穏やかでとても繊細な昼下がり。この頃ひどく繊細だ。
ひとりでいる時間が増えたからかもしれない。言葉を発しないと
こんなにも静かなのか。特に悲壮もないのでひどく落ち着いている。
あまり食べる気もおきないので心配したが、まあまあ回復してきたので
安心だ。沢山食べることと楽しいことは同義である。陽気な明るさでは
なく穏やかな陽だまりだ。
データを見ていたらふと目に留まった。観覧車の画像だ。
観覧車のうしろにはどこまでも広がる青だ。私はデスクトップに
設定した。観覧車。浮かぶのはあの時の彼の様子、台詞、そして
穏やかで大切な時間。外を見て小さくなってる彼の様子が浮かんでくる。
下降するその中で彼は一体何を思ったのだろう?
観覧車を見るたび彼を思いだせる。彼は観覧車に乗るのは初めてだと言ってた。
楽しかったと社交辞令でも言ってくれた。彼も観覧車を見るたびに私を
思い出すとこがあるのだろうか。
私は私にできることを精一杯前進するだけだ。立ち止まる時間はない。
彼を思って胸がきしむことが私の足を止めるのではなく進む勇気をくれる
と思えるように。進んで進んでもっと分かり合える日がくるように。
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