ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

Hobbit CD : Roads go ever ever on

2004-12-21 21:56:23 | Tolkien・Hobbit
Chapter 18: The Return Journey
ビルボは気が付くと周りに誰もいません。しかし周囲に生き残ったゴブリンはいなくて,人間がいたので,勝ったのかと認識しました。傍を通った人間に声をかけましたが,彼に見えないようだったので,初めて指輪をはめていた事を思い出しました。

怪我をしてない人はほとんどいません。ガンダルフさえも腕を吊っていました。ガンダルフは,ビルボを見るととても嬉しそうでしたが,とあるテントに彼を案内します。
‥そこには,瀕死のトーリンが横たわっていました。彼はビルボに対して言ったひどい事を撤回したいと言い,もっと一緒にいたかったが,今からご先祖様の所へ旅立つと言いました。テントを出たビルボは涙が枯れ声がかすれるまで泣きました。

実はビルボが大鷲を見た後,その大鷲とビヨルン一党が応援にかけつけ,ゴブリン達は大きなダメージを受けて敗退したのでした。大鷲のリーダー(=グワイヒア)にはダインから冠が与えられたそうです。
ビルボはガンダルフに,大鷲はどこ?と尋ねましたが,ガンダルフは,彼らの多くはもう家に帰ったと言いました。ビルボは(ちょっとがっかり?)帰りに見れたらいいなあとつぶやきました。
トーリンは,アーケン石と,スランドゥイルが没収したオルクリストと共に眠る事になりました。旅の仲間(いつの間にかこう呼んでいる(^^))のドワーフ達は,10人生き残りました。フィーリとキーリは伯父のトーリンの盾となって殉じました。トーリン,フィーリ,キーリを埋葬後,ダインがはなれ山の王位に就く事になりました。ダインは宝をうまく分配しました。
バルドはエスガロスの町長さんにたくさんの財宝をあげた上で,功労のあった人達に残りを分配しました。ギリオンの豪華なネックレスは,宝石好きのスランドゥイルに贈られました。10人のドワーフとビルボは,それぞれ分け前を頂きました。ドワーフ達はダインと一緒にはなれ山で暮らす事になりました。

バーリンの暖かいお別れの言葉の後,ビルボとガンダルフは,ビヨルンと一緒に闇の森の北側を回って帰路に就きました。途中,ビルボはエルフの王に「ワイン代と食事代」(笑)と言って,銀とパールのネックレスをプレゼントしました。
彼らはビヨルンの家に少し滞在しますが,季節は既に春。花々を見て,ビルボは袋小路屋敷での暮らしが懐かしくなりました。彼らはビヨルンと別れ,さらに先を目指します。

Chapter 19: The Last Stage
5月にエルロンドの家に到着。ガンダルフはそこで,ビルボ達が闇の森で四苦八苦していた間,実は死人占い師を南へ追い払っていたと話します。(お~これでこの後ゴンドールに大迷惑がかかるってワケね)

裂け谷にさよならして,彼らはさらに先を目指します。途中でトロルの宝を掘り出しました。故郷が近づいた時,ビルボは詩を口ずさみます。
Roads go ever ever on ...
これを聞いてガンダルフ,ビルボの変貌振りにびっくりです。彼は詩を作るような人ではなかった,と。(へえ!そうなんですか。この時が初めてだったんですね。)

6月末近く,ビルボはシャイアに到着。ところが,彼が袋小路屋敷に着いてみると‥‥。
そこでは実は大変な騒ぎとなっていました。何と,彼の家は売りに出される所だったのです。慌てて彼はそれを止めました。銀のスプーンが幾つかなくなっていました。彼は,サックヴィル=バギンス家を疑います。この後両家は長い禍根を持つ事になります。(笑)

ビルボは,以前持っていた評判をなくしてしまいました。変わった人という噂が広まってしまいました。しかし彼は前より一層楽しく時を過ごしていました。指輪の事はずっと秘密にしていました。彼はとても長い人生をずっと幸せに暮らしました。

‥それから数年先の事,ガンダルフとバーリンがビルボを訪ねてきました。(ビルボは"There and Back Again"執筆中)彼らははなれ山のその後について話してくれました。ドワーフの王国も再建されました。エスガロスの町長さんは「ドラゴンの病」で亡くなってしまいましたが,谷間の国の王国が再建され,バルドが新しい王になったそうです。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