癒えた言えた

2010年05月02日 17時59分40秒 | B地点 おかか

 

 

恐ろしいことが起きてしまった。
おかか先生が、だじゃれ能力減退ウイルスに感染してしまったのだ……。
このウイルスに感染すると、駄洒落を飛ばすことができなくなってしまうのだ。
「ああ……。何てこった……」
「これでは生きる甲斐がない……」
しょんぼり
「先生、お察しします」
「さぞ、お辛いことでしょう……」
「心配させて、すまんな……」
「そうだ! いい考えが!」
「お役に立てるかもしれません……」
「……どうするのかね?」
「……」
あがっ
はぐはぐ
「答えて下さい。僕が食べたのは、何でしょう?」
「ん? 草……だろ?」
「もっと大きな声で!」
「草!」
「では次に……たいへん恐縮ですが……」
「ここを嗅いでみて下さい」

「ん? 匂いを嗅げばいいのか?」
くんくん くんくん
「お……おおおおお!」
「くっさ~!」
がくっ

←気絶寸前
「あ、ありがとよ。駄洒落を言えたよ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


10万株にチャレンジ

2010年05月02日 16時42分30秒 | B地点 おかか

 

 

「おかか先生、賭けをしましょう……」

「ん? どんな賭けだね?」
「カメラのお兄さんの膝に、三分間、乗っていられますか?」
「へん! そんな賭けはごめんだ!」

←ニンゲンの膝は大嫌い
「三分間、我慢できたら……新日鐵を10万株!」
「な……何っ!!」
「ふ……ふふふふふ……」
「この勝負、もらったあああ!」
というわけで、賭けが行われることになった。

公平を期すため、計時はよっちゃんが担当する。
「先生、用意はいいですか。ではスタート!」
チッチッチッチッチッチッ……
(ストップウォッチの音)

「へへん、三分くらい、どうってことないさ」
チッチッチッチッチッチッ……

「余裕だよ」
チッチッチッチッチッチッ……

「いいですよ先生! その調子です」
チッチッチッチッチッチッ……

「ふっふっふ。楽勝だな」
チッチッチッチッチッチッ……

ずるっ

「お、おっと!?」
チッチッチッチッチッチッ……

「先生、危ない!」
チッチッチッチッチッチッ……

「な~に、大丈夫、大丈夫」

ぎゅう~
チッチッチッチッチッチッ……

ぎゅう~
チッチッチッチッチッチッ……

「ああ、見てられないよ……」
チッチッチッチッチッチッ……

「くっ、ここで耐えねば……」

ぎゅう~
チッチッチッチッチッチッ……

「う、ううっ」

ぎゅう~
チッチッチッチッチッチッ……

「も、もうダメだああああ~っ」
チッチッチッチッチッチッ……

「お、降ろしてくれっ」
ドサッ
「せ、先生!」
「お、おいっ、タイムは?」
「2分59秒です……」
「ぐあああーーーっ!」
「先生、残念ですっ」

うるうる
「いいんだ……。悔いはない……」
いつもの風景が、先生の目には、とても美しく見えた。