![]() | The Poisoned Chalice (Tudor Mysteries 2) 価格:¥ 1,154(税込) 発売日:1993-01-14 |
ベンジャミンとシャロットは亡くなったモービッソン村のジェラール牧師がいた教会を訪ねます。そこにはリカールという牧師さんとシモーヌという少女のお手伝いさんがいました。(どうせシモーヌはお手伝いさん以上の存在でしょ,と勝手に思ってるシャロット(笑))リカールは近所の檀家さんに合わせるかのように質素なたたずまいです。(一瞬アセルスタンを思い出す)
ちなみにジェラールはアッベ・ジェラール,リカールはクーレ・リカールと呼ばれてます。アッベ(Abbe),クーレ(Cure)どちらも牧師さんを現す言葉ですが,Abbeの方がほんの少し偉い人のようですね。CureのWikiのその記述とクーレ・リカールの外見から,Cureとはまさにアセルスタンのような坊さんですね。おそらく英語のcure(治療)はもちろんcare(世話)もここから来たのでしょうね。
クーレ・リカールから,アッベ・ジェラールの人柄とその日の行動について話を聞き,教会を見せてもらおうとしたまさにその時,突然,武装した男達がやってきました。見ると赤毛の男ばっかり。しかもLion Rampantの旗。スコットランドです。実は何と,当時イングランドに対抗心の強かったスコットランドは,こうしてフランスの為に働いていたんですね。
そうこうしているうちに,1人の男が現れました。その容貌の描写(スペイン風の靴とか。。)からうっかり例のあの人かと思っちまいましたが,それってマンガ読み過ぎ(爆),それにWiki見ればわかるちょっと前の人でした(^^;) まあでもかの家の旗がコレだそうで,何となくスコットランドの旗に似てるよな。。。
するとこの伊達男,ボーバンと名乗り,ベンジャミンとシャロットをスパイか?と疑いながら,優雅に脅し始めます。強面スコットランド兵をバックに,城までお供しましょうと言われたら,おとなしく一緒に行くしかありません(爆)。しかもベンジャミンとシャロットも良く知るイングランドの恋歌をビオラで弾き,皆で歌いながら‥‥
強制的に城に戻らされたベンジャミンはもうカンカン。大使館の人達をすぐに招集。この時シャロットは,フランチェスカが"SUL"とラベルされた小瓶を持っている事に気付きます。(何でしょ?sulfur系?)そしてベンジャミンは自分達の目的を話して,大使館員にちょっと揺さぶりをかけます。ボーバンはベンジャミンとシャロットをスパイだと思っているようで「ラファエル」からの情報を基に動いているようだけど,「ラファエル」に関連するような事は何も言ってないので,中途半端な情報が伝わっている可能性があり,そこからラファエルを特定できる可能性がある,との事。
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