雨の中の攻防

2010年05月26日 16時07分25秒 | B地点 その他

 

 

おむさん達のテリトリーに、眉目壮麗君が侵入してきた。

画面左側がおむさん、右が壮麗君。
壮麗君は本来、川の対岸に住む猫である。


おむさんは、招かれざる客を撃退しようとしている。
壮麗君は、恨めしそうに背中を見せて、

逃げていく。


※なお、これらの写真を鑑定して下さったボランティアさんから私がうかがったところでは、「壮麗君に似た猫」も最近、現れたらしい。

おむさんは注意深く追う。
壮麗君が去った後も、おむさんは警戒を解かない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


幸せな犯罪

2010年05月25日 17時27分09秒 | B地点 おかか

 

 

名探偵ホおむズ 事件簿007



ジョン・オカカ・ワトソンは、上機嫌だった。
生まれて初めて、四つ葉のクローバーを見付けたからである。
「うむ! 今日はツイてるぞ」
「きっと、いいことがあるに違いない♪」

すたすた
そこへやって来たのが、シャーロック・ホおむズである。
「ワトソン! お前に用がある!」

「ん? 何だ、ホおむズ?」
「お前が犯人だ!」

「いきなり何を言うかーっ!?」
「ほほう? 身に覚えがないと?」
「当然だ。私は常に、清廉潔白だ」
「胸に手を当てて、考えてみるがいい……」
「さっき、クローバーの命を奪っただろう!」
「あ、ああっ!?」
「どうだっ! 罪を認めるか?」

「う、うう……」
「お前が犯人だな? そうだな?」

「そ、その通りだっ」
「ああ……確かに私は、クローバーを摘み取った……」
「かけがえのない命を、奪ってしまったああ!」
「なんてこった……」
「四つ葉のクローバーは幸運をもたらすというが……」
「私はかえって、不幸になってしまったあああ!」
「いや、それは違うぞ、ワトソン」
「お前は命の大切さに目覚めた。それは大きな幸福だ」
「う、うむ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


die Spontaneitaet des Erkenntnisses

2010年05月24日 15時37分00秒 | B地点 おかか

 

 

昨日も雨だった。

今日も雨だ。
隠れ家に籠っているのも、疲れたなあ。
濡れてもいいから、体を伸ばしたいよ。
まだ小雨が降っているが……。
もうすぐ止むだろ。
しかし……困ったな!
これでは、座る所が無いではないか!
……しょうがない。
カメラの若造の、膝に乗るか……!

私が純粋に自発的に乗るのは、これが三度目なのだ。


※参照、一度目はこれ、二度目はこれ

ん? タオルか?
そうか。被毛を拭いてくれるのか。
ふふ。ありがとよ。
雨の日も、けっこう楽しいな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


トイレ問題など

2010年05月23日 15時05分23秒 | B地点 おかか

 

 

オシッコでもしてくるか。
雨の日は、トイレに行くのも大変だよ。
ただいま。
ここは幸い、住宅地から離れているのでな。
私たち猫は、糞尿をちゃんと埋めるし。

まず誰にも迷惑はかからないというわけさ。
そうだ、途中で小さなサクランボを見たよ。
よく見ると、なかなか綺麗なもんだ。

雨に濡れて、光っていたよ。
さて……また暫く、雨宿りだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


トレイ問題など

2010年05月23日 14時59分49秒 | B地点 おかか

 

 

今日は雨だ。
かなりの降りだ。
こんな日は、誰も来ない。
だが、雨の日でも腹は減る。

天気の良い日曜などは、遊び半分で私たち猫に餌を与える人がたくさん来るが ―― ま、食べ過ぎでゲロを吐くのがオチだ。

雨の日にこそ、来て貰いたいものだな。
しかし ―― こういう風に、餌をばら撒かれても、困る。
これでは、「餌を与えている」のではなくて、「生ゴミを捨てている」ようなものだ。

残った餌は、悪臭・鳥害・虫害の元になる。美観を損ねる。犬を散歩させている人の迷惑になる。

そして結局 ―― 猫が憎まれることになる。

餌を与えるのなら、その場で食べ切れる量だけ与えて、一粒も残さずに持ち帰って貰いたいものだ。

無論、「撒き餌」や「置き餌」も、状況によっては必要だし、現場の事情に詳しい地域猫ボランティア上級者は、迷惑がかからないような撒き餌・置き餌のコツを、ちゃんと心得ている。

しかし、シロウトは、むやみやたらにドバッと餌を撒くだけで、後を顧みない。困ってしまうよ。

さて、左の写真 ―― B は私(おかか)だが、A は何だか、わかるかね?
答えは ―― 放置された、プラスチックのトレイ。

トレイで餌を与えるのはいいが、持ち帰らない人がいるので、たまってしまうのだ。

カラスがひきずり出したり、風で飛ばされたりして、散乱する。猫も人も、迷惑している。
今まではカメラの若造が持ち帰って処分していたが、どうも「いたちごっこ」の悪循環になる。

トレイを放置する者の自覚を促すため、最近はこうして、纏めて重ねておくことにしたそうだ。
とまあ、色々と考えてしまう、雨の日なのだよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


体は正直

2010年05月22日 18時03分39秒 | B地点 おかか

 

 

「最近、ヘビが出るなあ……」
「おかか先生は、ヘビが怖いんですか?」
「怖くはないが……どうも苦手でな」
「僕は平気です!」
「ヘビなんて、へっちゃらですよっ」
「そうか? うむ。大したもんだ」
 と、そんな話をしていたら ―― 。

「ん? 水の中に何かいるぞ?」
「あっ!? あれはっ!」
「ヘビだああ!」
「えっ!? ヘビ?」
にょろん
「うわあああああ!」
ヘビは上陸した……が、草叢の中に隠れてしまった。
「た、助かった」
「……いや~。参ったなあ」
「取り乱してしまって、恥ずかしいよ」
「そこへいくと、おむの奴は大したもんだ。余裕で寝てるぞ」
しかし実は……おむさんは、気絶していた。