決めたのに……

2009年01月10日 14時18分00秒 | B地点 おかか

 

「決めポーズ!」
「……おいおい、邪魔だよ。どいてくれ」
「決め顔!」
「……おい! 撮影の邪魔をするな!」
「ぼ、僕は、先生のためを思って……」
「何だと?」
「だって先生、ハナちょうちんが……」

「えっ!?」
「あちゃー……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

投稿時バージョン→

 

 


自己と自己

2009年01月10日 14時16分00秒 | B地点 おむ

 

しょせん孤独なんだ
誰かと解り合うことは、究極的には無理さ

自分を理解してやれるのは、自分だけ

結局、自分と寄り添えるのは、自分だけ
自分と一緒に居られるのは、自分だけ
「さあて、そいつはどうかな? もっと構造主義的に『自分』を捉えられんか?」
「いや、とりあえず、『理解』というものをプロセスとして捉えると、楽になるぞ」

「えっ? 何だか難しい話ですね!」
「うーん、ともかく、先生は僕を理解してくれますし」

「理解できる自信はないが、その必要もないよ。互いに理解し合いたいと願うだけで、充分なのさ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


シンプルな複雑さ

2009年01月10日 13時43分00秒 | B地点 おかか

 

「やれやれ。今日は雨が上がってよかったな」
「む?」
「おいおい若造……。私のようなオトナが、そんなもので遊ぶと思うか?」
「やめろやめろ。無駄だよ」
「……ええい! くそっ!」
「うはははっ!」
「やっぱり楽しいな!」
「……まったくもう。瞳孔が開いてしまったではないか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


天佑神助

2009年01月10日 13時41分00秒 | B地点 おむ

 

オムイは追忍のワナにはまってしまったのだった。

「うわッ!?」

「ふふふ、オムイよ、そこから逃れられるか!」
「くそーッ!」

ぐいっ
「ううッ、だめだ。出られない……」
「ふふん! そこで朽ち果てるがよいわ!」
その時、隕石が!

ひゅるるる~
ちゅどかーん
「ぐはーーーッ!」
「助かった……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

投稿時バージョン→

 

 


きたかぜ

2009年01月10日 13時05分00秒 | B地点 おむ

 

昨日、当地では、ずっと氷雨が降り続いていた。初雪も観測されたとか。
だが、今日はかなり良く晴れた。
それにしても、北風が恐ろしく強い。桜の枝が吹き折られている。
それでも、おむさんとおかか先生が姿を現した。無事でいたようだ。
今日は使い捨てカイロも用意した。おむさんは早速、「部長のイス」に乗る。
……が、ひどく風が冷たいので、やはり膝の上で毛布にくるまってもらう。(静電気が悩みの種である。)
おかか先生はダッコも膝乗せも不可能なので、毛布の上でエネループカイロと過ごしてもらう。
猫を膝に乗せていては、さすがの私も、あまり写真が撮れない。
撮れたのは ―― うんちをする、おかか先生。
うんちに土をかける、おかか先生。
近くにやってきたカラス。
おむさんの頭越しの、川の風景。
川にいるのはカモである。
カメラを手前に向ければ、おむさんの顔。
カメラを後ろに向ければ、おしっこをするおかか先生。

おむさんとは対照的に、おかか先生は、私がいる時に排泄することを好む。
鳥のことは何も知らないが、これはウだろうか。
やがて私達が席を立つと ―― すさまじい北風のせいで、ご覧の通りの有様である。