大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

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キビタキ繁殖!と エゾセンニュウのさえずり♪ 2020.6.9

2022年06月09日 | Weblog
 今日も気持ちのいい朝の大阪城公園。
 
 この春、大阪城公園でキビタキが営巣した。繁殖は2019年に続いて2回目。キビタキの増加が話題になって久しいが大都市の公園で再び繁殖成功は大変嬉しい。
 6月7日に3羽巣立ちとの事だったが、今朝は市民の森の北部で4羽の巣立ヒナが観察された。♂♀の親から盛んに給餌を受ける姿が見られた。

 2019年は2羽の巣立ちだったが今回は4羽。キビタキの一腹卵数は4~5とあるが、今回4羽は優秀。順調に成長することを祈るのみ。
 20人くらいのカメラマンがヒナを探して右往左往。4羽のヒナも一か所に固まることないが数十メートルの範囲の中に。なかなかすっきり見える場所に移動しない。

 大阪城公園の状況からすると、大阪市内、府内の大きな公園でキビタキの繁殖がない事に不自然を感じるほど。
 繁殖については、公開してはいけないとの基本があるので、地元で管理しているのではないかとも思う。

 前から思いだけれど、次はコサメビタキが繁殖するのではないかと思っている。できれば5年以内にその観察ができればと願っている。

 一方、「トッピンカケタカ」とホトトギスに似た声で知られるエゾセンニュウ。この春は3回が記録された。すべて大将の観察、録音である。
 1回目は 6/2 16:44 市民の森南西部の笹薮の中。
 2回目は 6/8 10:44  市民の森中央付近。
 3回目は 今日の6:14 市民の森の中央やや南部、背丈1メートルほどの雑草が茂った中。録音を聞いたが、かなりはっきりと大きな声でさえずっていた。

 場所も近いことや大阪城公園で少ない種であることなどから同一の個体と判断している。キビタキのヒナで振り回されている中でも、エゾセンニュウの声も確実に録音するのはさすが。

 先日元射撃場でヤマショウビンを観察撮影されたM田さんにもお会いできて、詳しく話を聞くことが出来た。今朝は内容の濃い貴重な朝だった。

・コゲラ 2羽 市民の森
・シジュウカラ 5羽 市民の森ほか
・キビタキ 6羽 ♂♀成鳥2、巣立ちヒナ4 市民の森北部
・オオムシクイ 2羽 愛の森、元ヘリポート
・エゾセンニュウ 1羽 市民の森
・カワウ 3羽 第二寝屋川
・カルガモ 1羽 第二寝屋川

■■キビタキ(2011.5.3 愛の森)
 結果が分かっているからと言った。確かにそうだ。結果が分かっている行為に感動も興奮もない。しかし出来事が想像の範囲に収まることによる安心感はある。人は常に無いものを求めるものだ。
 バードウオッチングは、その先の林でどんな鳥と出合うか分からない。そんな好奇心や興味の連続。結果が分からない行為だ。
 愛の森で餌付けされたキビタキ。目の前に現れるので撮影は簡単。だから興奮はない。よしこれで撮影できた。ルーチン作業を終えたといった感じ。
 偶然のいい出合いを求めて、ひたすら歩きまわるのも辛い。そのまま会えないで終わってしまう事もあるからだ。かと言って、こうして約束された出合いばかり求めるのも。
 先は分からないが、夢を目標に歩き続けるのが合っているように思う。鳥たちも会えるだろう。
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