謎の豚

2010年05月10日 17時39分22秒 | B地点 おかか

 

 

すたすた
「あ……。おかか先生、こんにちは」

「やあ、こんにちは」

すたすた

「あ、ああっ!?」
「ん? どうした?」
「うわああ! 先生のまぶたが!」
「まぶた? うん。またちょっとアレなんだ」
「お薬を付けなくちゃ!」

というわけで、おかか先生はまた、おむさんに眼軟膏を付けてもらうことになったのだった。


※参照、記録

←付けてもらった

「ありがとう。世話を掛けるなあ」
「お礼に、面白いなぞなぞを教えてやろう」

「なぞなぞ、ですか?」
「目の前にあるのに見えない豚は、な~んだ?」
「まぶた。でしょ?」
「残念! 答えは、透明な豚!」
ずこー
「何ですか、それは……」
「はっはっは~! まさに謎だよ」
「……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


眺めのいい部屋

2010年05月10日 16時21分51秒 | B地点 寄り目ちゃん

 

 

「さあ、リュックに乗ろう♪」

「おっ、いいね!」
「私も一緒に乗ろう」

「ちょ、ちょっと!? おかか先生!」
「こんな狭い所に、二人で乗るなんて……」

「いいじゃないか。仲良くしよう」
そこへ、よっちゃんがやって来た。
「いいなあ。うらやましいなあ」
「もう乗れないよ。定員オーバーだよ」
「ちぇっ」
「じゃ、僕はあの上に乗ろう!」
「こっちの方がいいよ! 高くて眺めもいいし、雨にも濡れないしね!」
だが、眺めがいいだけに、睦まじい二人の姿が、はっきり見えてしまうのだった。
「……」
「いいなあ。うらやましいなあ」