの内面デザインは、あのシーン!燃えるわー。

でも、いろいろおまけがついている中で一番インパクトがあったのが、
「クレクレタコラ コンプリート・コレクション」チラシ。
師匠に見せたら、すごく懐かしがってましたヽ( ´ー`)ノこれ、どんな客層狙ってるんだろう・・・。
そしてクレクレタコラ、タコなのに森に住んでるんだ・・・(笑)

シンゴジは、週末にでもゆっくり観ます!楽しみー。
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ヒヤシンス水栽培 2017/3/19

2017年03月19日 18時09分08秒 | 園芸
終 了 。


昨シーズンのヒヤシンス水栽培も、同じ3月19日に終了していたのでした。
結論。
「休眠打破してもしなくても咲く時期は同じ」ヽ( ´ー`)ノ

次のシーズンも、またチャレンジしてみよう
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ひさしぶりの南青山

2017年03月18日 16時45分41秒 | インコの志ん鳥(二代目)
すごく久しぶりに、南青山までお出かけしてきました

南青山店、「トーキョーのカワイイコトリたち展」を開催(バードモアブログ)

鳥用品専門店「バードモア」と「ことりカフェ」の2店がオープンしたおかげで全国の鳥好きの聖地と化した南青山ヽ( ´ー`)ノ本当に久しぶりに行ったけど、相変わらずセレブ感が漂っていて落ち着かない街です(^_^;が、バードモアは結構賑わってました!

本日のお目当ては、以前に志ん鳥をモデルに絵を描いていただいた「ぴぃまる」さんへのご挨拶。大きめの鳥系クリエイターズマーケットにはほとんど参加しないぴぃまるさん、以前偶々このバードモアで作品の絵はがきをお見かけして以来、気に入っている作家さんの一人です。本日初めて直接ご挨拶できて、志ん鳥の絵のお礼を申し上げることが出来ました!「みかんの山」絵はがきもゲット!

ついでに志ん鳥のごはんも購入して、ほくほくと帰宅。たまに鳥グッズまみれになると、やっぱり楽しいですわー。
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ヒヤシンス水栽培 2017/3/15

2017年03月15日 20時42分50秒 | 園芸
花弁にしわが寄ってきました。そろそろ終了かな・・・ヽ( ´ー`)ノ
今シーズンもありがとう!

茎が結構伸びてきたのよ。
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最近読んだSF 2017/3/13

2017年03月13日 19時45分14秒 | ゲーム・コミック・SF
年度末ですねー。忙しいはずなのに、何故か最近SFを読むスピードが早い(何故か年度末はいつもそうヽ( ´ー`)ノ)。
先日読み終わったSFは、いろいろとトンでもなかったですヽ( ´ー`)ノ

ゴッド・ガン/バリントン・J・ベイリー、大森望・中村融訳(ハヤカワ文庫SF)

な ん じ ゃ こ り ゃ(爆)

奇想のSF作家・ベイリーの面目躍如と言うべきか、良くも悪くもベイリー節満載。SF初心者は近づくな危険!(笑)
同じくベイリーの短編集「シティ5からの脱出」を読んだときとほぼ同じ感想なんですけど、ワン・アイディアを徹底的に突き詰めた、非常に純度の高いSence of Wonderが詰まっています。ただし、SFとしての純度の高さと、物語としての完成度は、別物です。物語の完成度を求めてはいけませんヽ( ´ー`)ノ「うひゃー」とか「どひゃー」とか言いながら、○○の一歩手前ギリギリまで暴投しまくるベイリーの奇想に気持ちよく酔いしれつつ読み進めるのが、ベイリー作品の楽しみ方です。

というわけで、かなりマニア向けの作品で読む人を選ぶんですが、初読の「災厄の船」「邪悪の種子」の2編が、完成度が高いのよ。ベイリーなのに。
この2編が収録されているので、普通なら☆3つのところを☆4つとさせていただきました。ベイリー、ちゃんとした話も書けるんだ・・・(笑)
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イケメン・・・

2017年03月11日 16時05分58秒 | 日々の雑記
久しぶりに広島県アンテナショップ「tau」に出かけて、カープの2017年版スケジュール帳&「イケメンカープ付箋」を買ってきました!誰だ、この付箋企画したの(^_^;

これねー、写真にある中崎選手・田中選手・菊池選手の他に、丸選手と鈴木誠也選手のもあるんですけど。
丸選手と誠也のは、美化し過ぎてもはや誰だかわからない状態になっているので買いませんでした!特に丸!(^_^;
それにしても、この飛ばした企画力、今年も広島東洋カープ恐るべし。
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奥ゆかしさとは

2017年03月08日 21時48分59秒 | 園芸
ベランダのクリスマスローズ、今日も元気に咲きまくっております。
毎年この時期は、朝一番でカメラを持ってベランダに出て、ほれぼれしながらクリロー軍団を写真に収めております。クリローは、こんな感じで俯き加減に咲くのが、奥ゆかしくて好ましいんだよなー。

