ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

The Field of Blood : Chapter 11

2007-01-14 23:43:18 | Athelstan・Doherty
おやおや,起承転結の転の最後の章に1つの急展開。。。
まあそれは置いといて。

これは単語帳の一部です。どれもこの話では度々出てくる単語ですが,TOEICには出そうもない単語ばかりでしょ!(爆)

brothel 売春宿、淫売宿、娼家、遊廓
taproom バー、酒場
altar 《教会》祭壇、聖餐台(せいさんだい)
sanctify (宗教的に)~を認可[是認]する
beadle 堂守、教区世話役、儀式担当者
barge はしけ、屋形船、遊覧船、荷船
cadaver (解剖用の)死体
legging 脚半、ゲートル
pillory さらし台
scaffold 処刑台、絞首台

また,他に度々出てくる単語で,この本を読む前に既に知っていて,TOEIC向きではないものは,「adultery」(不貞、密通)これはShadowlandsから。また「marauder」(略奪者、襲撃者)これはハリポタのMarauder's Map(忍びの地図)で,知ってました。(笑)

最近流行りのGlobishばっか勉強していたら,こんな楽しい本は読めませんね;ホントに。(爆)

テムズ川について,いろいろ出てくるのですが,ふと,Harry Potter and the Order of the Phoenixの映画のトレーラーを見て気付いたのですが,ロンドンって現代も意外とウォーターフロントな町なのですね。


The Field of Blood : Chapter 10

2007-01-14 13:35:01 | Athelstan・Doherty
現在,起承転結の転です。
ここで「転」に相応しい話題が。Athelstanの住居に突然「不審者」が乱入するんですね。まあ,ほどなく彼は殺意を持つような人物ではないと認識。ほっ。ところで,その不審者の事を,"the vicar of hell"と呼んでおります。これ日本語に訳しにくいですね。"vicar"とは,司教代理,牧師代理など,何か宗教的にエライ人の副官(deputy)という意味ですので,「地獄の○○(悪魔とか)の代理人?」 元牧師だというその男は,何らかの事情で牧師を辞め,今は武装して何かアヤシイ仕事をしています。いわゆる刑事ドラマにはお約束の,情報屋ですかね。

そう言えば,この章にはもう1人,変わった仕事の人が登場します。その男は,"the fisher of men"と(辞書を見たら「人間を捕る漁師」(汗))。え~~と,現在の言葉で言うと,「ダイバー」ですよね。あの,川で人が流されたと聞くと出てくるあのダイバーです。(汗) 当時テムズ川は重要な交通路として利用されていたので,この職業は結構忙しかったようです。Athelstanが彼を訪ねた日も「事故3,自殺4,殺人6,発狂9」だったそうです。う~~ん東京都の1日辺りの交通事故犠牲者よりずっと多いですね。(汗) また殺人と発狂が異常に多いのがイヤですねぇ。。

で,Athelstanが"the fisher of men"と付き合うにはもちろん理由があるわけで,"the vicar of hell"と同様,いろいろ裏事情を知っているという事ですね。

変わった職業の人が出てきたついでに,余談です。
Athelstanの檀家さんの中に,Mangerという,死刑執行人がいますが,彼が執行するのは絞首刑のみ。実は昨日ある所で,不思議の国のアリスに出てくる死刑執行人の事が話題になりまして。。その執行人は,女王様のクロケーの章の最後の挿絵に登場します。チェシャ猫の首を前に立っている人々の手前に,斧を担いでいるクラブのエースがそうです。実は彼は,覆面をしています。そう言えば,ハリポタに,マクネアという死刑執行人が出てきますが,映画で彼が登場する時も,斧を担いで覆面です。で,ここから本題。イギリス(おそらくヨーロッパ全体)では昔,主な死刑は,斬首刑と絞首刑の2種類。斬首刑は,より罪の重い罪人に対して課せられたのだそうです。しかし絞首刑と違い,フランスでギロチンが開発される前は,斧で首を切るなんてそんな簡単にはできませんでした。(汗) で,その執行人は,犯人の犠牲になった家族が行う事もあったそうですが,コミュニティから選ばれる事も多かったそうで(滝汗;),‥その為,斬首刑の執行人は,覆面をしているのだそう。

‥でも現在は,絞首刑でも覆面しますよね。(-_-;) まあこれはテレビに映るからかな。


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