きっと大きな幸せが

2010年05月20日 16時29分50秒 | B地点 おかか

 

 

ちかごろ四つ葉のクローバーに凝っている、おかか先生である。
きょろきょろ
きょろきょろ
「むっ、あったぞ!」
「ふふふ! 今日のは特大だ!」
「頭に載せれば、きっと願いが叶うぞ」
おかか先生は、この状態のまま、何時間も、祈り続けた。
そして、疲れ果ててしまったのだ……。
がくっ
「あ~、疲れた~」
「先生、まだ懲りないんですかっ」
「クローバーに頼って幸福になろうなんて、虫が良すぎますよ!」
「いや……今日は特に、願いごとがあってさ……」
「願いごと? 何です?」
「お前の鼻のキズが……良くなるように……」
「えっ!? 僕のこの鼻のために?」
「おかか先生……! ありがとう!」
「うん、まあ、そういうことだ……」
「先生、元気になって下さい……!」
「僕も、四つ葉のクローバーを信じることにしますよ」