ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

FOTR CD: 2-10: The Breaking of the Fellowship

2007-01-20 12:02:56 | Tolkien・LOTR
ここは,映画があまりに良く出来たファンフィクション(汗)で,しかもクライマックスの半分は,原作ではTTTに突入してしまうはずですので,原作のこの章って実はどうだったのか,是非,押さえておきたい所でした。

という事で,しっかり聴こうと試みます。。
構成は,こんな感じですね。

(1) パルス・ガレン到着
(2) そして1人で熟考のフロド
(3) そこへボロミアが‥‥!
(4) アモン・ヘンのフロド
(5) フロドを心配してミーティング
(6) フロド捜索大会
(7) サムとフロドの再会

(1)
フロドが少し1人にして欲しいと席をはずした時,彼をじっと見ているボロミアを,疑い深げに見ているサム。

(2)
フロドは「導かれるように」山の上へ。

(3)
このシーンでのボロミアのセリフ,特に後半はほとんど忠実に映画で採用されていますね。これだけ原作の本人のセリフが,その意味や前後関係も含めて正確に映画に使われたキャラクタは少ないと思いますよ。

(4)
ボロミアから逃れたフロドがアモン・ヘンで観たのは,Emin Muilから時計と反対周りに,闇の森,ビヨルンの国,ローハン,ミナス・ティリスを経て,モルドール。どこもかしこも戦争。そしてもう1周。なかなかゴージャスです。彼は特にこのバラド=ドゥアの恐ろしいビジョンを見て,ついに1人でモルドールへ行く決心を。そのタイミングは映画と同じですね。ただし,映画ではここでアラゴルン登場。

(5)
原作のアラゴルンは,ちょうどその頃,フロドの戻りが遅いと不審に思っていますが,ここでの皆の様子は注目です。

HoMEまで読んでりゃさすがにもうわかっていますが(汗)FOTRは映画から入った私,旅の仲間の目的は,全員でモルドールの火口に行って指輪を棄てる事,だと思い込んでおりました。いや,映画しか観てない人は,きっと今もそう思っているでしょうねぇ。
実は指輪を棄てる責務を背負ったのは,正式にはフロド1人なんですよね。他は誰もモルドールまで行く責任は負ってないのです。ボロミアはもちろん,アラゴルンも,本当の目的はミナス・ティリスです。

ここでアラゴルンは,フロドについて行くべき人を選ぼうとしますが,皆,最後まで付いて行くと意思表明。ここで初めて,本当の「旅の仲間」結成だったんですね~。でも,時既に遅し。う~~ん,何て残酷な話なんだろう。。(汗)

(6)
そこへボロミアがフラフラと。事情を聞いて,さすがのアラゴルンも呆れ果ててしまいます。が,勝手に走り出すホビット達を見て「!」,慌ててボロミアに護衛を命令。ははあ,それで映画でのボロミアの,自らを犠牲にしてメリーとピピンを守るあの行為に繋がるんですね。

(7)
サムは,足が短くて馳夫さんに付いて行くのを断念。彼はとても冷静ですね。フロドがどこかに飛んでいくはずはなく,武器もない。そこでボートを取りに戻ってくると一目散。
サムがフロドを見つけたのは「ボートがひとりでに動く」から。原作ではこの時フロドは指輪をはめたままだったんです。ちなみに,指輪をはめると具体的に何が起きるのか,を,知っているのは,ホビット達とガンダルフとアラゴルンだけでしたね。

映画でとても印象に残る,"Of course you are. I'm coming with you."も原作のセリフなのですが,実は,使われる状況が原作と少し異なります。ボートで出発しようとするフロドを止めるのでなく,一段落ついてからなんですね。

はぁ。。

2007-01-20 01:53:48 | Tolkien・その他
こんな本がある事を知りました。いや,こんな,なんて言ってはいけないのかもしれませんが。(汗) まあ,私はかなりトールキン関係の本は持っておりますが(まだまだほとんど積読(笑)),1冊にまとまっているというのはメリットがあるかもね。ただ,実際はどれだけ資料がきちんと揃っているか,中身を見てから買うかどうか決めたいですね。値段が値段(\24,430 )だし~。。。

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