大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

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もう7月、水場に次々と 2020.7.2

2020年07月02日 | Weblog
 早くも7月。遠くでクマゼミの声。市民の森の水場前に着いて横の木にエナガ数羽。

 ベンチに座ってお茶を飲みながら見ていると、水場にシジュウカラが次々と。数えると5羽。ほとんど幼鳥。周りを気にしたり急いで水をかぶったりして忙しい。

 やがてエナガも次々やってきて水浴。久しぶりに撮影しようとバッグからカメラを取り出してゆっくり近づく。
 鳥を驚かせるのは、一番に激しい動き、そして音。 静かに動かず 「木成り作戦」 結構近くに立っているが次々下りてくる。
 ちなみに、緑の服を着ているとか、迷彩服だから鳥に見つからないなどは、人の不遜な考え。鳥は人と比較できないほどの視力。すべて 「お見通し」
 
 時代劇の遠山の金さん。やい、やい、やい! 「この桜吹雪がお見通しだい!」 シジュウカラたちから見ればこんな感じ。どう誤魔化してもお見通し。

 なので、見つからないようにでなく、心配しないで、大丈夫、恐がらないで。愛してるんだから♪ こんなオーラーを全身から発して、静に静かに動かないで驚かせない事。
 近くで観察撮影するには、服装でなく、動きと音。

 シジュウカラ5羽、エナガ6羽、メジロ4羽 水浴を楽しませてもらう。メジロの幼成は不明も、シジュウカラはひと目で幼鳥。エナガも幼鳥。
 エナガ幼鳥の赤いアイシャドーがはっきり。大人になるとこれが黄色に。

 一通り回っていつものようにベンチでビール。スズメが集まってくる。そのうち1羽が大変人馴れしている。座っているベンチに飛び上がり、横の飲みかけの缶ビールの上にとまってねだる。
 おい。そんな汚れた足で飲み口にとまるなよ。

 食べかけのチーズを小さくして手のひらに乗せると、すぐにくわえて飛んでいく。数羽のスズメが追いかけていく。

 しばらくして戻ってくると、寄ってきて膝の上にも乗ってくる。手で抱きしめてやろうかと思わせる。吸い込まれそうな瞳で私の目を見る。可愛いなー。 (その昔、センダイムシクイを片手で抱きしめた事がある。 誉められた行為ではないが忘れられない)
 与えるものが無いので、手を広げて前に差し出す。寄ってきて見ているが、何もないことを知って、大きく嘴を広げ中指の先に噛みつく。その仕草が一段と可愛い。

 撮影しようとウエストポーチからスマホを取り出す。左手はスズメにかまれている。右手で操作するもスマホでの撮影は詳しくない。
 もたもたしていたらスズメは飛び立ち前の柵に。そして対岸へ一気に。

 シジュウカラ、エナガ、メジロ、ツバメ、カワウ、カルガモ、キジバト、ハシブトガラス、ムクドリ、スズメ。

■■メジロ(1993.2.13 ピースオオサカ東側)
 子供のころオシロイバナの花をちぎって蜜を吸い、ほのかな花の香りと甘味を楽しんだことを覚えている。ジュースは貴重なおやつでいつでも飲めるものではなかった。大人になって飲むと甘味が強すぎて口に合わない。
 ジュースを容器に移して林の中に置いておくと、いつの間、にかメジロが見つけて飲みにくる。20~30分間隔で1日に何回もやってくるところをみると相当な甘党なのだろう。
 単独より2羽が一緒にくることが多い。1羽が飲んでいる間は他の1羽は近くの枝で警戒するように周りを見ている。仕草を見ているとつがいのようだが時期的にどうなのだろう。
 別のメジロがやってくると鋭い声を出して追いかける。食物を守る時は可愛い姿に似合わず本気だ。
 近くで見ると林の中で飛びかっている姿より、一段と小さく見えて私の片手の中にすっぽりと入ってしまうようだ。これほど小さな命が自然の中で懸命に暮らしていることに感動を覚える。
コメント
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