と思っていたのに、
ぱっかーーーーん


と、何で上向いて咲いてるのお前!!?(^_^;
たまに横向きに咲くクリローはあるんですけど、ここまで上を向いてる花は初めてかも。クリローっぽくない・・・(^_^;
毎年咲くたびに花も草姿も変わって行く、クリスマスローズってホント面白いですわ。
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ヒヤシンス水栽培 2017/3/6

2017年03月06日 21時17分05秒 | 園芸
2本目が咲いた。

1本目よりバランスよく咲いたかなー。葉っぱも伸びてきたし。
これが咲き終わったら、今シーズンの水栽培は終了ですヽ( ´ー`)ノ
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最近読んだSF 2017/3/5

2017年03月05日 18時19分09秒 | ゲーム・コミック・SF
すっかり春らしくなりましたねー。
忙しい年度末、通勤電車内で読むSFが良い気分転換になります!先月読了したのはこちらー。

月世界小説/牧野修(ハヤカワ文庫JA)

ゲイの青年・菱屋修介は、片思いしている石塚啓太からLGBTパレードを見に誘われ、期待と共に出かけたその場で、アポカリプティック・サウンドと共に舞い降りた天使たちによる黙示録の光景に巻き込まれ、啓太が惨殺されるのを目撃する。子供の頃から妄想癖のある菱屋は、堪え難い光景を前に妄想の月世界へと逃げ込む。
アメリカの属州として支配されている日本で言語学を専攻する学生・ヒッシャー・シュスケットは、かつてこの国に存在していたと言われる禁断の言語「ニホン語」を調査しようとするが、関係者たちが謎の組織によって次々と消されて行く。同じアパートに住む過激派と思しき男・ワクート・ソッジズに窮地を救われながら、黒服の男たちに追跡されて絶体絶命になったヒッシャーの前に、謎の言語を操る子供たちが現れる。
月世界のとある街で、菱屋修介は石塚啓太と名乗る軍人が率いる第五十七物語機甲部隊にスカウトされる。その部隊では、枠田宗治という丸顔の陽気な男をはじめ、癖のある男たちが「神」を相手に戦いを繰り広げていた。背景もわからぬまま最前線へと投入される菱屋の目の前に、言語を殲滅せんとする「神」の軍隊が襲いかかる。

LGBTパレードを見に行った菱屋修介の「世界n」、彼が逃げ込んだ妄想の月世界「世界n-1」、日本がアメリカの属州として支配され国土解放のレジスタンスが暗躍している「世界n+1」の3つの世界を舞台に繰り広げられる、空前前後の「言葉の、言葉による、言葉のための戦い」。
ジャンルSFのテクニカル・タームを借りれば、多元世界SFと言えないことも無いかもしれません。が、この作品で描かれる各世界は、それぞれが密接に連環し、交差し、融合します。登場人物たちも相互に干渉し合い、成長し、変体を遂げます。精緻な理論に立脚してかっちりと話が進む、因果関係がはっきりしたストーリーが好きな人には、これほど読みづらい作品は無いと思います(^_^; でも、めちゃくちゃ面白いです!

人間は唯一、言葉を使う能力を持っている。言葉を使えるが故に、言葉を通じてしか世界を認識することが出来なくなってしまい、言葉によって再構築された妄想の世界の中に生きねばならなくなった。そして、言葉の数だけ世界が生まれていった・・・
この作品の骨格を成す世界観は、こうして文字にすると荒唐無稽に聞こえますが、肌感覚として理屈抜きに理解できますし、認識論に通ずる考え方でもあります。
それをそのまま舞台設定とし、「複数の妄想世界の中で言葉を武器に神と戦う」というトンでもないエンターテインメントに仕立て上げた、牧野修氏のぶっ飛んだ力技に感服いたしました。なんぼでもハッタリをかませる設定ですし、相当のグリップ力で物語の手綱を引き締めて行かないとあっという間に拡散してしまう危うさもあると思うのですが、複数のストーリーラインを最後にスマートに収束させ、未来への希望を感じさせる温かいハッピーエンドでまとめあげるという見事な着地ぶりです。
ストーリーはもちろんのこと、要所要所で繰り広げられる圧巻の情景描写も読みどころの一つ。絢爛華麗で外連味たっぷりのドライブ感溢れる文体で、気持ちよく酩酊できます(←褒め言葉ヽ( ´ー`)ノ)。鴨が特に好きなのは、地平線の彼方まで畳敷きの《千畳平原》を疾走する生体戦車《ドラフト》の描写。書き割りのように青い空の下、「畳を帚で掃く音」をさせながら多足昆虫のような足を高速で動かし、次の戦場に向かう《ドラフト》の勇姿!何とバカバカしくも美しい光景!
こうした凡人の想像力の遥か斜め上を行くビジョンを眼前に現出させるという、SF本来の楽しさも存分に味わえる作品です。細かいことはつべこべ言わずに、この圧倒的な世界観に酔え!というタイプですね。読む人を選ぶ作品ではありますが、鴨は大好きです。
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