心を紡ぐようにはたを織るように。
ずっとそうやってひとつひとつ信頼を築いて、常に相手を知りたいと思い、少しでも力になりたい、哀しみを癒したい、喜びを分かち合い共に目指していきたい。そう思ってずっと仕事してきた。だからそうやって大切に大切にしてきた取引先の大切なパートナーたちとの別れは耐え難いものだった。
最後の最後のまで、また離れてからも応援し続ける。それが私の営業としての生きる道、やりかたなのだ。
押し付けるでもなく、思い通りにしようとするのでもなく、まず本当に相手を知る、向き合い耳をかたむける。
受け止めて理解しようと決めつけずに努力し続ける。
まさに魂をかけて向き合ってきた絆だから、時間を重ねてきたから。
今本当になんかぽっかりして燃え尽きてしまった。新しい部署でがんばらにゃいけんのだが、またまたこれも違うスキルですから、心と心の交流とはちょっと違うのだ。
どれだけ愛をささげ愛に生き、愛に囲まれてきたのだろうか。たくさんの愛に恵まれて励ましあって、忙しい地獄のなかでも戦ってこれた。
みんながいたから、いてくれたから。
いいようのない虚無感とうすら寒い表面だけの恋愛ごっこはうんざりだ。
真剣に恋愛なんて言ってるけど、真剣になればなるほど自分本意になってるよね?押し付けてるよね?
真剣ということはこうしたいという意見を実現させたいという願望があること。そのなかには相手を知る動機は自分の意見に合ってるかどうかしかない。そんな茶番要らない。
安い夢に人を巻き込むくらいならずっとひとりでいた方がいい。
私の本当にほしいものがはっきりわかった。ありがとう。