桜舞う季節をおもって

どこにいるかも知れぬ身の上は同じこと。なんでも楽しもうとする気質は本当に好きなあの人そのもので。

また私の目の前に現れてくれたのか。

今出会ってちょうど２年になるけど。
仕事を通して出会ったあなたは溌剌として、意識も高く最高の仕事仲間で。

いてくれるだけでいいって。役に立てるだけで力になれるならばって。
そう、私心入れずにフラットにあなたを見つめ続けていた。

あなたになにかしてもらおうだなんておごがましくて。

みていることしかできないのなら、
もう恋とさえ呼ばないのかもしれないのだけど。

あなたを本気で支えたいと愛したことを後悔だけはしないのだと誓える。

この気持ちを知ったならば驚くだろうか、冗談だと思うだろうか。

期待などしないのだから。

お願い、夢で会えるだけで許してほしい。

王様再び

いつも最初に惹かれるのは穏やかで控えめで笑顔が優しい君だった。
だけど、最後に結局惹かれ合うのは快活で大胆で無敵で明るく笑顔が絶えない自信に溢れた人だった。

その日は久しぶりにあなたの夢をみた。

そして金曜日の午前中にあなたから電話があった。

電話をしたのは8月振りのことであった。

あなたは出会った頃の