君を

あの細い儚げな身体で多くのものを背負っているのだ。勝ち気で快活、才気ばしるその知性で幾度となく切り抜ける局面、圧巻の勝負強さ。
いつも頼るようになり、相談し乗り越えてきた。

知るようになってから、本当はとても緊張したり繊細でそんなところも深く愛するようになった。
あなたをまもりたいと思った。
少しでも重荷を減らせたら、願わくば背負えたら。
あなたの笑顔をあなたのことを。

お願いだからどうか叶って。
誰よりも優しく抱きしめるから、いつも頑張るけなげで勝ち気な愛しい人。

After...

さて想いが通じ合ったら何をしようか？
そんなことを楽しく描こうじゃないか。

時間を気にせず笑いあっておしゃべりして触れるか触れないかの距離ももう気にしなくてよくて。
触れたいのだ。その飾りみたいな美しい手の上に包むようにかさねたい。
細い腰を抱き寄せてささやくようにお話したいよ。

あなたの気にしてる髪の毛のくせも目を閉じさせてゆっくり撫でてみたい。

その距離が恋仲しか許されないのだとしたら、早く僕に傾いて預けておくれ。

あなたのなにが今までのこんなにまで違うのかわからないままで。
私が変わってしまったのかもしれないのだけど。

前の方がきままでよかっただなんて、
そんなダサいこと思わせないでな。

僕はきっと君が知っているよりずっと強くて慣れっこだからさ。
軽く越えていけるのにね。

貝殻を集めて

夜の浜辺の砂の中のキラキラひかる松の葉を見つけた。

たくさんの過ぎ去った男達が別れのために私のために流した涙を痛みを集めて抱いて生きていこう。

ひとりひとりが無責任に気のままにする行動や言葉を叩き壊して

切実に

何かを切実に思うことは祈ることにも似ている。『そうであったらいいな』とか『いつかまた』とかでは言い表せない。そしてそれを現実のものとするためにはいつも『分析』や『交渉』『努力』ありとあらゆる自分にできる全てをかけて叶えてきた。

努力は全て報われなければならない。
報われないのであればそれは努力ですらないのだ。努力にも満たなかった自己満足の塊でしかない。

だけど個々が持つ感じ方や考えだけは、その人の自由であっていい。
自由でなければならない。
どんな人だって意図的に作為的に相手に強いてはならないのだから。

この私の感じている思いがあなたも同じように思っているとしたら。

そう、どうか思っていてくれと願うのだ。