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今日は雨だ。 |
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かなりの降りだ。 |
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こんな日は、誰も来ない。 |
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だが、雨の日でも腹は減る。
天気の良い日曜などは、遊び半分で私たち猫に餌を与える人がたくさん来るが ―― ま、食べ過ぎでゲロを吐くのがオチだ。
雨の日にこそ、来て貰いたいものだな。 |
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しかし ―― こういう風に、餌をばら撒かれても、困る。 |
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これでは、「餌を与えている」のではなくて、「生ゴミを捨てている」ようなものだ。
残った餌は、悪臭・鳥害・虫害の元になる。美観を損ねる。犬を散歩させている人の迷惑になる。
そして結局 ―― 猫が憎まれることになる。 |
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餌を与えるのなら、その場で食べ切れる量だけ与えて、一粒も残さずに持ち帰って貰いたいものだ。
無論、「撒き餌」や「置き餌」も、状況によっては必要だし、現場の事情に詳しい地域猫ボランティア上級者は、迷惑がかからないような撒き餌・置き餌のコツを、ちゃんと心得ている。
しかし、シロウトは、むやみやたらにドバッと餌を撒くだけで、後を顧みない。困ってしまうよ。 |
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さて、左の写真 ―― B は私(おかか)だが、A は何だか、わかるかね? |
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答えは ―― 放置された、プラスチックのトレイ。
トレイで餌を与えるのはいいが、持ち帰らない人がいるので、たまってしまうのだ。
カラスがひきずり出したり、風で飛ばされたりして、散乱する。猫も人も、迷惑している。 |
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今まではカメラの若造が持ち帰って処分していたが、どうも「いたちごっこ」の悪循環になる。
トレイを放置する者の自覚を促すため、最近はこうして、纏めて重ねておくことにしたそうだ。 |
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とまあ、色々と考えてしまう、雨の日なのだよ。 |