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管理人の趣味や日々のことを徒然に。宇宙戦艦ヤマト好きーが現在進行形。時々、六神合体ゴッドマーズ。ALの右オタも兼務

公立小学校の市内格差

2014-09-01 07:24:47 | Weblog
<異才発掘プロジェクト>できる子を支援 東大と日本財団 (毎日新聞 - 08月31日 15:14)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?share_from=view_news&media_id=2&from=twitter&id=3032329

以下、抜粋

 ◇突出した才能で学校になじめない子供10人公募

 東京大先端科学技術研究センターと日本財団が、突出した才能を持ちながら学校になじめない小中学生を支援し、社会をリードする人材に育て上げる「異才発掘プロジェクト」を始動させる。全国から約10人を公募で選び、一流の講師による授業を実施。教育界に風穴を開ける試みだ。

 プロジェクトは、知能が高すぎて授業をつまらないと感じたり、同級生や教師との会話が成り立たなかったりして、不登校になりがちな子をターゲットに、長所を伸ばす手助けをする。

 発明家のエジソンは学校になじめず自宅で母親が教えたといい、英米では突出した能力の持ち主を「ギフテッド」と呼び、特別な教育プログラムを提供するのが一般的という。一方、日本の特別支援教育には「できる」子に配慮したものがないのが実情だ。

 プロジェクト責任者の中邑賢龍(なかむら・けんりゅう)・同センター教授(人間支援工学)は「個性が強すぎて教育現場から締め出されてしまうような子にチャンスを与えたい。突出した能力が将来のイノベーションにつながる」と話す。

 カリキュラムは月1、2回ずつ、同センターの教授や、芸術、スポーツなど各界のトップランナーによる授業、農業や工作などの実習にも取り組んでもらう。

 年内にもスタートし、5年間の計画だ。

 参加受け付けは9月1~7日。原則小学3年~中学3年が対象。書類と面接で選抜する。授業料などは無料。問い合わせは同プロジェクトのメール(rocket@bfp.rcast.u-tokyo.ac.jp)へ。




突出した才能というのが何であるのか、イマイチ定義が掴めないところ。

私が小学校の時に経験した、公立小学校での教育格差を書いてみたいと思います。

我が家は両親が他所から出て来て、地元に実家が実家もなく、社宅に住んでいました。
その社宅から通っていた小学校は、元々地元に住んでいる子供や、近隣に新しく出来つつあった住宅の子供達が通っていました。
1学年3クラス、全校生徒数は600人ぐらいの中規模校でした。
ところがこの小学校、その当時居た教師の質が良かったのか、それとも子供達が良かったのか、学習のレベルも高く、音楽教育もしっかりしており、
更には理科教育の優秀校と言う事で「ソニー賞」なる物を受賞した事もありました。
綺麗な花壇も作り、フラワー・ボー・コンテストで賞を取った事も幾度か。

子供達も男女仲好く、休み時間には校庭でドッジボールをしたりでとても楽しかった。


小5の秋、隣の小学校の学区に両親が家を建てました。
本来ならば、引っ越してすぐに転校しなくてはいけないのですが、私が前の小学校が恋し過ぎて、1ヶ月半ほど越境通学していました。
中学になれば同じ中学になれるのですが、子供にとっての1年て結構大きくて。
そして、小5の3学期に新しい小学校へ転校。
クラスに入った途端、物凄くガッカリしました。
何て言うのかなあ。活気が無いというか、雰囲気が澱んでいるというか…。
正直「田舎臭い」って思ったんです。

前の小学校も新しい小学校も市の中心から離れていて似たような物なのに。

今にして思えば「知性的」な雰囲気の違いだったのでしょう。

新しい学校での授業内容もがっかり。
担任の男性教諭は話しは面白くないし、活発な意見も出ないし。
国語の教科書の音読も、間違いなく読める子が少ない…。
音楽の授業では、リコーダーで出せない音を「どうやって出すの?」と聞かれる始末。
図書館が全く充実していない。
鼓笛隊は辛うじてあったけど、トランペット鼓笛隊じゃない。

一番強烈だったのは休み時間。
男子は校庭でドッジボールするのだけど、女子は教室でお喋り。
(女子が何をお喋りしていたのかは全く関知せず)
私は前の学校のノリで男子と一緒にドッジボール。
すると、自然と男子と仲良くなりますよね。
男子と先に仲良くなって、男子と喋っていたら…

「今日から1週間、××君と喋らないで」

ポーン(  Д )⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒...。....。コロコロ
つまり、××君はクラスの女子の誰かの好きな子だから、私が気軽に喋っているのが赦せない。と言う事らしい。
(と、後に気がついた)

なに、このワイドショー的展開は。
最初は「(自分は転校生だし、まあ、大人しくしておくか)」とか思っていたのですが、それが段々とエスカレート。
喋らないで期間が長くなってきたりするんですよ。
いい加減、呆れてそんなの無視するようになりましたけどね。
おかげでこちらの小学校の仲良し女子は全く出来なかったww

中学に入った時はどれだけ嬉しかったか!
前の小学校で仲の良かった女の子とまた一緒に遊んだり、羽根が伸び放題w
おかげさまで小学校5・6年を過ごしたときは何故か成績がよろしく無かったのですが、中学入って大挽回。
(今思えば、転校先の小学校の教諭の思惑が色々あったんだろうなあ…)

高校は、転校後の小学校の子がほとんど来ない進学校に進む事ができました。

と、市内の隣接した学区の小学校でさえ、ここまで均質化できてなかったんですよ。
昔の話とは言え。
転校前の小学校では、ごくごく普通の児童だった私が、転校後の小学校では上記の記事ほどではないけれど、会話レベルやその他諸々が全く合わなくて浮いてる状態だったんです。教師の解釈に反論していたのも私だけだったし。
前の小学校に戻りたいと、親に泣いて頼んだ事もありました。その位、転校後の小学校は肌に合わなかったのです。

教師や児童が均質化されているべき小学校でもこの格差。
潜在的に上記の記事に当てはまる児童生徒はかなり居るのではないかと思います。
これは、国・県・地方自治体レベルでランク分けして、見合った所で学習できるのが理想的だと思います。

そして、これはテストの成績だけで見るのではなく、知能、知性、思考、発想力、そういった全体的な面で子供の才能を見てあげなければ、いずれ破綻すると思います。
如何に柔軟な運用ができるか。
期待したいと思います。

私は転校後の1年余り、本当に辛かった。
何故自分は廻りと違うのだろうって。
そんな小学生時代の黒歴史。
コメント
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