舞姫

いなくなってその大きさを知ることは知っていたのにやはり辛い。
突然消えてしまったように途絶えた便り。

毎週のように顔を合わせていた。
一緒にいることでこんなにも支えられていることを知った。

またいない生活に戻っただけだ。
いなくてもまわっている。
だけど何回も思い出す、いてほしいと願う、会いたいとおもう。
返らなくなったメールも何日でも待つ。
僕はどんなに平気を装ったって納得していない。
また帰ってこれるように迎えられるように頑張るしかないから。

鎖のように繋がっていて何度も何度も引っ張られる。
おかしくなりそうだ。埋められない埋まらない、渇いて渇いて仕方ない。

やりどころのない、やるせなさを忘れようと苦しくなる。

こんなにやわじゃなかったのになんだかとても落ち着かないのだ。