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(承前)
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「な、なめるな! 倒れるのは貴様だッ」 |
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「……ふっ。よかろう」 |
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「そこまで言うなら、試してみるかッ?」 |
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「試さいでかッ!」 |
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「はい、そこでグハー」 |
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「ぐはぁーーーーッ!?」 |
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ガクッ |
投稿時バージョン→ | ![]() |
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抜け忍、オムイである。 |
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オムイの命を狙う追忍、すなわち刺客である。 |
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「オムイ、今日こそ引導を渡してくれるわ!」 |
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「あぁ~? 追忍かぁ~?」 |
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「よ~し、かかってこいよ~」 だらだら |
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「……おい! なんでそんなにヤル気がないんだ?」 |
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「だって、どうせ俺が勝つしぃ~」 |
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「なッ、なんだとーーーッ!?」
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投稿時バージョン→ | ![]() |
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(承前)
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「……そうか? ならば、オトナのテクニックを伝授してやろう!」 |
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「まず、ここを攻める!」 「はうっ!?」 |
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「はうう~っ!」 |
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「そしてアンヨを甘噛み!」 「あひゃっ!?」 |
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「あひゃひゃ~ん!」 |
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がらがら がっちゃーん |
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「ま、参りました先生。さすがオトナ!」 「ふふふ、すごいだろう」 |
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読者にはおなじみ、おむさんの好きなリュックである。「名無レ」の隠れキャラとして、一部のファンには絶大な人気がある ―― かどうかは判らないが、実際、セリフのある準主役を演じることもあるのだ。 |
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おかか先生に久し振りにお目にかかったこの日この時、私はリュックを画面に入れたくなかったので、 |
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リュックを背負ったまま、しゃがんで、先生の腰をぽんぽんしていた。 |
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すると、おむさんが、リュックに、つまり私の背中に、飛び乗った。 |
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比較的最近も、同じようなことがあった。 |
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この状態で、カメラを自分に向けて撮影するのは、至難である。 |
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リュックの中身もそこそこの重さがある上に、6kg の猫を載せているのだから。 |
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もしかすると、おむさんは、おかか先生にちょっぴり嫉妬したのかもしれない。 |
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とにかく私は、カメラを持つ片手を伸ばし、必死で撮影を行った。 |
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背中に猫を載せ、かがみこんで、自分にカメラを向けているその姿は、さぞ可笑しく見えたに違いない。 |
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何人かが、くすくす笑いながら、私の傍らを通り過ぎていった……。 |