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管理人の趣味や日々のことを徒然に。宇宙戦艦ヤマト好きーが現在進行形。時々、六神合体ゴッドマーズ。ALの右オタも兼務

「ノア 約束の舟」←ほんのちょっとだけGMを絡めてみたりw

2014-06-22 16:13:43 | 映画
タイトルを見て、

「HACHI 約束の犬」

そっくりだ。と、吹き出しかけました(苦笑)
何故、日本語タイトルにする時に余分な言葉を入れたがるのでしょう。
「グラヴィティ・ゼロ」を観た後には「ゼロ」って要らないじゃんて思いました。
あのラストを観れば「ゼロ」が不要と多くの人が思うでしょうに。

ま、それは置いておいて。

以下、映画のネタばれになるので、未見の人でネタばれがお嫌な方は回れ右をなさって下さいね。
改行のあと、映画の感想です。









































基本的には聖書の創世記に忠実な内容です。
但し、創世記に記されている事があまりに言葉が少ないため、現代的にどう解釈して聖書の隙間を埋めるのか。
と、いった感じになります。

その聖書の解釈はやはりキリスト教徒で無いと出てこない発想だなあ。と、言うのが第一印象。
仏教・神道中心の日本人には理解が及ばない部分もあるかと思います。

襲われた村で、ただ独り生き残っていた幼い少女・イラ。
彼女を助け、家族同様に育てるノア一家。
聖書にはイラの事は何一つ書かれていないんですよね。
イラは幼い時の傷が元で、子が産めない身体になってしまいました。
それでも、ノア一家と共に時を過ごして成長し、ノアの長子・セムの妻となります。

セムとイラの姿を目にしたハムは「僕の妻は?」と言いますが、ノアは良い返事をしません。
そのうちに神の啓示により、ノアは方舟を作り始めます。
ハムは言う事を聞いてくれない父に背き町に行き、一人の少女と出会います。
その彼女を連れて方舟に戻ろうとした時、神が相応しくない人間としたカインの子孫や町の人々が方舟を奪おうとやってきます。
そして、ハムと一緒の少女は罠に足を挟まれ、ハムと共に行く事が出来なくなってしまいました。

この時のノアが、とても神に選ばれた人とは思えないぐらいおっかなくて。
罠に捕らえられた少女を心配するハムを鬼畜の形相で方舟に連れ戻します。
人を守る物として下界に居て、姿を変えられた天使達はノア達や方舟を守る為に戦います。
ここの描写がいかにもハリウッドでねえ(笑)
やはり、こういう絵を入れずにはいられないわけねー。
とか思ったり。
姿を変えられた天使が、襲い来る人々に倒され、元の姿になって天に昇っていくシーンは美しかった♪

そして、雨が降り出し地から水が湧き出し、森の遥か向こうから大きな水の塊りがやってきます。
(このシーン、3.11で生中継された津波のシーンを思い出して、ちょっと怖かったです)

そして、地に残った全ての人々が水に飲みこまれてしまいます。

方舟の中で、イラが妊娠した事が判ります。勿論、セムの子供です。
セムが彼女の傷跡に口づけした時に、傷跡が治ったのだったかな?
そして、お腹の子に祝福を貰おうとセム、ノアの妻と共にノアの所に行きます。が。
イラの妊娠を知ったノアは烈しく怒ります。
「お腹の子が男の子であったら生かす。だが、女の子であったらただちに死なせる」と。
それから、セムとイラとノアの妻はセムとイラが方舟から逃げ出せるように筏を作り、食糧を摘みます。
そして、月満ちてもうすぐ産まれると言う頃に、セムとイラが筏で方舟を離れようとすると…
ノアが火矢で筏を燃やしてしまいます。

末の子ヤフェトが放ったカラスは足が綺麗なまま戻り、まだ何処にも地面が無い事を知らせます。
その後に放った鳩がオリーブの若葉を咥え戻ってきた時。
方舟は岩山にぶつかり止まる。←これがトルコと旧ソ連国境にある、アララト山です。

その頃、イラは出産していました。
産まれたのは女の子。その子を胸に抱いて泣くイラ。
そうするともう一人の子が。
産まれたのは双子の女の子でした。
双子の女の子を殺そうとするノアに、イラは「せめてこの子たちが泣きやむまで待って」と子守唄を歌います。
それは、かつて、ノアがイラに歌って聞かせた子守唄。
イラが抱く双子はいつしか泣きやみ静かに眠ります。
ノアは、静かに眠る赤子を見て、殺す事を止め、その額にキスします。

この時、イラの双子の抱き方がね、アイーダママがマーグとマーズを抱いている時と同じ抱き方だったの!!
片手に一人づつ抱きかかえてる状態。
私的には、ここが一番の萌えどころでございました←をいww
そうか、西洋的には双子と言うのはこうやって抱くのね。と。
しかもノアの方舟で描写されているのと同じ抱き方ってのは、
マーグとマーズの双子の神聖さと言うか、神格性を表現してるわけなのね…。
30年以上前のアニメなのに、細かい所の拘りがいちいち凄い!
このシーンを見られただけで、この映画を見て良かったと思った私ですw←をい

旧約聖書では、最初からセム、ハム、ヤフェトの3人に妻がいるのですが、
映画では妻をもったのはセムだけでした。
そしてハムは家族から離れ一人旅立ちます。

ノアが祭壇を作り、神に祈りを捧げると、空には虹の輪が何度も現れては消えます。
これによって、これから産まれてくる人間には神による祝福があたえられたことに。


しかし、神が人類の未来を祝福し、二度と大洪水のような事で滅ぼす事は無いと創世記に記されているのに、
終末論が無くならないのはどうしてなのでしょうねえ(苦笑)
そういう人は、神の祝福を受けられなかったのか、背いた人なのでしょうか?(苦笑)

聖書のノアと随分人格が違うノアでしたが、これはこれで良かったと思います。
だって、聖書そのままを描くのではなく、聖書を再解釈して作られた映画なのですから。

成長後のイラを演じたのはエマ・ワトソンでしたが、すっかりハリポタのハーマイオニーのイメージが払拭されてて、
ステキな女優さんになっていましたねえ。
最後のスタッフロールまで、エマワトソンだなんて気がつきませんでしたものwww←タダでさえ芸能人音痴

ポンペイにするかノアにするか迷ってノアにしましたが、ノアを観て良かったです。
でも、ポンペイも見たいのも事実w
SFも好きだけど、こういう神話や古代のお話しの映画も面白いですもん。

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