失踪譚 04

2009年02月02日 20時48分00秒 | B地点 おかか

 

承前


02月02日。

ひどく気になったので、日が暮れてからも何度か行ってみた。

18時06分、気配なし。

20時48分。

おかか先生が居た!
変わりはないようだ。

よかった、よかった。

……しかし、おむは依然として姿を見せない。

 

(まだまだつづく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


失踪譚 03

2009年02月02日 16時27分00秒 | B地点 おむ

 

承前


02月02日。私は、いつもの時間に、いつもの場所へ。しかし、おむも、おかか先生も、現れなかった。

昨年12月20日のリリース以来、私は、おむの排尿の状態を観察するため、多めに時間を割くことにしている。
クリスマス前後の旅行と、元旦と、そして雨の日を別にすれば、私は毎日ここに来ている。
それらの日々の内、おむに会えなかった日は、一日だけであった(その日は多忙で、殆ど時間が取れなかったため、会えるとも思っていなかった)。
おかか先生に会えない日は、一日もなかった。
要するに ―― おむ/おかかに「会わなかった」何日かは別として、どちらにも「会えなかった」のは、リリース以来、初めてのことなのである。
おむは去勢済であるから、発情してうろつくことはない筈だ。他方、おかか先生は未去勢であるが、老齢のためか、殆どいつも定位置に居る。
にもかかわらず、今日に限って、両者とも居ないとは? 一体どうしたのだろう? 何かトラブルでもあったのでは?
給餌に来たボランティアさんも、珍しいことだ、と首をかしげている。
私は色々と、悪い可能性を考えた。この時の不安は、筆舌に尽くし難い。
90分ほど待ったが、徒労であった。

結果・結論のみを先に言ってしまえば、今回は「何ごともなかった」のであるが、それはあくまでも、結果として偶々幸運だったということに過ぎない。

野良猫は、或る日突然、ふと、居なくなる。忽然と、姿を消す。それで、ただそれだけで、オシマイだ。死亡が確認されれば、或る意味で(ニンゲンの都合に於いて)、まだ運が良いほうである。多くは、行方不明。生死不明。そのまま。 ―― それが、野良猫というものなのである。


(更につづく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


さめないゆめ

2009年02月02日 14時30分00秒 | [ Misc. ]

 

『名無レ』、2008年12月ぶんの PDF 原稿、試作版がほぼ完成した。
無論、まだノンブルは付けていないが、全188ページ。業務用プリンタでの印刷に耐えられるよう、高品位で作成してあるので、ファイルサイズは20メガバイトを超える。

この調子で2008年ぶん全部をまとめ、更に前史(2008年以前のコンテンツ)も加えると、やはり総計では千ページを優に超えてしまうだろう。

それをいきなり本にするというのは、さすがに無理なので、とりあえず考えているのは、こうだ:

  1. 人気の高いおむさん/おかか先生カテゴリーで、300ページ以下の抜粋の原稿を作ってみる。(仮題『名無レ セレクション』。)
     
  2. それを出版社に持ち込む。

  3. 幸運にも、企画で出版(費用は出版社もち)が可能なら、上梓する。

    売れれば、更に続刊が出せるかもしれない。

  4. 企画での出版が無理ならば、自費出版の見積りを出してもらう。

    そして、もし資金のメドがつけば、自費出版。

    自費出版にも色々あるが、Amazon でも買える本にする(流通に乗せる)ことは可能である。全国の大型書店の店頭に並べることも可能。

    ……だが、費用はおそらく、数十万円。一眼レフも買えない私に、そんなカネがある筈がない(泣)。その代わり、手間はかからない。
     
  5. 資金のメドがつかなければ、「同人誌レベル」で本にする。いわゆる「私家版」にほぼ同じである。つまり、受注・印刷・製本・発送を、個人で、すべて手作業で行う。

    費用はおそらく、数万円~十数万円(印刷と製本の品質による)。手間は……膨大(泣)。
     
  6. 結局無理なら……諦める(笑)。

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出版社との交渉の段階で、PV や UU 数と併せて大きな意味を持ってくるのが、ランキングである。

「野良猫ブログ 人気ランキング第1位!」……という「肩書き」が有ると無いとでは、大違いだ。

「野良猫ブログ」のみならず「猫ブログ」全体で上位につけていれば、なお良し。(昨年暮れ頃には20位近くまで行ったが、今は35位前後である……。)

このブログ、一年経ったら本にして、閉鎖しよう……という気持もあったが、今のところ、閉鎖は考えていない。

本にしようとして始めたブログではないが、一周年記念として、何らかの形で書籍としてまとめておきたい、というはまだ捨てていない。

私は明後日(02月04日)からまた旅に出なければならない。旅の空で、よく考えておこう。

   
(この記事は、正規のエントリではありません。単なるおしらせです。いずれ削除します。)