今日も地球は周ってる

管理人の趣味や日々のことを徒然に。宇宙戦艦ヤマト好きーが現在進行形。時々、六神合体ゴッドマーズ。ALの右オタも兼務

3DCGの根本的なお話し

2014-06-01 18:41:57 | アニメ
と、とーとつなタイトルですが。

今期アニメで、「シドニアの騎士」に嵌まっています。
個人的に好きなキーワードやエピソードやモチーフが多いので。
ストーリーは書くのが面倒なので(をい)各自でggって戴けますと幸いです。

ところで、この「シドニアの騎士」ですが、今期の1クールの地上波放映アニメです。
これを何故私が見て、今回のブログで取り上げたかと言いますと、

「3DCGで2D風アニメを作る」
と言う、面白い作風で作られているからです。


普通に3DCGと聞くと、戦闘シーンであったり、ロボットや宇宙船を描いたりする時に用いられる事が大半かと思います。

ところが、「シドニアの騎士」はキャラクターまで3DCGで作られています。
つまり、現在のアニメの主流である手描き部分がほとんど無い。と、言うことになります。

今までの日本で3DCGと言うと、ゲームではファイナルファンタジーシリーズや、アニメ(私の守備範囲)では昨年公開されたキャプテンハーロックのような、リアルタイプの物が多いかと思います。


前出:キャプテンハーロック 主人公、マヤ

こういうタイプのCGアニメの場合、背景や小道具は勿論CGで、キャラクターもCGです。
キャラクターの場合は正確に言えば、モーションキャプチャーと言う方法で、アクターの身体の要所要所にセンサーを取り付け、その動きを取り込みます。
そして、その動きに対して絵として見せる「テクスチャー」を貼っていくわけです。
髪の毛も勿論テクスチャーの一つで、動きに対して、どの部分の髪がどのように動くかを数値化して入力して動かしているわけですね。
アップの顔の表情は、恐らくは顔に幾つものセンサーを取り付け、細かい筋肉の動きをキャプチャーしていると思います。
そして、皮膚というテクスチャーを貼り付けて動かすのです。
衣装はアクターは身につけておらず、これは完全にCGとして作り上げることになります。
3Dで全方位からどのように見えるか、見え方に違和感が無いかを検討しながら形を作って動かします。
そしてやはり最終的に、服の生地感、キャラクターの動きに合わせた衣装の動きを作り出していきます。

背景も勿論、見えている部分だけでなくカメラ(観客の視点)に入らない部分も設定しています。
だから、基本的にはカメラの位置は好きなように決められるわけです。
ライティング(照明)も同様です。
手描きアニメだと、背景やキャラクターまで描き直さなければいけないことも、CGであれば、設定を変更するだけで可能になるのです。


こういうタイプのCGを3DCGと言うかと思いがちですが、ところがどっこい。
前出の「シドニアの騎士」がフルポリゴンの3DCGアニメだと小耳に挟みました。
(ポリゴンとは:wikipedia http://goo.gl/B6h02Q)
早速視聴開始



え?普通のアニメでしょ?って思われる方も多いかと思いますが、ところが、これもれっきとした3DCGなのです。

つまり、3DCGアニメと言うのは、今まで手で描いていた絵を、CGで立体構造物として作成し、それを動かして撮影するアニメの事なのです。
3D=3次元:描かれる対象物の素材が立体であること
と、言う意味です。

ですから、「シドニアの騎士」のキャラクターも背景も全て3Dでモデリングされています。それをあたかも2次元(平面)的に調節して制作しているわけなのです。

背景もキャラクターも3DCGならば…
カメラアングルも、照明の光源もキャラクターや背景の質感もその場でテクスチャーを変えれば思う通りにできます。
手描きアニメだと、一から描き直しになるところが…。

ロボットや宇宙船、戦闘シーンなどでCGは多用されてきましたが、キャラクターまでCGで2次元的に作り込み、且つ、地上波オンエアしたのは「シドニアの騎士」が初めてかと。

物語自体も充分に面白いのですが、フル3DCGアニメと言うことで、今期、私が注目している「シドニアの騎士でした。

これに触発されて、3DCGをやりたくなっちゃったんですよね。
仕事してた時にShadeと言う3Dソフトに触る機会が出来そうだったんですが、残念ながら無くなっちゃって。
CADを一度触った際に???になってしまったので果たしてどこまでやれるか判りませんが、
まずはフリーソフトを探してきて、簡単な事から始めようかと。
と、思った四十路後半の初夏でした(笑)

※オマケ
「シドニアの騎士」で、ワタクシ一番推しのキャラ。
ヒ山ララァさんです(笑)

「ララァ」と、下の名前で呼ばれると野生化しますwww

※もひとつオマケ
「シドニアの騎士」監督、静野氏インタビュー http://www.anisomnia.jp/special/30/